一人のクライエントの訴えから
動き出す心療内科医。
推理小説としては、ゆるいかもしれない…。
でも、私は好きだな。
登場人物みんなに”こころ”がある感じ。
今の社会の問題にもふれている。
最後に、慶太郎の言葉が出てきます。
この言葉で、この話の内容を忘れてしまったくらい(^^ゞ
「人の不幸をお金にして、私腹を肥やそうなんて、これっぱっちも考えてません。
そんなことをすると必ずバチが当たると信じてますから」
~本文より~
もう一つ、こんなことも
「もし自分に価値があるとすれば、目の前の悩む人に寄り添い、
その人に応じたやり方で、何があっても励ます医師として生きたときだ」
~本文より~
還暦目前で、これからどうやって生きていこうか
考えることが増えました。
私は医者でもなくて
なんの取り柄もありません。
でも、
何かできるといいな
そんなことをぼんやりと考えています。
鏑木蓮さん、
優しい方だったんだろうな。
シリーズ、続いてほしかった( ノД`)シクシク…