ふと考える時がある。
冬の超寒い夜、昔住んでいたマンションのベランダからカニ道楽の動くカニの灯り見ながら。
子供の頃に父から教えてもらって、もう教えてもらえないギター見ながら。
川の向こうにライトアップされたお城みながら。
そんな時は決まって寂しい時、自信がない時。
でも、警察官の時はあまりそんな気持ちにならなかった。
たとえ寂しい気持ちになっても、それよりも遥かに大きい責任や重圧の中で、もがき、苦しみ一人前の警察官になろうと必死だった。
自由が無い環境の中でも一所懸命になって時の流れがとても早く、夢中で駆け抜けていく感じだった。
そうして、僕は気が付いた。自分が一番輝ける場所は一所懸命になれる場所だと。
なにも警察に限った事じゃない。今も法曹に向かって一所懸命になれるステージがある。
僕はまだ一所懸命になりきれていないのかもしれない。
思えば警察官試験の時、自分の長所に『何事にも全力で一所懸命に取り組む所』と書いた。
初心に戻ろう。
大検を取って失うものが何もなかったあの頃の気持ちに戻ろう。
警察学校で学んだ、楽しい休日のオフから学校の門をくぐって死んだ気持ちで地獄のようなオンへの切り替え!
方向転換、やり方転換、なんだっていい!
どうするべきか、自分の頭で考え、そして行動するだけ。
自分の良心を裏切らず一所懸命に行動すれば、絶対にどこかで誰かが見てくれている。独りなんかじゃない。
困難な道のりで歩みを止めてしまうと、動けなくなってしまう。だから歩みは止めない。
たとえ、その先に道が見えなくても、作ればいいだけ。夢中で進めば、後には新たな道ができる。
