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ジャカルタの空港内にあるケンタッキーフライドチキンでセットを頼むと、おにぎりがついてくる事実は、あまり知られていない。


それは小さなおにぎりが、遠慮がちに添えられているのだった。


食べると、これがまたインドネシア人の握手のように、ふんわりと握られているのだ。 日本文化なら もっとギュッと握ってこんかい!!と叱り飛ばしたくなるような、軟弱さなのだ。


インドネシア人の握手は、まるでシャボン玉でも包むかのような弱さで行うことが多い。それは、がっしりと握る米国人と全く異なる。



以前、英語がつたないにもかかわらず、日米の土木技術者の通訳をやらされ続けたことがある。頑固な2人がやり方でもどちらも通訳係の私を見ながら怒鳴りまくる日々が続いた。 ひげを蓄えた米国側技師、ストフコはやせて神経質だった。


 対する、日本側も頑固で頑固で。名字が 大和 というのだから筋金入り。私に向かって怒らないでください、と私は叫んでは水入りタイムを作る日々だった。


 かれこれ1カ月以上続いたとき、両者の意見がばっちりとあった。ストフコが、ゆっくりと大和氏に歩み寄り、似合わない笑みを浮かべて、右手を差し出した。 私は貴兄の意見に100%同意見だ。 小柄な大和氏は、右手を顔のあたりまで持ち上げて、握り返した。がっしりと。

 もう私は涙でボロボロ。


 こういうシーンに、インドネシア式の綿かシャボン玉を握るかのふんわり握りではいけない。

 まったく論理的ではないが、おにぎりもふんわり握りではいけない。