前回の件から大殺界でも無いのに、「闇の時代」に突入です。「闇の時代」と言っても優しい人との出逢いも有ります。例えるなら、「暗闇の中で足元を照らす美しい花」

この人達に支えられ、暗闇の中でもなんとか前に進むのです。

それはもう、ちょっとした大河ドラマが出来る位の壮大な物語のスタートです(私的に…)

引っ越す度に、隣人に覗かれたり、帰りを待ち伏せされ、電車に乗れば知らない男性に付き纏われる。近くにミニカ女性がいるのに、何故か奴らは私を選んで付きまといます。(普通、若い子に行くよね)

こんな毎日にウンザリして叔母に愚痴を言ってしまいました。

「お祓いに行こう。仕事が接客業だからきっとお客様から何か悪い物を貰っちゃたんだね。取れたら良くなるから。」と励まされ、お祓いに行く事になりました。

そこは一般的な神社とは少し違っていて、「大先生」と言われる人が代々跡取りになるそうでした。

「人助けでやってるからお金は、その人の払えるだけで良い」と言われ、安心して行く事にしました。

本堂に入り長い廊下を歩いて和室の手前の廊下で待ちました。もう既に1組の夫婦か待っていました。

中は10組入れて、1組終ると1組入るシステムのようでした。

私の順番で長いに入ると仕切りが無く、相談内容が待ってる10組に筒抜けです。

呼ばれたら「大先生」の隣に行って相談するのですが、待ってる人と1メートル位の距離で話すのですから。

子供の非行で悩む両親。
癌を切り返してしまう人。
ご主人の両親とのトラブルなど。

それぞれの悩みを聞いてしまう訳です。当然私も聞かれてしまう訳で…。

帰りたいと思いましたが、心配して一緒に来てくれた叔母に帰りたいとは言えず、順番を待ちました。

そして、私の番になり

「なんで来た?」と聞かれ。

「引っ越しても、引っ越しても隣人トラブルに合うし、電車に乗る度に知らない男性に付き纏われて困っています。」と話すと。

「お前結婚してるか」と聞かれ
「してません。」と答えると。

「やっぱりな、お前は自分をキャリア・ウーマンだと勘違いして結婚しないから神様の罰が当たってるんだ。良いか!女ってのはな、昔から子供を産んで育てるのが仕事で、男に守って貰って生きれば良いの、仕事なんてパートで良いんだよ。大して仕事も出来ないクセに、俺はお前みたいな結婚しない勘違い女が一番嫌いなんだよ。こんな所来る暇合ったら結婚相談所行けよ。」と、大声で言われました。

チーン♪ですよ。

「どうする?御札でも、御守りでも好きなの作るぞ。」と言われましたが。

「要りません!」と答えました。
当然そう答えますよね。

そして三方の上の半紙に、袋に入れず皆そのままお金を置いていたので、私は5000円払いました。本当は1円も払いたく無かったけど1000円だと負けた気がして見栄を張りました。

心の中で「2度と来ねーよ!」と叫びました。



私が何も話さないので、叔母が心配して「あの良い方は、無いよね。あの人は男にしても無神経だね、前の大先生は女性で神通力が有る凄い人たったらしいよ」と……。

「私も神通力の人が良かったのに……。」残念でした。