すっかり秋めいてきた NYC です。

↑先日買い物に行ったら、

以前に写真を載せた図書館に John Coltrane の垂れ幕を発見。” Treasures “ ということなのでアメリカの宝なんだなぁと思い帰宅。

あとでわかりましたがこの日 9/23 は

John Coltrane の誕生日そして秋分の日でした。( 今日 10/10 は Thelonious Monk の誕生日だから垂れ幕出てたのかなぁ?? )

Coltrane の代表曲の一つの “ Equinox “ は「春分、秋分」の意味なので、ほぅ〜と勝手に感心してしまいました…



つい最近アメリカ生活で初めてキリスト教の教会で演奏しました ( クリスチャンではありませんが 、初の自宅から徒歩でいける仕事!) 。この国にいるミュージシャンにとっては外国人も含めて割とポピュラーな仕事なんですが、実は未体験でした。

最初は赤ちゃんの洗礼のお祝いパーティー。洗礼は英語で “ Baptism “ 。

レオナルド・ダ・ビンチの作品に「洗礼者ヨハネ」がありますが英語だと

 “ John the Baptist “ 。日本語の本だと「ヨハネ」ですが「ジョン」なんですね。有名なローマ法王「ヨハネ・パウロ2世」も

 “ John Paul II “ なんで「ジョン・ポール」でビートルズみたいですね笑。

世界史で習う、ヨーロッパで宗教改革の口火を切った「マルチン・ルター」は

 “ Martin Luther “ 英語読みで初めてあの

「マーティン・ルーサー・キング Jr. 牧師」の名前だったんだとわかりました。

そういやダビンチと並ぶ巨匠ミケランジェロは

「マイケルァンジェロ」みたいな発音なので、聞いたときには新人R&B歌手かなんかかと思いました笑笑



当たり前ですが、

アメリカの都市には教会がたくさんあり石やレンガ作りの古い建築が普通に見られます。なかには「元教会」の建物の再利用も多く、レストラン、バーや服屋さんなんかにもなったりします。

↓初めて NY に来たときのブログ。オーナーのヨハネならぬジョンにはずっとお世話になりました。


『ニューヨーク記』楽しい楽しい、NewYorkの旅から帰ってまいりました!!いまだ興奮さめやらず、とにかくまた行きたいですねー。なかでも感動だったのが、ドラマーLouisHay…リンクameblo.jp



↓これは銀行と書いてあったんですが、明らかにもともと教会っぽいですね。


この建物の真向かいが有名な老舗ステーキ屋の

“ Peter Luger “ です。どうやら日本に支店を出したようですね。ちなみにやはり有名な 

“ Wolfgang’s Steakhouse “ もここの暖簾分け (?) らしいです。


↑しかしなぜこの妖しいライティング??

バットマンが現れそうですね笑笑。

そういえばバットマンがいるという

“ Gotham City “ はもともと “ Big Apple “ と並ぶニューヨークの愛称なんですね。今はどちらも死語っぽいですが、、、試しに Gotham City でマップ検索したら最初に New York が出ました!





↑今日演奏した教会。なんとカリビアンの楽器スティールパンが常設!

実は昨日初めて教会内部で演奏したんですが、それがまさかのお葬式。前もって「どんな曲やるの?」とリーダーにきくも「大丈夫、大丈夫」笑、でそのまま演奏。

ほぼ全曲その場で “ Gospel beat “ “ Calypso “ “ Boogie Woogie “ 三本指をたてて「三拍子」笑などだけの情報で演奏。

最後にしっとりとバラードののち同じメロディのまま明るく軽快なリズムになり行進しながら出棺、という New Orleans style でした。。。

全部ぶっつけ!そういえば最後の曲で牧師さんが僕にしきりに目配せしてたのは、ビートを変えろ ( Second Line といいます ) という意味だったのか!反応遅くてごめんなさい🙏


今朝、通常の日曜礼拝の演奏に行ったら

「おはよう、昨日とってもいい音だったよ!」

とりあえず一安心。。。

こちらは礼拝後、100歳の誕生日を迎えた信者のおじいちゃんのお祝い。自宅ベッド上の birthday boy と zoom でネット中継。

この辺は2021年ですねー!!


仕事後ピアニストがボソリと

「赤ん坊が生まれて年をとりやがて人生の最後を迎える、オレたちはいつでも演奏するんだ」


いやーカッコいいね〜、オッチャン❗️❗️

前投稿で書いた

Marcus Garvey Park という公園で1969年

Woodstock の伝説的なロックフェスティバルと同じ年に、

Black Music の一大フェスティバルが行われた様子が “ Summer of Soul “ という映画で公開されましたね。出演者が

Stevie Wonder, Nina Simone, 

Sly & The Family Stone, Mahalia Jackson, The 5th Dimension, B.B. King ... などなど驚くべき名前ばかりです。

SUMMER OF SOUL | Official Trailer | In Theaters and on Hulu July 2In his acclaimed debut as a filmmaker, Ahmir “Questlove” Thompson presents a powerful and transporting documentary—part music film, part historical record cr...リンクm.youtube.com


当時の様子は今はなかなかうかがえませんが、

Harlem 地域は元来高級住宅地として開発されたらしく、今も古くて立派な建築が数多く残っています。

この公園の向かいにある以前演奏した Harlem 観光ツアー(?) の建物もゴージャスでしたね!↓




先日もこのすぐ近所の Spanish Harlem という地域で演奏しましたが、こちらはぐっとラテン色が強くなります。

大通り沿いのレコード屋兼服屋(?) みたいな店。大音量で Salsa & Cuban 音楽が流れる店先でカセットテープ投げ売り!↓



この辺の雑多な雰囲気は東京でいえば完全に

御徒町です。アメ横的な高架下の商店街あるし!

そういえば Harlem の目抜き通りの 125th street は前から上野広小路っぽいと思っていたので、

Billie Holiday, Sammy Davis Jr., Stevie Wonder, Aretha Franklin などを排出した Apollo Theater も寄席っぽいのかもしれませんね!?笑




↑ここは Harlem でも北西部 145th 辺りです。ずっと共演しているギタリストの自宅兼スタジオが近くにあり、何度も通るたびにこの立派なアパートが気になっていました。Led Zeppelin のアルバム “ Physical Graffiti “ のカバーに似てるなと思いそれをツイートしたら、その絵(写真?) の本物の建物を教えて下さった方がいました↓



これ、前投稿の Tompkins Square Park のすぐそばでした笑。周辺には日本食レストランや居酒屋がある地域です。



さて Manhattan だけでなく Queens やずっと住んでいる Brooklyn もいろいろあります。



↑以前演奏した Brooklyn 最新開発地域からの Manhattan 。

これは「豊洲のタワーマンション」みたいな感じかなぁ…?

今住んでいるところは江古田から中野辺り、その前に住んでた南部は葛西かな…?

Brooklyn もいろいろです。



Queens の最深部。JFK 空港もほど近い

Jamaica という地域にあるお店での 2018年の演奏。↓

Bruce Edwards Trio - I've Never Been in Love BeforeBruce Edwards Trio live at the Jackson room in Queens, NY. With: Ben Seawell, Bass Daisuke Konno, Drumsリンクvimeo.com

多分ステージ上のベーシストと僕以外ほぼ全員アフリカ系の人々の店内。地名からしてもともとジャマイカ移民が多いのかな??ここに行くまでのバスの中もそんな感じでした。家から2時間以上かかった!



そして 2021年の映像。36:30 と 43:30 あたりに3曲出演しております。↓

Keeping De Kulcha Alive Pt. 1Keeping De Kulcha Alive Pt. 1Keeping De Kulcha Alive is a program dedicated to presenting Past and PresentPerformances.リンクm.youtube.com

こちらは Brooklyn の割とご近所さんの演奏です。
映像全体で唯一のアジア人だと思われます笑。
Piano の Frankie McIntosh は Calypso, Gospel & Reggae の名手です!

よくニューヨークのことを人種の坩堝 ( Melting pot ) といったりします。

「いや人種は様々だが溶け合わないで雑居しているからサラダボール ( Salad bowl ) だ」なんて意見もありなんともいえませんが、個人的には

「ごった煮」だと思っています。

溶け合わないがバラバラでもなく混ざり合っている。


いろんな地域がありますが、、、




↑こちらはマンハッタン島南東の East Village 。

Avenue というのは島を南北に走る通りで、ハドソン川沿いの西はしから 10, 9, 8,,,,, 2, 1 と続きなぜか A, B, C と続いて East river にいたります。いや、順番が変!

この Avenue B の近くに伝説のアルトサックス奏者 Charlie Parker が住んでいたので

“ Charles Parker Place “ という別名がついています。

この辺りはかつては非常に治安のよろしくない地域だったそうですが、近年は開発が進みむしろお洒落な店が増えつつあります。この Ave B 沿いの Tompkin Square Park という公園で毎年8月に “ Charlie Parker Jazz Festival “  という無料コンサートがひらかれて、いまだにかなりファンキーな雰囲気が残るさほど大きくもない公園が、この日だけは人で溢れます。

僕も Lou Donaldson, Joshua Redman, Jack DeJohnette, Dave Holland などの素晴らしい演奏を体験したイベントです。

毎年この Tompkins とハーレムにある Marcus Garvey Park の2カ所でこのフェスティバルがあるのですが、今年は諸事情を鑑み狭いTompkins では開催されなかったようです。

ちなみにハーレムの方の公園は今年公開された “ Summer of Soul “ という音楽映画の舞台です。



↑Charles Parker Place 沿いの歩道。誰かコンクリートが乾かないうちにイタズラがきしたようですが、なんとなく Keith Haring の作品っぽくない? ( 同意は求めていません笑 ) 

そういえば



↑Central Park 付近とか、




↑Brooklyn でも「ぽい」模様を見ました。なんか名前のある様式なんですかね?


この辺りは Brooklyn でも Williamsburg と呼ばれる地域で、 Manhattan 南東から East River の対岸にあたります。隅田川挟んで浅草橋と両国みたいな感じです。ただこのあたりは Brooklyn でも指折りのお洒落スポットでどちらかというと中目黒や代官山かな?笑

East River には河口から Brooklyn Bridge, Manhattan Bridge そして Williamsburg Bridge と橋が続いており、微妙に隅田川 & 総武線感がありますが笑、

この Williamsburg Bridge が巨匠テナーサックス奏者 Sonny Rollins がその絶頂期に突如隠棲して練習に明け暮れた場所なのです。

その当時彼が住んでいたアパートが Manhattan 側にあったのですが、残念ながら2015年に再開発で取り壊されて一帯はショッピングモールになってしまったとか…

僕もその直前に行き記念に一枚撮りました。多分人生一痩せていたとき笑↓



上記の橋はどれも有名で検索すれば簡単に写真はいっぱい見つかりますので、

数年前に地下鉄駅で見つけた路線図上の小さなイタズラを。↓