ロック少年の頃からの憧れのギターでしたが当然買えなくて、社会人になって12年ぐらい前に手に入れたオベイション。これでレッド・ツェッペリンのアコースティック音楽をやりたかったのですが、押尾コータローさんとアコギインストの世界を知ってからはあまり弾かなくなった、かわいそうなオベイションです。

でもやはりエレキ並みの細さと22フレットまであるネックは演奏しやすいです。ただもともとエレアコとして開発されたものなので、アンプを通さずに弾くとやはり迫力無いです。特に僕のモデルは、Eliteというもっとも薄いボディなので、立って弾く場合の弾きやすさは抜群ですが、ボディが小さい分、音量もそれなりです。座って弾くとFRPのボディがずるずるとずれて弾きづらいです・・。

押尾さんの曲でも、ロック系のカバー曲なら意外と相性がいいかも・・・ということで、大沢誉志幸さんの名曲「そして僕は途方に暮れる」の押尾バージョンを弾いてみました。





押尾バージョンのオリジナルは、CGDGBDの全弦半音上げでCapo3ですが、「First Love」とか先日アップした「Christmas Rose」CGDGBDなので、同じチューニングでCapo4で演奏しています。

ネイルアタックで刻むリズムが気持ちのいい曲ですが、テンポのいい曲はつい走りがちになって演奏が雑になってしまいます。後半の、オリジナルで言うと、「あの頃の君の笑顔で この部屋は満たされていく 窓を曇らせたのは なぜ」の部分が練習不足で正確に弾けてないですね~。すいません。


ところで、この曲の詞、なんかいい感じやなあとあらためて思って誰なんやろと調べたら、銀色夏生なんですね。
学生のときにお互い確かに好きだったのにきちんとつきあうことはなかった彼女から、僕が社会人になって離れ離れになるときに贈られた詩集が「微笑みながら消えていく」という本でした。美しい写真と何気ない言葉の本でしたが、タイトルが今考えると、ちょっと意味深やなあ。

愛娘とサッカー<ガンバ大阪>と建築と音楽と・・・



曲もいいですが詞もいいので載せます。



「そして僕は途方に暮れる」 歌:大沢誉志幸/詞:銀色夏生/曲:大沢誉志幸

見慣れない服を着た 君が今出て行った
髪型を整え テーブルの上もそのままに
ひとつ残らず君を 悲しませないものを
君の世界のすべてに すればいい
そして僕は 途方に暮れる

ふざけあったあのリムジン 遠くなる君の手で
やさしくなれずに 離れられずに 思いが残る
もうすぐ雨のハイウェイ 輝いた季節は
君の瞳に何をうつすのか
そして僕は 途方に暮れる

あの頃の君の笑顔で この部屋は満たされていく
窓を曇らせたのは なぜ?

君の選んだことだから きっと大丈夫さ
君が心に決めたことだから
そして僕は途方に暮れる

見慣れない服を着た 君が今出て行った








この曲をリアルタイムで聴いていたほとんどの人は、曲や詞よりも、「カップヌードル」だろうな~