2010 J-League Div.1 第8節
G大阪 2 - 0 FC東京
(勝点10) (勝点15)
遠藤とルーカス。この二人がいるいないで、こんなにも違う?っていうくらい前半と後半は違うチームになりました。それにしても二人以外のメンバー、逆にちょっと情けないぞ。
ガンバ系ブロガーの方は、前半のガンバを見てとにかく悲観的になったようですが、僕の場合は逆に落ち着いて見ることが出来ました。過去のシーズンで突然勝てなくなったときのガンバを見るよりずっと心安らかでしたね。
だって、3バックで、攻めてんのはフタと宇佐美と大塚で、スピードの無いCB3人ですよ。そりゃやられますがな。押されるのはわかってましたので、想定内ってことで心安らかでした。
もうひとつ心安らかに観られた理由・・・、それは藤ヶ谷の存在。もう、あたりまくりでちょっと恐いぐらい。
遠藤とルーカス。この二人はとにかくミスが少ない。簡単に後ろに下げない。相手もうかつに飛び込めない。大塚や武井は目を皿にして二人を見つめたはず。でもこの二人はなかなかお手本にはしづらいんじゃないかなあ。ルーカスはブラジル人独特のものがあるし、遠藤もやはり間合いの取り方とかメンタル面はちょっとマネできないでしょう。倉田はけっこう近いものがあると思ったんだけど、現在千葉でウイングとしてブレイク中ですね。
とにかくこんないいお手本が近くにあるんだから、ヤングガンバの面々は何かひとつでも学んで自分の個性と融合して欲しいです。
星原がついにデビューしましたね。いいFWいるじゃないですか。
平井、宇佐美、大塚、星原のユース組に、ルーカスとJJ (それと度々)でFWは十分でしょう。
どうみてもガンバの補強ポイントは、CB。もうみんな遅すぎます。
スピードのあるCBを補強して欲しい。菅沼はスピードあるんかな。まあ世界的に見ても、スピードと高さを兼ね備えたCBってそういないだろうけど(トゥーリオも遅いしね。攻めから戻るときはジョギングだし。)、クラブW杯に出てくる南米の無名のCBとかいい選手がいたけどね。
フロントさん、ぜひよろしくです。
採点です。
(SA・・・素晴らしい!! A・・・よくできました B・・・ふつうです C・・・もう少しがんばりましょう D・・・もっと努力が必要です E・・・目を覆いたくなるプレーでした)
藤ヶ谷 : A (今日の結果、ある意味キーパーの差とも言えます。ホント、どうしちゃったんでしょう。)
中澤 : C (クサビのパスがことごとく失敗。相手FWにも走り負けてました。東京の外国人FWがアホなヒールのシュートを狙ったおかげで助かりましたが完全に置いていかれてました。)
山口 : B (守備陣をなんとかまとめて踏みとどまる。)
高木 : C (こいつもスピードがない。平山に負けるなよ。)
加地 : A (日本最高の右SBは加地か長友か。守備は加地、攻撃は長友でした。)
安田 : D (長友に完敗。プラス石川でもうボロボロ。左CBが高木なら同情の余地はありますが。でもルーカスの得点は、安田がスペースに走って長友を引きつけたからとも言える。なのでEじゃないよ。)
明神 : B (惜しかったね。ついてないですね。だけどだんだん戻ってきている感じです。)
武井 : C (君を遠藤と比べようとは思いません。君は君のミッションに忠実だった。トライせず安全なところにのみパス。それでいいと思いますよ。)
二川 : A (前半は孤軍奮闘。後半はフリーでボールを受けカウンター攻撃を繰り出した。)
宇佐美 : A (リーグ戦初ゴールおめでとう!!すぐに立ち上がって落ち着いてごっつぁんゴール。次は華麗なドリブルシュートを期待します。君ならできる!)
大塚 : C (今日は消えてましたね。)
遠藤 : A (これぞ代表のエース。格の違いを見せ付けました。遠藤>(長友+平山+石川+徳永+今野)。)
ルーカス : SA (文句なしです。ブレ球ミドル、安定したポストプレー、確実なキープ。遠藤と二人、次元が違う。)
星原 : A (普通は採点なしだけど、なんか期待できるプレーだったのでAです。スピードありますね。相手ファウルになった場面は流して欲しかった。完全に抜けてましたから。ガンバTVに出演してたときはなんか子供みたいだったけど、けっこうがっちりした体格で当たり負けしてませんでした。)
西野監督 : A (星原を使ったのでそれだけでAです。遠藤とルーカスを入れるタイミングは、途中よりも後半頭という判断も○。流れができているところに入って流れを変えるのはしんどいですから。)
さて火曜日はACLグループリーグ1位抜けをかけての試合。苦しいスケジュールですがここを乗り越えて若い選手はたくましく成長します。
宇佐美、大塚、星原(遠征メンバー?)、横谷、菅沼にめっちゃ期待します。がんばれ!