2010 J-League Div.1 第7節
G大阪 1 - 1 清水
(勝点7・12位) (勝点15・2位)
西野監督のインタビューにもありましたが、まあ現状では精一杯なんでしょうね。
勝点1をよく拾えましたよ、ほんとに。
まあ途中まで、もしかしたら・・・・と思わないではなかったけど、結果は幸運だったと思います。怪我人の復帰、宇佐美や大塚が覚醒するまで、何とか粘るしかないですね。
それにしても、某スポーツ紙によると、元・名古屋のダヴィが給与未払いがらみでJ復帰を希望しており、ガンバフロントも調査しているとのこと・・・。
いらないと思います。(レアンドロなら復帰して欲しいけど・・・)
もう、今シーズンは、ガンバの新世代を構築するシーズンでいいんじゃないかな、と思い始めました。いや、リーグ優勝あきらめているわけじゃないですよ。ACLはまだ十分可能性があるし。でも、実績のあるブラジル人FWが期待通りの活躍をするより、平井・宇佐美・大塚たちが、目に見えて成長し覚醒する姿を見るほうがよほどワクワクします。
さて、清水戦。相手は目下負けなしの首位。現時点で格上です。西野監督もそれをしっかり認めたうえで選手を送り出しました。
(余談ですが、代表の岡田監督も、アジア最終予選を突破したあとは、世界は格上であることをさっさと認めればよかったのに。この土壇場で泣き言。発言ぶれぶれ。どうしたいのかよくわかりませんなあ。)
スタメンは以下の通り。
宇佐美 大塚
二川
安田 武井 明神 加地
高木 山口 中澤
藤ヶ谷
ACLの水原三星戦と同じです。
前半はよかったですね。宇佐美は積極的にシュートを狙い、大塚もよく裏を狙っていました。安田、加地の両翼も守備から入りながらも、5バックになって中盤を支配されて押し込まれないように、がんばって押し上げていました。
そして、プレゼントのようなPK。西野監督によると、誰も蹴りたがらない中、明神が名乗り出たようですね。西野監督がキッカーに指名したかったのは違う選手のようですが・・・。誰でしょうか?やっぱ、フタですかね。
ただ、たぶん、ガンバサポはみんなびっくりしたんじゃないでしょうか。ええ~~~マジ、明神?!みたいな。しかし、素晴らしいPKを決めてくれました。
後半は体力も落ち、清水がギアを上げてきたことで、安田・加地の両翼がほぼ最終ラインに吸収されてしまい、清水の選手達を中盤でフリーにプレーさせてしまいました。当然、こぼれダマは拾えず波状攻撃を許すことに。もともと守備の文化がほとんどないガンバにとっては酷な状態でした。
62分 大塚OUTチョ・ジェジンIN。
JJ
宇佐美 二川
安田 武井 明神 加地
高木 山口 中澤
藤ヶ谷
JJワントップで宇佐美とフタの2シャドー。広島みたいな陣形です。JJの投入はセットプレーでの守備と数少ない攻撃時におけるトップでのボールキープ。
でもJJはボールキープは苦手。クロスは加地が相変わらずのふんわりとしたクロス。JJを生かせません。宇佐美はもっとドリブルで仕掛けてもいいのにと思いますが、清水の守備も堅い。
清水の波状攻撃を藤ヶ谷の神がかったセーブとポストさまのおかげで何とか持ちこたえてきましたが、耐え切れずついに失点。
でもいつものガンバだったらここから一気に決壊していくところ、集中は切れず。虎視眈々とカウンターを狙う。
79分 安田OUT下平IN
JJ
宇佐美 二川
下平 武井 明神 加地
高木 山口 中澤
藤ヶ谷
これは、安田がばてたから・・・?
ロスタイム フタOUT佐々木IN
JJ
宇佐美 佐々木
下平 武井 明神 加地
高木 山口 中澤
藤ヶ谷
ACLの劇的ゴールの再現を狙ったがタイムアップ。
終了間際に連続コーナーで得点を狙ったが、よく守ってドロー。
がんばったと思います。
採点です。(守備陣には全体的に甘めです。)
(SA・・・素晴らしい!! A・・・よくできました B・・・ふつうです C・・・もう少しがんばりましょう D・・・もっと努力が必要です E・・・目を覆いたくなるプレーでした)
藤ヶ谷 : SA (まさに守護神。もうどうしちゃったのって感じです。あなたがいなけりゃ、大量失点で負けていたでしょう。)
中澤 : B (よく耐えました。)
山口 : B (よく耐えました。)
高木 : B (コーナーキックでそのでかさをはじめて生かしました。ボスナーにとっちゃ不運です。)
加地 : B (加地の走力を持ってしても後半は押し込まれました。クロスは毎年進歩しませんなあ。)
安田 : C (カウンターに参加できず。若いんだからもっと走れ!)
明神 : B (勇気あるPK。主将のゴールは大きいです。守備にも奮闘。勝ちたかったでしょうね。)
武井 : C (攻撃に気の利いたプレーを。明神と武井が並ぶとゴール前に飛び出す選手がいない。)
二川 : A (しかしうまいの~。小野よりもタッチがやわらかいんじゃない?)
宇佐美 : B (意欲的に仕掛けシュートを打った。トップのスピードにも慣れてきて、そろそろ本領発揮か? 小野との新旧天才対決はまあ引き分けかな。小野は大人のプレーでしたね。)
大塚 : C (今日はインパクトを残せず。もっと思い切って行こう!)
JJ : C (クロスも悪いけど、もっと相手DFに圧力をかけて欲しい。)
下平 : - (採点なし)
佐々木 : - (採点なし)
西野監督 : C (下平を入れたのは引き分け狙いだったのか。その割にはロスタイムに佐々木を入れて勝利への色気を見せる。勝ちに行くんだったら、山口をはずして4バックにし、この時点で佐々木を入れるとかFWを投入するとかだろう。采配に迷いあり。)
久しぶりに一週間あきます。宇佐美や大塚はかなり疲労がたまっているはず。次の東京戦は彼らにとって勝負になるでしょう。プロのスピードやあたりに馴れ、疲労も取れてリフレッシュした状態で臨むホームゲーム。期待しましょう!