2009J-League Div.1 第32節


大分 1 - 0 川崎


32節終了時順位

        勝点 差 得点
1位 鹿島  60  16 45

2位 川崎  58  22 60

3位 G大阪 57  20 59



素晴らしい、大分!!今シーズンのベストゲームを首位・川崎相手に展開。ガンバサポにとって最高の結果を出してくれました。でもそれを抜きにして、本当に素晴らしいゲームを見せてくれました。本当に降格するチーム??終盤を除いて川崎を圧倒していました。


とにかく嬉しいですね。

2005シーズンのガンバ優勝チームメンバーである家長とフェルが縦横無尽の活躍。これがまた嬉しい。

大分出身の僕として、これまた嬉しい。

ガンバの逆転優勝の可能性が高まって、これまた嬉しい。


それから、溝畑社長。経営破綻に近い状態と言うことで責任を取って辞任しました。地方のチームでもここまでやれることを示したナビスコカップの優勝など、情熱を持ってチームの経営に当たって来ましたが、残念なことになりました。

川崎戦が終わったあとに、ポポビッチ監督と抱き合って泣いていました。そして選手一人一人と抱擁。最後に、エジミウソン選手とがっちり抱擁。最後まで戦い抜いた同志ということなんでしょうか。感動してしまいました。


今日はまず守備の粘りがありました。パスもあわてて蹴らずしっかりつないでいました。その鍵は、エジミウソンと家長のダブルボランチ。エネルギッシュなエジミウソンと落ち着いてボールをキープできる家長。このコンビ、どっかで見たことあるなあ。そう、ガンバに近いのでは?

エジミウソン≒明神  家長≒遠藤

ポポビッチ監督、いいとこ目をつけましたなあ。誰もがアタッカーと思っていた家長をボランチに使うとは・・・。でも、ミランのピルロとか、バルセロナのシャビとか、中盤の底にテクニックのあるゲームメーカーをおくのは不思議じゃない。川崎のケンゴーもそうだし。家長があまりに走らなくて守備をしないイメージがあるもんだからボランチなんて西野監督だったら絶対に発想しないでしょう。まあガンバには、遠藤もハッシーも倉田もいるし。層が厚いと、工夫しなくなることもあるかもね。

金崎むう君、やっぱり名古屋に行くんかなあ。いいプレーヤーですね。なんかこう、しなやかさがある。

西川。さすがに代表ゴールキーパー。ミスがありません。

菊池。かつて天才と呼ばれたプレーヤー。落ち着いたボールさばきは格の違いを見せていました。

清武とか、全体的に若いプレーヤーも多いので、このままの戦力をキープできればいいチームになると思うけど、経営状況とJ2ということを考えると厳しいんでしょうね。残念です。


それにしても川崎。全体的に元気が無いっていうか、迫力が無い。テセは好不調の波が大きいプレーヤーですが、今日はほとんど消えてました。怪我を抱えているケンゴーも長いランニングを控えてました。結局攻めるのは、二人のブラジル人。

そして、森選手。ついに、喪があけた?? でも、持ち前のアグレッシブさはなし。失点も森のボールロストからでした。

とにかく覇気がないっていうか、大分の勢いに完全に飲み込まれてしまったというか、昨日、鹿島とガンバが勝ったことがプレッシャーになったのか・・・。



最後に、勝手に大分の選手の採点をさせていただきます。恐縮です。

(A:素晴らしい! B:よくできました C:普通です D:がんばりましょう E:やばいです)


西川 : B (さすがに代表。来シーズン、ガンバに来てほしい。

         でも我が故郷のチームでもがんばってほしい。複雑。)

坪内 : C (急遽出場が決まったとか・・・。

         でもタイミングのいい攻め上がりも見せてました。)

上本 : B (ケンゴーの膝蹴りを食らって流血。

         あー言うのを見るとチームは燃えますね。)

菊池 : B (さすがのボールタッチ。

         センスを感じさせるプレーを随所に披露。)

藤田 : C (あのきれいな嫁さんもらった人ですよね?)

エジミウソン : A (私的MOM。ほんとに良く走り、

        ゴール前でクリアしたと思ったら一気に走ってシュートまで。

        あのループは惜しかった!)

家長 : B (もうちょっと走れたら遠藤クラスかも。

         遠藤もオシムと出会って走るようになった。

         中盤のボール捌きと奪われない体の使い方は抜群です。

         そういや、ガンバ戦でも活躍しましたな。)

高橋 : C (もっと前にいく意識があるといいと思いました。)

清武 : B (うまい。トラップ技術が高い。)

フェルナンジーニョ : A (ガンバ時代と変わらぬキープ力のある

          ドリブル。懐かしくてうるっときました。

          値千金のゴールは、アラウージョとのコンビで

          ゴールを決めていたシーンを思い出しました。)

むう : B (カミソリの切れ味のドリブルでフェルをアシスト。

        でも、カウンターでもっと自分で勝負してほしい。

        そういう場面が2回ぐらいあったなあ。)


交代選手はみんな短かったので省略。


ポポビッチ監督 : A (首位チーム相手に勝ったんですから。

               インタビューも泣かせます。)



大分は次節、千葉戦。2連勝すれば最下位から脱出できます。最後までがんばって欲しい!


そしてガンバ。フェルや家長のアシストを無駄にしないためにも次節鹿島で絶対に勝つ!!