週末は、日本代表対オランダ代表の国際Aマッチがあります。
オレンジ軍団、オランダ代表。W杯ではイマイチ勝負弱いオランダ代表。大好きです。
個人的に、自分の中での列強代表チームの序列(強さでなく、応援してしまうチームという意味)でいくと、
オランダ>ブラジル>イングランド>イタリア>スペイン>アルゼンチン>フランス>>>>>ドイツといった感じになります。(日本人なので日本代表は別格です)
オランダ代表に理屈でない想いを抱く理由・・・それはたぶん僕と同世代の人は誰もが同じ理由。それは、ヨハン・クライフの存在に他ならない。
プレーのすごさは当時よくわからなかったけど、かっこいい!ということで憧れでした。双璧をなすベッケンバウアーはDFの選手なので少年にとってイマイチ憧れの対象にはなりません。
キャプテンマークをはめて、指をさして味方に指示する写真は、ほんとにかっこよかった。理屈じゃないですね。そして、背番号14。サッカーの世界でこれほど有名で、選手と等価の関係にある背番号はないですよね。14番といえばクライフ。部活ではみんなで取り合いになったものでした。
実は、クライフが代表チームでプレーしている姿をリアルタイムで見たことはありません。リアルタイムではじめて見たオランダ代表は、1978年アルゼンチンW杯。2回連続して決勝に進出、2回連続して負けたこのチームは、1974年の残党もけっこう残っていました。ルート・クロルとかロブ・レンセンブリンク(かっこいい!)とか、ヨハン・ニースケンスとか。アルゼンチンのケンペスのプレーはすごかったけど、チームとして一番印象に残ったのはオランダでした。理屈じゃなく、なんとなくですけど。
その後のオランダ代表も、おもしろいチームがあらわれ、期待されながらいいところで負けました。フリット、ファンバステン、ライカールトの80年代、ベルカンプ、ダービッツ、セードルフの90年代、これ以降はイマイチぱっとしなけど、CFがいて、両ウイングがいるスタイルは、サッカーのおもしろさ、職人芸が凝縮されていて、多少のマイナーチェンジはあっても伝統的にそれを変えていないのがうれしい。
個人的にもっとも「サッカーらしい」プレーは、ウイングがドリブルでDFを抜いてセンタリング(今はクロスといいますね)をあげるシーンだと思っています。
ロッベンやカイトには、これぞウイングというプレーをみせてもらいたいし、日本代表も精一杯がんばってほしい。稲本は出場する機会があるかどうか怪しいけど、伊達に長くヨーロッパでプレーしてるわけじゃないことを示してほしい。(遠藤と橋本は怪我しないでほしい。)
オランダも日本もがんばれ!いい試合(拮抗した試合という意味ではなく)を期待しています!!