FUJI XEROX SUPER CUP 2009

鹿島アントラーズ  3  vs 0  ガンバ大阪





1.「眼が覚めた・・・・眼を覚ませ!!」


ガンバサポにとって、今シーズンほど、待ちに待った開幕も無かったのではないでしょうか。昨年末のACL決勝~CWC~天皇杯を経て、まさに覚醒、Jリーグとは違う次元に昇華し、期待値の高い大型補強を敢行し、


こりゃあ、圧倒的な強さでいっちゃうよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


愛娘とサッカー<ガンバ大阪>と建築と音楽と・・・  ← たぶん同じ気持ちでいる試合開始前のガンバサポ



愛娘とサッカー<ガンバ大阪>と建築と音楽と・・・  ← 地に足が着いていないガンバサポファミリー(うちです・・・)






まあ、身の程知らずというか、大勘違いというか・・・・。





眼が覚めた・・・・。





ガンバの強さはまだホンモノではない。


確かにキャンプの疲れも残っているだろうし、昨シーズン61試合の疲れも癒えてないだろうし、燃え尽き症候群もあるかもしれないけど、アントラーズと比べると、なんと言うか、サッカーの成熟度が違うような気がする一戦でした。アントラーズはあわてず騒がず、引き出しをたくさん持っている感じ。


<昨年のメンバー> - 加地 - 二川 + 寺田 + 高木 = 3バック



愛娘とサッカー<ガンバ大阪>と建築と音楽と・・・


↑キックオフ前。 いわゆる3バックとか4バックとか4-4-2とか4-2-3-1とかは、キックオフのときによくわかります。ガンバ側はDFラインが左から高木、山口、中澤、MFが左から安田、橋本、明神、寺田、トップ下に遠藤、2トップが山崎、ルーカスです。3バックの両サイドに広大なスペースがあります。前半はここをアントラーズに好き勝手にやられました。



加地がいないだけで、こんなにも違うチームになるとは・・・。

素直に橋本を右サイドにおいて(去年と同じだけど)、遠藤を代表と同じボランチにおいて、最初からバンドをだせばいいじゃん、西野監督。


3バックの両サイドをぼこぼこに突かれて、大混乱のガンバDF。

あっという間に先取点を取られて、気がつけば前半で3失点の無得点。


晴れるっていう天気予報だったけど、曇ってて寒いから帰ろうかなー。

いや、後半に大爆発きっとしてくれる・・・・・・。


やはり4バックにしたか。ありゃ、高木だけでなく中澤も引っ込めた。こりゃ西野さん、激怒したかな。


それでもアントラーズはあわてず騒がず、しっかり守って淡々とゲームを運んで、

ルーキー大迫を出場させる余裕。

ほんとうはこの逆で宇佐美を出したかった。(ベンチ外だったけど) 確かレッズをぼこぼこにしたゼロックスで、倉田や平井を出したように。


なめられてるぜ、ガンバ!


バンドがペナルティエリア内でキープして走りこんだ遠藤に小さなクロス、それを遠藤がダイレクトボレーした場面以外にほとんど見せ場無く、1週間後への不安感だけが残ってしまいました。


まあ、アウェイ用の新ユニホームはかっこよかったけどね。


ガンバサポは眼が覚めたはず・・・選手たちよ、早く目を覚ましてくれ!あと1週間しかない!!



2.試合総評


とにかくガンバは、まだ疲れがあるのか、運動量が足りません。試合の入り方はよかったと思うのですが、シュートに持っていけない。安田あたりはがんばってたけど、昨年終盤に見せた第2第3の動きの連動がみられませんでした。ペナ前で足元へのショートパスをつなぐだけではたぶんアントラーズDFはぜんぜん怖くなかったはず。守備については、3バックの両サイド、特に寺田の背後をロングパス一本で狙われ、スピードのあるアントラーズ攻撃陣に中澤がまったくついていけず、 コーナーに逃げて、そのコーナーで競り負けて失点。クロスに高木がマルキに競り負けまたこぼれを決められまた失点。山口が簡単に振り切られてDFの前に敵に入られまたまた失点。3バック、いいとこなし!

後半4バックにして押し込んだように見えますが、これはたぶんアントラーズが攻める必要がなくなったので引いただけ。見せ場は遠藤のシュートのみ。

警告も5人。ガンバの試合でガンバ側にこんない出たのははじめてみたような気がする。

出足が遅れていて、試合をコントロールされていたことの証明でもある。

公式記録によるとシュートは14本でアントラーズの倍打っているみたいだけど、え、ホントって感じ。


収穫① リーグ戦が始まる前に3バックはだめということがわかったこと。

収穫② パクに使える目処がたったこと。特に逆サイドへのロングパスは見事でした。

収穫③ CWC3位と実際の実力はまだ乖離していることに気が付いたこと。




3.私的選手評価(生観戦なので、もしかしたらコメントに間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。まだ録画映像を確認していないので・・・)


藤ヶ谷・・・5.0 (1点目は飛び出したにも関わらずボールに触れることができず。

          混乱するDFをまとめることができなかった。)

中澤・・・・・4.5 (右サイドを好き勝手に使われる。スタメンピンチなのでは?)

山口・・・・・5.0 (3失点目は簡単に振り切られたことが原因。DFリーダーとして3バックを統率できず。

            フリーのヘディングシュートは決めたかった。)

高木・・・・・5.0 (ガンバの他の選手とのコンビネーションがとれていない上に、

            慣れない3バックは気の毒ではあったかもしれない。でも高さを買われてるんだから

            マルキに競り負けないでほしい)

寺田・・・・・5.0 (時折するどいドリブル突破を見せるが、背後を衝かれまくり、

            またボール持ちすぎで相手に囲まれる場面も目立った。

            フリーのシュートは決めてほしかった)

橋本・・・・・5.5 (運動量がいつもの橋本ではなかったような気がします。)

安田・・・・・6.5 (ガンバの中では一番走っていたように見えました。クロスもふわ~とした軌道ではなく、

            スピードのあるびしっとしたクロスを蹴っていました。)

明神・・・・・6.0 (怪我明けということを考えれば御の字か。)

遠藤・・・・・6.0 (代表でやっているので試合感は一番だったように見えたが、

            ゴール前に進出する動きが少なかったように思います。)

山崎・・・・・5.0 (持ち味の裏へ抜ける動きが見方と噛み合わず。)

ルーカス・・6.0 (前線でよくボールをキープしてポイントをつくっていたが怖さは無し。

            開始早々のシュートはフリーのように見えたのですが・・・(反対側のゴール前で

            よく見えなかったです。)


バンド・・・・・6.0 (よくチェイスして、なんとかしようという気持ちは伝わってきました。

            でもシュートが無かったのでは・・・?)

パク・・・・・・6.5 (この人、いい!! 特に逆サイドへピンポイントで送るロングパスは

            今までのガンバには無かったもの。プレーも落ち着いていたように見えました。

            こりゃ大逆転の開幕スタメンあり?)

佐々木・・・・5.5 (流れを変えるプレーはできず。)


西野監督・・・5.0 (3バックの選択はミスチョイスであったと言わざるを得ない。

             故障者続出で同情はできますが・・・。

             しかし、中澤と高木を同時に交代させるとは思わなかった。

             キレたのか、それとももともとチャレンジの試合と考えていたのか・・・。)


新ユニホーム・・・7.0 (細い横ストライプはなかなかかっこいい。遠くから観ると代表みたいだけど。)


フェイスペインティングサービス・・・5.0 (風呂場で嫁さんのクレンジングを使って落とそうとしましたが

                           なかなか落ちず。ナイロンタオルでこすってようやく取れました。

                           ほっぺた、真っ赤。)


無添くら寿司・・・・4.5 (帰りに品川のくら寿司でご飯を食べようとよったら、150分待ち!!!!

                いったい何事ですか?)




4.それでも・・・・・


ガンバを信じている。今年も昨シーズン終盤のような涙ボロボロの試合を見せてほしい!

1週間後、フクアリ。

眼を覚まして、ハングリーさを取り戻して熱い試合を期待してます!