こうした中、古い建物に若い世代を入りやすくするリフォームやリノベーションが注目されますが、ここにも落とし穴があります。若い世代が手ごろな価格で手に入れられる人気のリフォーム済み物件、しかし、表面がきれいになることで潜んでいる問題点が見えづらくなるのです。突然、不具合が発覚し大規模な修繕が必要になることもあります。
番組では、こうした増え続ける“劣化住宅トラブル”からわが家を守る方法を考えていきます。
増殖する空き家のナゾ
スラム化する“劣化”マンション
リフォーム&リノベーションの落とし穴
■“空き家トラブル”の増加
総務省住宅土地統計調査(2008年)によると、現在、空き家は全住戸の13.1%。それにともない、近隣とのトラブルも増えています。庭木や雑草が境界を越えてのびてきたり、ネコやネズミ、ゴキブリが繁殖するなど、1軒の空き家が近隣一帯の住環境を悪化させます。ゴミの不法投棄や不審者の侵入の温床にもなり、火事の心配もつきまといます。空き家トラブルの増加を受けて、全国272の自治体では空き家管理を推進する「空き家条例」を施行しています。
■空き家トラブルへの対処法
隣の空き家から伸びてくる木や草、しかし勝手に刈り取るのはト モンスターディディビーツ エックス ACE 15+ プライム ブルのもとです。個人ではなく自治会、町内会を巻き込み、まず行政に相談します。
また、空き家になってから時間がたつと、所有者を探すのが難しくなるので長期の不在が続いたら早めに行動を起こします。ふだんから近所づきあいを密にして、家の管理に問題が生じたときにどうやって連絡すればよいのか、あらかじめ知っておくと安心です。
【“空き家トラブル”に巻き込まれないために】
?空き家?と思ったらすぐに所有者を探す
?行政への通報、相談は町内会単位で
?近所の入院、長期不在の情報を交換
■マンションの危機
いま、かつてのマンションブームで生まれたマンションの老朽化が進んでいます。本来は10年~15年で大規模修繕が必要ですが、実施できていないマンションも多く、住環境が悪化しています。こうした中で、マンションに住む住民の割合が高い東京都豊島区ではマンション管理士を派遣する制度を始めました。専門家を交えることで、修繕計画などの作成がスムーズになると言います。分譲マンションにお住まいの方や購入を検討している方が、マンションの状況を知るには以下のような方法があります。
マンション管理組合の議事録で修繕の経緯や積立金額を確認。組合あるいは議事録がない、あるいは見ても分からない場合はマンション管理会社に問い合わせます。管理会社もない場合には、どうすればよいか「マンション管理センター」に相談します。
「公益財団法人 マンション管理センター」
(平日 午前9時30分~午後5時?無料)
組合運営?管理規約などの相談
電話:03-3222-1517
建物?設備の維持管理の相談
電話:03-3222-1519
【うちのマンション大丈夫?不安なときは】
マンション管理組合の議事録で修繕の経緯や積立金額など確認
↓
議事録で確認できない場合はマンション管理会社に問い合わせる
↓
管理会社がない場合はマンション管理センターに相談
■住まいを守る住宅検査
リフォームやリノベーションで、築年数の古い戸建て住宅を購入するケースが増えています。こうした中、売買の前に欠陥や、住むのに支障が出る経年劣化がないか、専門家による住宅検査を行う例が増えています。
購入後も長く住み続けるために、1年に1回程度、セルフチェックをすることで異常を早期に発見、大事に至るのを食い止めることができます。0.5ミリのシャープペンシルの芯が1センチ以上入るコンクリートの基礎のひび割れや、凍害と呼ばれる壁の水分が凍結することで生まれる大きな剥落があれば、家を工事した工務店、リフォーム会社に相談します。
床下は潜らなくても、デジカメでフラッシュ撮影することでシロアリの形跡などを調べることができます。
番組およびこのページは特定の製品?店舗を推奨するものではありません。
製品?サービスの特性や使用上の制限、契約内容?条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2014年4月9日放送分