血止めたばこ屋の女房は血止めほどまける 昔は、怪我で切り傷をつくった時など、刻みたばこをひとつまみ傷口に押し付けて、血止めとしたものである。 それが不思議によく効いて血が止まり、化膿止めの消毒にもなった。江戸の昔からの民間療法である。 血止めに使うたばこは、せいぜいキセルの火皿に詰めるくらいの量で済む。 それほど僅かしかたばこ屋の女房はまけてくれない、というのである。