★ダイビングスポット in 雄蛇ヶ池(後編)
・・・・前編の続き
近藤艇が後ろ方向に風でス~っと流される。![]()

そして、水面にわずかに出た鉄杭に当たり
急停止
その瞬間、ヘリに座っていた近藤が
スローモーションのように後ろ側に倒れる。
・・・![]()
そのまま、声を上げることなく、
ダイバーのように頭から落ち水面に消えた。![]()
それも、ロッドをもったまま・・・・![]()
俺たちは、呆気に取られ、その様を見守った。
後ろから・・・それも頭から落ち、
さらに水中で1回転したようで、
数秒後、す~っと顔がでてきた。
当の本人も、状況がつかめておらず、
呆気に取られた様子![]()
そして、水中に落としたロッドは奇跡的に
鉄杭のように水中に刺さっていて助かっていた。
一緒に呆気に取られていた同船している
近藤パートナーが、なんとか近藤を救出![]()
3月の冷たく汚い湖に落ち、ショックと
寒さから、近藤はずぶ濡れで震えていた。![]()
ただでさえ寒いのに、足からではなく頭から
落ちると言う最悪な落ち方に俺は同情した。![]()
そして俺たちは「大丈夫?」・・・と聞いた。
近藤は、落水したのが恥ずかしいのだろう、
平常心を装い、でも震えながら「大丈夫」の一言![]()
KKは「あ~よかった。マジあせったよ」![]()
・・・と哀れみの一言。
でも、俺は見逃さなかった。![]()

後ろから見たKKのほっぺたが盛り上がっていたことを。![]()
そう、彼は近藤には見えないように他人の不幸を喜ぶべく
邪悪な笑みを浮かべ笑っていた・・・![]()
その後、近藤は着替えを持っていた他のメンバーに
服を借り大会を再開したが、結果はKKの午前中の釣果が
利き、俺たちが優勝し賞金を手に入れた![]()
・・・・
あの事件があってから数年経った今・・・
雄蛇ヶ池の近藤が落水した鉄杭エリアは
「ダイビングスポット」と、名づけられる。
そして、近藤は「ダイバー近藤」と命名されたのである![]()
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ちなみに俺は、あれから一度も近藤とは会っていない![]()
・・・完





