□□■─────────────────────■□□
ダバオ通信 ヤン爺のラストライフ・ダバオ
Last Life Shift In Davao Philippines 
フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
「団塊 百年の孤独 老いの抗い」
□□■─────────────────────■□□
「なにが 楽しくて 生きてるんだよ!」
人を 小バカにした 言葉
酒も 煙草もやらない
賭け事も しない
女にも 手を出さないような 堅物
朴念仁に 対して 投げかけられる
ちょっとした からかいの 言葉
バカだな
「おれは 生きてるだけで 楽しいんだよ!」
それで 自分は どうか?
明日 いきなり死んでも 平気か と
いえば それは 困る いやだな
生きてる方が いいな
これは 未練で あろう か
まだ やり残したことが あるとか
死ぬまでに やりたいこと が ある
そう いうのでは ない
ただ 死ぬのは いや
「生きてる ことは いいこと だな」
山下清みたいに つぶやきたい
生きている こと が
楽しくて しょうが ない
そんなんでも ない
そんな こと あるわけ ない
生の側の 意識だけで 考える
生きると いう ことは
たいして おもしろくも
楽しくも ない もの
たまに 楽しいことは あるに せよ
めんどう くさいことや 嫌なこと
苦しい ことの方が 多い からネ
だからと いって
じゃあ 死ぬか
そうには なら ない
明日 死んでも いい
そうは 思わ ない
死の 側からの意識で 考える
あっちは 一切が 無
まったく 楽しく ない
死ぬことと 比べる ならば
生きてる ことは はるかに いい
ーー いったい どこが いいんだ
あっちは 真っ暗 だが
こっちは 明るい これが 第一感で
決定的だと 思われる
さらに
あっちは 冷たいが こっちは 暖かい
あっちは 一切 無
こっちには 緑の木々 赤いバラ 青い空
白い雲 虹の色が ある
ルイ・アームストロングが 歌う
「素晴らしき世界」
(What a Wonderful World)
その歌詞に そうある
心地いい風 木漏れ日
真っ赤な夕日
川が流れ 虫が鳴き 花が 咲いている
こっちでは 呼吸を している
歩くことが できる
べつに 事々しく
海外旅行に 行かなくても いい
キャンプ場で
バーベキューを しなくても いい
SNSで
必死に「いいね」を
欲しがらなくても いい
それ 以前の
日々の 取るに足りない
あたりまえの こと
「生きる元素」みたいな ことが
あるだけで いい
死の側から 生の側を 見たとき
なんでもない青空 白い雲
薫風 花が咲き 息を してる こと
歩ける ことなどの 諸元素が
一気に 生彩を 帯びてくる
そのときに 感じる
心身の快感を
「楽しい」と いって みる
いって みれば 年寄りの思考
年を とらない と 思ってる
若い人には 難しい感覚
「生きてる だけで 楽しい」
思い ついたのは 50代の とき
しかし その「楽しい」の 中身が
空 雲 風 花 雪 雨・・と いった
「生きる ための 環境的元素」
そういう ことに 気づいたのは
早期退職した あと だった
海を観て 2時間 3時間も
まったく 退屈せず
むしろ「楽し」かった
こんな こと
退職前には 考えられ なかった
海など 観に行きも しなかった
人間には 無数の 楽しみ が
無数のことを すべて
できる わけでは ない
「生きてる こと 自体が 楽しい」
そう感じることが できる なら
それ以外の 楽しみは すべて
「生きる元素」の おまけ
ただ 生きてる
歩き 見え 聞こえ 感じる
それで 心身の快感を 得るなら
車に乗ったり 酒飲んだり
恋をしたり 出世したり
そう いった ことで
浮遊感が 上がったと しても
それは あくまで グリコのおまけ
自分の場合は
歩き 本を読み 映画を見 旅に出る
その 程度だけど それも おまけ
「生きてる だけで 楽しい」
感じることが できる ためには
少なくとも 歩くことが できる
食べることが できる
健康な暮らしが できる程度の
お金が ある
無邪気 子どもたちを 見ていると
生きてる ことは いいこと だな
子供は だいじ だな
また 山下清の つぶやき
「生きてる だけで 楽しい」
実感し 納得できる ことは
年寄りが 生きる極意
「生きてる だけで 丸儲け」
明石家さんまの 考えと 似ている
ただ さんま流の この思考だと
必然的に「死ぬことは 丸損」と なる
死ぬことが「損」では ないだろう
あくまで 自然の摂理 だから
「生きてる だけで 楽しい」
年寄りの 生きる極意に なりうる
しかし 死ぬことに 極意は ない

◇◆◇ ──────────────────────
「ちゃんと 困る」って
一瞬 何のことか わかりません
考えて みれば
生活の中には「困る」こと が
たくさん ある 今も 抱えてある
いつも なにかしら
悩みは ないが 困るは ある
寝室に 窓が ある
眠れない夜の シーツの なかに
世界が いろんなものを 放り込んでくる
自分の シーツの なかにも
好きなものや 嫌いなものが 入ってくる
放り込まれるものは 自分では 選べない
眠れないなら 起きていれば いい
眠れないことを 悩みに しない
人間は弱い ひたすら弱い
世間の老いと 自分の老いが
等間隔に 視界に 入ってくると
興味の先も 困るも 少し老いた
あのとき 自分に 嘘をつかず
思い切って 日本を 休んで 良かった
あまり 手間の かからない
老い人で いることで
心 穏やかに いたかった
「一人合宿」と 称して
滞在している 南の島
「寂しいでしょう?」と 人は 聞く
人生の 半分以上は
一人暮らし で もう 慣れっこ
「いい 孤独」
「心地よい 孤独」だって ある
♪ 中島みゆきの歌「糸」の ように
海の傍で 孤独を 感じて いるのは
喜びの ほうが ずっと 大きい

ふと「人肌恋しいな」と 思う
肌の触れ合いを 求めて いたり
肌の温もりが 欲しかったり する
人の温もりが 十分に足りて いない
自分は「人肌恋しい」

平凡な 日々のありがたさに 敏感
1日2回の食事 タバコ 酒 女
関心を ひく本
少々の著述を 毎日
自分に とっては 生活の すべて
いつ なんどき
不幸に 見舞われるか わから ない
刺激のない日々に 感謝できる
自分が 住む 南の島は
観光地と いうより は
旅人が 流れ着く島
長く 滞在すれば するほど
いつの間にか 誰でもが
島の暮らしに 溶け込んで いる
「心の ありようって ある」
近所に対する 愛情
植物や動物への 愛情
老人に対する 愛情
あらゆるものに 対して
愛情が あれば 乗り越えて いける
生きていくための モチベーション
愛情だと 南の島に 思わ された
太陽の光や風
自然のある 生活の豊かさを
教えて くれる
島は ほぼ 木々で 覆われている
海も ココナツの 高い木々の道を
抜けた先に あることが 多い
突然道脇から ヤギが 出てきたり
道の傍らに 縄一本で つながれた
牛がいたりと
ミンダナオ島 昔の風景が 残る
島の人々は 淡々と 日々を 過ごす
裕福で ない そんな 人たちを 見て
いや!金は ないが 心は 豊か かな
生きるとは 家族とは なん だろう
此処で つい 考え させられて いる
ふと 何かを 思い出したら
訪れて いい 南の島
島は 離島では ない
大きな島 ミンダナオ
大きな島に 暮らしても
いいこと ばかり では ない
「困る」が たくさん 出てくる
その「困る」は 誰かしら が
少し 解決してくれて います
全てが そうは いかない
だから「困る」が 多くある
「誰かが なんとか して くれる」
そんな事 待っては 生活できない
本当に 困るを 考えてみた
本当に 困ってみる
「ちゃんと 困る」
いちいち 困った と 思ったら
「自分ごとに して
困った それと 向き合う」
ちゃんと 困る癖を つける
島で 生きる ことと 結びつく
その癖 身につける までが 難しい
毎日の 小さな 困りごとに
ちゃんと 向き合う
ダバオ暮らしの仕方
自分も 植物も 動けない
与えられた「場所」で
「生きのびる」ため
アイデアを 絞るしか ない
栄養剤を あげて みる
太陽光を 当てて みる
葉っぱを 一枚ずつ 拭いたり
毎朝 話しかけ ながら
水を あげたり
時には 植物らを 移動させ
光や風を 浴びて もらう
自分も「一緒に 生きよう」
植物と 一緒に いよう
植物らは 話せない
話しかけて きたりは しない
一緒に ここで 生きよう と
何となく 対話する
普通の人は
やらなくても いいことや
身の丈に 合わない ことでも
欲に よって いろいろ 行動する
自分は 車も 持っていない
自分の 生活の中で
一つの やるべきことに
集中し続ける なんて
なかなか できない こと だが・・
自分は「自炊で 独り暮らし」を
しっかり 生活の中心に おいた
自分のために 料理を作る
自分ひとりの ため と いうのは
案外に なかなか 難し
今日は 疲れた・・
パンとサラミとワインで いいや
それで すませる
独り暮らしは
自分の面倒に 目を 向ける
失敗したら 自分の責任
うまくいけば 自分に よし よし
あらゆる ことが「修養」
皮膚を 傷つけたり した ことも
「余計な 力が そこに 入って いた」
島の 生活デザイン なんで しょう か・・

◇◆◇ ──────────────────────
それにしても 世の中には
無論 フィリピンにも ある
食べ放題&飲み放題
使い放題に 聴き放題
見放題なんかも あるのに
どうして「嗅ぎ放題」に
スポットが 当たらない のか・・
夢の中で 匂いは 嗅ぎ取れる?
女性の乳房と背中 嗅ぎ放題!
オプションで ちょっと だけなら
お触り オッケー!
ダバオに そんな店 が!!
目を閉じて 嗅ぐ 背中は
日向臭く 懐かしい
大きく ゆたかな ふくらみ
こんもりとした ふくらみに
グミの実が ついて いる
あたたくて 甘くて 酸(す)い ような
乳房の 臭いが 自分を 惑乱させた
女は 自分の手を つかみ
それを 胸へ いざなった
好きな女性を 指名して
至福の臭いを お楽しみください!
なんて お店が あったら 行くのに
結構 頻繁に 行くのに・・
知人に 連れて行って もらった
おばあちゃんが やっている
なんでもない 路傍の 一膳飯屋
エアコンは なく 猛暑の中
扇風機が 首を 振っている
暑かった
時たま 吹いてくる風に
敏感に 反応する 自分を
面白がって いた
エアコンで
人工的な 涼しさを 感じる より
南国に 自然に吹く
冷風で ない 風を 浴び
涼しげな 気持ちに なる
地元の人
近所の人しか わからない
と いうか 入りづらいと いうか
店としての 存在すら 消したような
佇(たたず)まいに 圧倒された
がくぜん と したのは 値段
最高ランクだろう
「デラックスセット」100円
大盛りに してみた ところで 120円
なんと いうか
感じた ことのない 気持ち
おそらく 家賃が ないこと
自分の土地 建物なので しょう
そして 家族経営で あること
それで 店が 成り立っている
70代の おかみさん 一人が 調理
連れてきてくれた 知人が 言う
「学生のため」だ そうです
学校の 近くと いうことで
学生が 昼に寄って 食べられる
その 値段にしている のだ と
学生セットは 70円
御飯 お替わり無料
アルバイトも 雇って いない
そうした「無理のなさ」が
店に 漂って いた
材料費を 引くと
20円くらいの 収益でしょう
10人が 食べて 200円
ひっきりなしに お客さんが 来ていた
テイクアウトも あり
1日50食 作ったとして 千円の利益
おかみさんは 時々 お客さんと
病院に行った 話で 盛り上がっていた
病院に行く お金も この店の 利益から
この おかみさんが いなく なったら
たぶん この店は なくなる でしょう
此処に来て おかみさんと
楽しく 昔話をする 知人を 見ていて
なんという場所 なんという豊かさ
なんという 自然体
こういう店が
ダバオで なくなって いく
現実と 時代的な 状況を
食べながら 考えさせられた
なぜ なくなって いくのか
なぜ 新しく こういう店は
生まれ ないのか
この店の あらゆる ことが
「新しく」なったら
どうしよう と 勝手に 思った
こんな値段では やれない
こんな 店は
もう 作り出せないし
放っておくと いつしか
なくなって しまう
日々の 暮らしの中に
この店の存在を 置き
通って 楽しむ
応援すると いうより
毎日を 見守るくらいの 方が
自然だな と・・
「暑さも 楽しむ」店ぶり
老いて 暑さに 鈍感
そんな わけでは ない
雨期「二季の風情」を 感じる
自分が そうなれる までには
いろんな 文化的訓練が あった
血縁と
そうでは ない ものの間に ある
いわく 言いがたい 関わり
自分に 与えられた
南国の果実のよう
閉塞感に 窓を 開いた
地味な果実
おいしくて 栄養に富み
深く 豊かな 味わいを 得た
削いで 研いでゆく 過程で
ちいさな光を 南の島に 見つけた

◇◆◇ ──────────────────────
子や 孫に 伝える「日本の国始め」
興味津々で 楽しみながら 日本の誕生
御先祖様 神々を ざっくりと 紹介する
本が ある
「古事記・日本書紀
神々と ともに歩んだ 日本創世記」
こうした 本なら
シンプル脳の 自分にも 理解できる
目を通したが 結局 複雑で ダメだった
神話と いうのは
子供に 添い寝しながら
お母さんが 寝物語に
語り 伝えるもの なの だろう
「おかあちゃん
うさぎさん どうなっちゃうの
もっと おはなし して」なんて・・
うん?
じゃあ 爺ちゃんが 話して やろう
すっぽん ぽん 丸裸に された
ウサギを 見つけた おじさんは
お腹が 空いて いたので
ウサギを 食べようと 思ったんだ
だが ワニが 戻ってきて
『旦那 勝手に
手を出されちゃ 迷惑だ
ちょいと ワケアリで
食べ たがってる 奴は
ゴロゴロ してる
そうは 言っても
まぁ 売り物 買い物
野暮は 言わない
ズバッと 言おう 十両
どうだ!』
おじさんは 大きな袋から
お金を出して ウサギを 身請けして
その袋に ウサギを 入れて おいた
暫く してから 素っ裸だった ウサギが
バニーガールに 変身して
袋から 出てきた
おじさんの 奥さんに なったんだ
それから
おじさんは 運が 付いてね
王様に なっとさ めでたし めでたし
ウサギの恩返しって 神話だよ
うん? ウサギさん は
メラニアって 名前だった なあ
こんな風に 話せば
神話も ずーっと 身近
「国家とは 言語なり」
言語が 国家の根幹 背骨 大黒柱
加えて 宗教 習慣 道徳など
枝が あり
さらに 建国神話という
葉や 花が あって
「国家」「国体」を 成した
そうして 語り継がれて きた
神話時代を 含めて
建国以来 国家体制が
2000年以上 続いている 日本
世界史の 奇跡
日本は
地政学的に とても 恵まれていた
今は「Made in Japan by USA」
そんな 状態では あるが・・
とにも かくにも 神話時代から
一つの日本語
一つの民族
一対の宗教
一つの天子で
あり続けて きた
「生きている 世界遺産」
日本は 誇れる 神話の国
結婚式は キリスト教
Xマス 大好き・・
何でも 消化しちゃう
一神教から 見れば カオスな 日本

◇◆◇ ──────────────────────
マスクをして 暮らす
当たり前に なった
みんなが 顔半分
大きな マスクした 状態
モールなど 買い物 途中
擦れ違い様に
自分に 声を かけてきた 人
相手の目だけが 笑っている
誰なんだ? 誰だか 解らない
相手は なぜ 自分を
目だけで 認識 できたの か
自分の 怪訝な動きに
相手が マスクを 下げて
顔全体を 見せた
その時
気づいた ことが ひとつ
口元を 見せるの が
少し照れ臭い 感じ
3月 以前は
マスクなど つけて おらず
自分の口元が どうだ なんて
何も 考えたことも
なかった のに
こうも 隠し続けて いると
マスクを 取るのが
恥ずかしく なってくる
普段から
丈の長い パンツしか
穿(は)いて いないと
ハーフパンツを 穿くのは
恥ずかしい し
海や プールに行く
習慣が なくなると
女性は 水着になるの が
恥ずかしく なる
まだ 誰も
入れたことのない 部屋に
誰かを 招く時も
どこか 恥ずかしい
隠していた ところを
人前に さらすと いうのは
それまで まったく そこを
意識して いなかった 分だけ
本人は 過剰に あれこれ
気に なって しまう
他人は
そんなに 気にして いないのに
外見に限らず そういうのは
内面にも 同じことが 言える
隠す必要が ないのに
自分の性格や 意見を
人前で いつも 隠していると
どんどん 恥ずかしく なって
何も 自分を 出せなく なって いく
恥ずかしいから 隠すのか
隠すから 恥ずかしいのか
卵が 先か にわとりが 先か
その答えは
何となく 後者で あるような
今日 この頃
老いて 外見を 磨く
「外見より 中身」って 言いません
「外見を 磨く」と いう 意識は
「中身」の中の ひとつ
「外見と中味」は 連動している
自分に 手をかける ことは
老いを 生きる エネルギー
加齢に よって 体力
単純な 記憶や 計算の力 などは
衰えていって いるが
経験や学習に基づく知恵 洞察力
そこから 何かを 感じ取る 力などは
衰えるどころか 向上している
自分が 接している
高齢の人々からも 感じられる
日本人は
若さ信仰が 強い
いつごろ から なぜ
そうなって きたの か
若さ信仰が 強い まま
高齢化が 進んで いけば
暗い社会に なる
老いより
若さに 価値を 置くなら
年を 取っていくのを 嫌がり
若者は お年寄りを
「価値の低い かわいそうな存在」
そう 考える だろう
「今 20代に 戻れるよ」
そう 言われても
丁重に お断りする
自分は 今が 楽しいし
何も 分からずに
ただ 空回って いた
恥ずかしい 自分には
戻りたく ない
年齢を 重ねて いくと
自分を 相対化 できる
若い頃は
周囲からの期待が 理解できず
周囲との関係が うまく築けない
自分勝手に 行動していた
年齢を 重ねる ほどに
自分を 他人や 周囲との
関係の中に うまく 相対化し
調和的な 行動が できた
「ジェラシーが なくなって」
みんなが 幸せなほうが いい と
いい子ぶる わけでも 何でも なく
心から そう 思えてくる
これは「自己超越」
自分が 何かを 成し遂げた 後は
または 諦めが ついて しまえば
次は 自分の ことでは なく
他人の成功や 幸福を 願う気持ち
他人に 貢献したい 欲が 生まれる
勝ち組・負け組と いった
枠組みでは なく
「シェア」や「共存」と いった
今どきの 思考にも 近い
「今が 一番楽しい
これからは もっと 楽しい」
このような 心境の
高齢者が たくさん いる
幸福な高齢社会を 実現するには
「老いることによる 価値」を
それぞれが しっかり 自覚
美意識が 暗黙の規範
何を「みっともない」と するか で
老い人の すべてが 決まる
もったいない おじさん
やっちゃったな おじさん
しまったちゃ おじさん
ゆるふわ系 おじさん
なんちゃら おじさん
志村けんな 変な おじさん

「他人の目なんか 気に するな」
気にしなければ ならない
他人の目が ないと 汚く 醜くなる
老い人が つい ゆるむ瞬間
くすんだ 老人 そのもの
そんな 醜さに なって しまう
外見に 手をかけている 男たちは
自信が 生まれるん でしょう か
会話も活発で 元気
リーダーシップが あるように 見えた
「はずす」「くずす」「色遊び」
そんな 大人が カッコ いい!
姿勢を よくする
新しい服を 着てみる
老いを 生きる上で 華やぐ
自分に 手を掛けるか 掛けないか
その差は ものすごく 大きい

◇◆◇ ──────────────────────
覚えていく
覚えようと していく
答えに それらを 使っていく
自分は 違う
とにかく 忘れちゃう
忘れまくって 生きてる けど
でも なぜか 無意識に
覚えちゃう ことも ある
人に 会うことも
意識しなくても 覚えちゃう人と
何回会っても 忘れちゃう人が いる
忘れないように
一生懸命覚えよう とか
したことも ありますが
もう 本当に 覚えられない
だったら
覚えて いられない 人とは
付き合わ ない
むちゃ くちゃ かも しれない
無意識でも 覚えちゃう 人は
自分に とって 何かが ある
そういう 人だけが
「自分の 人生劇場の登場人物」
一緒に 演じ 生きる
そんな感じで いいんじゃ ないか
カップ麺でも そう
棚に並んだ 多くの新商品
『これ 絶対うまい やつ!』
タイトルが ついた 商品
目に入ったら 絶対 気になる
一瞬で 覚えてしまう
そんなに 自信が あるなら
一度 食べてみようか と
忘れないで 付き合いが 始る
覚えちゃう 人と
「もの」と「こと」を
自分の 脳の広場に 並べる
自分が ぼやっと 見えてくる
そん なんで よくないですか?
感動の 根っこ
一つは 地球や自然から受ける 感動
二つ目は 人間が 作り出した ものに
人間として 感動
そして 最後は
私たち 人間自身に対して 感動
どれも 自分の心が
無垢で ないと 起こらない現象
民芸運動を 主導した 柳宗悦
情報で 見るのでは なく
「直感」で 見よ 感じよ
そういう ことを 言った
情報を 知ったくらい では
「へぇ〜」くらいの 感想
心の底を突き
揺らすほどの 感動を したら
自分で 何を 言って いるのか
わからない くらい
人目など どうでも よくなって
泣きじゃくる かも しれません
自分で 言うのも 変ですが
感じたことを ここに 書いている
もう 何年に なるか
「感じて 考えさせられる」
それが 起こらな かったら
書く話が なくなる
この連載を 意識して
生活している わけでは ない
記事に よっては
今回は 面白くなかった とか
前回は なんだか すごかった
そんな ことは ある
様々な ことを 感じるためにも
「心を純粋」に しておく
それでも
自分の 自由を 奪い
型に はめたい か
先入観のない 自流
生活や 男女の関係
自分なりの ありかた 個人力
自分だけの 物差し
正しいと思っている 固定概念
いつでも ブチ壊せる準備 してある
自分流を 貫くのは 難しい
周囲に 足並みを 揃えないと
日本の 自粛警察が典型 圧力が かかる
圧力を かける側も 付和雷同な だけで
根拠薄弱が 多いから やっかい
自分の内側から 湧き出てくる感情
「好き」「興味」「志」に
バカ正直に 興味を 持つ
いつでも 原点に 立ち戻る
自分に 迷いが ない
他人と ズレていても 問題ない
あたりまえを 疑い
常に アップデート
先入観や 世間の常識
枠に はめらることを 嫌い
自由な自分で いるため に
どう すれば いい・・
「なぜ だ?」と いう
疑問に 思う こと じゃないか
「みんなが やってる ことだから」
「常識だから」と 受け入れない
立ち止まって 自分なりに
「なぜ だ?」と 問う
そう 考える だけで いい
答の 無いもの だって ある
なぜを 問い 続ける には
エネルギーが 要る
それだけの エネルギーを
貯えている 人は 外観も中味も
老いて 尚 みずみずしい
自分自身を だいじに
納得して 気分よく 生きたい
年とって 生き 生き している人
健康 生き甲斐 食べていける金
この 三つだけ 持っている
ただ この三つを
持つこと だって 簡単 じゃない
誰もが 持てるって もんじゃ ない
日常は 大事
特別な 日常じゃ なく
普通の 日常を 見つめ
日常を 少し豊かにする
今日一日が 無事
死なないで 終った か
そりゃ 有難いこと
感謝という ほどでは ないが
まあ 一日の ケジメ
死んだら
どこへ 行くのか
そこに 何が あるのか
よく 話に出る けれど
そんなこと 知るかい!
坊主に なったって
そんな こと わかる筈 ないよ!

◇◆◇ ──────────────────────
永瀬夏子さん 76歳 要介護3
2度の 転倒骨折で 車椅子生活を
余儀なく されて いる
車椅子生活に なった
原因の一つに 彼女の性格が ある
めんど くさがり屋で
ずぼらの 夏子さん
医師による 歩行訓練を さぼり
楽だから と 言って
ホームの居室で 寝てばかり いて
歩けなく なって しまった
3度の食事も 食堂では 摂らず
自室で 食べていた
毎日 ほとんどを
自室から 1歩も出ないで 暮らす
「引きこもり」と いうことに なる
夏子さん
自家製の 杖フォルダーを
車椅子の背面に 装着し
特別仕様の杖が さしこまれて いる
気に食わない男でも 刺す
仕込み杖か・・
前面には
可動式の 大きなテーブルが
完備されて おり
簡単な 食事なら
この テーブルで 対応できる
車椅子から 降りる行為が 不要
さらに 驚か されるのは
車椅子に CDデッキが
装備されて いた
付き添いの 介護職員に よると
車の中などで このCDデッキを 使って
音楽を 聴いている と いう
暴走族が 使用する
違反車の ような 改造車椅子
カスタマイズ された
特別仕様の車椅子を 自在に 操る
バックで 180度の 方向転換も
楽々 素早く やってのける
老人ホーム入居者の 中では
比較的 若いので(76) 顔の 色つやも
他の入居者より 生き生き している
自室に 入ると
すぐ ベットに 横になり
車椅子に 装着している CDを かける
いきなり お気に入りの
ロックンロールが 大音量で 流れる
介護職員が
「食事時間なので 食堂に 行きましょう」
そう 誘っても
「身体の調子が 悪いのよ
この 動かない足が ちょっとね」
と 言って 足を 見せながら
足が 痛いと 訴える
「それでは 看護師に
見て もらいましょう」と 言って
介護職員が 看護師を 呼びに 行く
看護師に 言わせると
痛いはず ないんだ けれども
本人が 痛いと 言っている 以上
仕方が ないわね
看護師の指示で 居室配膳に 変更した
居室に
籠りがちになる 夏子さん を
外に 出さなければ ならない
しかし さまざまな 理由を つけて
拒絶する 夏子さんに 対し
どうすれば 外に出て もらえるか が
検討された
ある 介護職員から 提案が あった
夏子さん 居室内では 多弁で
いろいろな 話を する
その 話に よると
若くて 男臭い人が 好きだと
以前 働いていた ホームでも
夏子さんと 同じ 入居者が いた
その 入居者は
好みの男性から 言われる と
素直に 従っていた ・・と
次の日 ホーム内の
若手男性職員が 集められた
男臭い人 武骨な人を 選んで
対面させた
すると 4人目の 男性職員に 対する
夏子さんの 対応が 明らかに 変わった
夏子さん 好みの 男性だった よう
その 男性職員が 出勤している 時は
男性職員が 食事誘導を する
「そうね あなたが そこまで 言って
くれるので あれば
食堂に 行こうかしら」と 言って
食堂まで 出て来るように なった
さらに 男性職員から
歩く能力が 残って いるの だから
リハビリに 通った ほうが 良い
そう 促されると
近くの 綜合病院
リハビリテーション室に
通うことも 決まった
リハビリテーションは
夏子さんに とって
さらなる 幸福の時間に なった
理学療法士の 先生の中に
好みの 若い男性が いた
毎週 2回の リハビリは
至福の時と なった
ホーム からは
お気に入りの 男性職員に
付き添われて 病院に 行き
病院では お気に入りの
理学療法士の 先生から
施術を 受ける
ひと汗かいた 後 男性職員と
病院内の 喫茶店で お茶を 飲み
談笑をした 後 ホームに 帰る
毎週の リハビリ日の 日課に なった
夏子さん 居室から
出てくる機会が 多くなった
よき時間は 長くは 続かな かった
お気に入りの 男性職員が
会社都合で 他のホームに
転勤することが 決まった
介護職員 からは 今後
夏子さんの 行動が 心配される
何とか ならないか という 訴えが
ホーム長に 上がった が
ホーム長からの 回答は
がっかり することは 想像できる が
彼女 一人の ために
会社の決定事項を 覆すことは できない
夏子さんが 気を許した 職員や先生は
お気に入り ロック歌手の ファンだった
予定通り 男性職員は 転勤して いった
転勤の ことは 夏子さんに 伝えてない
数日後 他の介護職員に 対し
夏子さんから
「最近 ○○さんの 顔が
見えない よう だけど」
恐れて いた 確認が あった
隠して おくことは できない
介護主任が 転勤した ことを
夏子さんに 伝えた
夏子さん 期待を 裏切り
間髪を 容れずに 提案を してきた
「今月から 私のリハビリの 同行は
前田君に お願いできる かしら」
がっかり する どころ か
嬉しそうに そう言った
夏子さんの リハビリ通院は
前田職員により 続けられた
口の悪い 介護職員は
「若い男なら 誰でも いいん じゃない」
などと 揶揄していた
夏子さんが 気を許し
前田君を 受け入れて いた 理由は
容姿では なく 毎日 聴いている
お気に入りの ロック歌手
「ツイスト」の 世良公則ファンで
あること だった
前任職員も 後任職員も
リハビリテーション病院の 先生も
ロック歌手 世良公則の 大ファン
それから 半年後
夏子さんは 脳出血で 亡くなった
燃えつきた 夏子さん 骨に なった
葬儀会場に
お坊さんの 姿は ない
夏子さんの 写真の 横に
お気に入りのロック歌手
世良公則の写真が 飾られた
特別仕様の 車椅子に
装備された CDデッキから
大音量で ロックが 流されていた
「♪ 燃えろ いい女 燃えろ 夏子~」
葬儀会場の参列者にも 聞こえて いた
「♪ まぶし すぎる お前との 出逢い」

◇◆◇ ──────────────────────
蕎麦つゆの 出汁を 取り
大根を おろす
天ぷらを 揚げて
茹で上げた蕎麦を 冷水で 洗う
風のテラスで 食べる 昼食
フィリピンの 女では あるが
器用に 箸を 使い 食べる
天婦羅で 油ぎった口を
白ワインで 洗って いた
『どうなの?』
「ダイジヨウブ」
『大丈夫って どういう 意味?』
腐って ないって ことか!
怒って しまおう か・・
『まずい』と 露骨に 言えば
自分が 機嫌悪く なる と
思って から か
女は『生涯ぶん 食べた』と 言った
今後 もう いらない って ことらしい
美味い 不味いじゃ ない
行き着く ところは 味より 人だろ
生涯 とは
働き 食べて 飲んで 喋って
お風呂に 入り 片付けて 寝る
そうした 日々 重なる生活を
それなりに つつがなく 過ごす
考えてみれば 当たり前の 暮らし
丁寧な生活で 積み上げ られる
それだけでも すごい ことだ
この 今
流れる時間は 唯一無二
日々の生活に 潤いを 浸す 女
まさに 老いの余白に 遊ぶ
女が 楽しそうに している と
自分自身が 心地 いい
単なる 老いた ダメ男と
献身的な女の 物語では ない
不器用な 男と女の「生存方法」
誰からも
愛されて いない 感覚は
残酷な形の 貧困
誰と 人生を 共有する のか
自分は 年金受給者
資産家が 若い女性と
親密に なった わけでは ない
六十歳とも なると
女の ことばを 聞くと
細かい気持ち まで
分かるように なった
そして 七十の この歳
こころの求める まま 行動しても
女の 思いから はずれる ことが
なくなった
いつでも バカみたいに スマイル
とんでもないことが 起きても だ
スマイルする 子供じゃ ないなら
生の 細かい部分 は
死に よって 縁取られ
限界づけられる ことで 輝く
限りある 生を 慈しみ 今を 生きろ
死者から 自分たちは
そんな メッセージを
受け取って いる
年を 重ねる ごとに
気弱に なっていく 自分
「おーい カツ!」と 叫び
下っ腹に 力を 入れる
自分を 知るのは 自分だけ
自分の人生を 受け入れた 人は
自分にも 周囲にも 優しい
人を 笑わせる人も すごいけど
笑う人は もっとすごい
人は 笑うだけで
その場を 変えることが できる
老いたら 意識して
機嫌よく 過ごすように
努めるのが 周囲への礼儀
◇◆◇ ──────────────────────
料理の 頼み方に
日本人特有の「お任せ」が ある
海外の人から すると
お店で「お任せ」なんて 言ったら
余りものしか 出てこない と 思う
料理長 自慢の一品や
高級な食材が 出てくる なんて
信じない
日本人は 料理も 含め
あらゆる ことを
「お任せ」に している
おかしいと 思い つつ
「世間」に「お任せ」して 玉砕
コロナでも
「なんか おかしい もやもや する」
そう 思っている 間に「お任せ」し
生活は 破滅 された
―― ひと昔 前は
「親方 日の丸」なんて いった
マスクに始り 消毒 手洗い
集まっての 飲み食い 禁止
料理屋に行き 金を使え
会社には 行くな 旅には 出ろ
Go Toキャンペーン
お伊勢まいりでは あるまいが
日本人は 流れに乗ること 自体に
喜びを 感じる 民族
これほど 為政者に とって
扱いやすい 国民は いない
これから どんな状況に なる・・
その事は 誰にも わからない
もがけば 沈んでいく 泥沼
ワクチンは 未だ 未完成
コロナワクチンは −80°での冷凍
運搬や 医療現場での保管が 必要
冷凍運用の難しさが 判明した
自分なりに 衛生管理を 徹底
コロナ ほおって おいたら どうだ
経済封鎖も 空港閉鎖も解き
知らんぷり して いたら
コロナが 前向きな ことを
ひとつ ささやいて くれた
各自が 自分の頭で 防疫を 考え
各自が 行動すれば 感染は 低下
免疫が 生ずる
この状況 ヤバそう 判断したら
その場から 避難する
まさに 不要不急 な
人との接触を 遮断
早く コロナ
終わらせ たいのなら ネ
今までは 日本政府と いう
フィリピンなら 比国政府
「親方」に「お任せ」して きた
それ故 長期化している
分母は 1億人 短期終息 望むなら
「自分の身は 自分で守る」決意
自分で考え 行動
コロナに対処 すれば
感染など しない
自己責任 自己防疫
コロナを 初期設定に 戻す
個人は 新しき対処を 期待し
変化球を 待っては いけない
ストレートを「豪速球化」して
自分で 投げ
コロナから 常に 三振を 奪う
政府は 個人では やれない
できないことを 支援する
政府に おいても
個人に とっても
それが 大切な 視点
死にたく ない
自己防疫を 考え
自分の行動を 決める
1億人が 自分の身は 自分で守る
コロナ終息 国民総力で 早期解決可能

◇◆◇ ──────────────────────













