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           ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines 

            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
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少数派だと 知った 時は
非常に 驚いた そう

知人は 耳を ピクピク 動かせた
これが 少数派だと 知った 時は
衝撃だった よう

「私の家族 みんな できるから
  当たりまえ だと 思ってた」

知っている人の 意外な特技
ユニークな 一面を 見ると
ます ます その人に
近づけたような 気が する

先日も 女が 目の前で
見せて くれた ユニーク
まつげの上に 綿棒 沢山乗せた
あまりにも 華麗で  心から 
盛大な拍手を してやった



 

こうした 一時で 
料理した物を 一緒に 食べ 
酒を 飲んだり 話を したり 
笑って「その時」を 過ごす

分かち 合うこと 
集う 楽しみは 喜び

人生なんて 愛嬌な女と
ウマイもん食べ 酒が 飲めれば
おおむね 無事な わけで
何に 頼らずとも 
自分で 自分の 喜びを 得る

男と女 トワイライト・ラブ

その 短い時間が 互いに
憂さを 晴らす 時空間なれば
女を 楽しませて いる



 

70だった から やれる
女に してあげられる こと
異国 フィリピンに 恩返し
解放された 自由の場
笑い合う 時を かみしめる

若い女に 好意を 持たれる なんて
ファンタジー要素が 強すぎて 嫌だ

なんだ「結局 女かよ」と 
感じる人も いる だろう



 

女が 生意気に
「苦しい時代を 生きる 老い人に
   ハァ ハァ して いただく ことが 

   わたしの 使命なの」
なんちゃってを 吐く

女性軍団は この クソじじいが と

眉間に シワを寄せる
このじじい 女性の敵

自分は 南国ド変態

面白い キャラクター
ダバオの ストーリー展開に
欠かせない 人物
目を そらされたら
ダバオ物語りと しては 終わり



 

隠居して 普通の老人に
なってしまった 姿なんか
おもしろくも おかしくも

なんとも ないから ネ

老いれば 

見栄だの 恥だの
さほど 感じなく なる
この年に なって
実利を 取れるように なった

これまでの 自分は
過去の ものと して
捨てている

過去を 探し出しても 仕方ない
探して いるのは 過去では なく
『自分は 何者で あったか』
その 記憶なのでは ないか と……

それには

センチメンタルジャーニーも
入っている が

 

自分が どういうもので あったか
考えることを している



 

自分を 墓に入れるのは 誰か
死後は 死体が 腐る前に
見つけて もらい たいし
お願いした 女に
死後処理して もらいたい



 

クリスマスソングが 流れる
なんか 溌剌と してくる 不思議

七味(ひちみ)
五悦(ごえつ)
三会(さんえ)

毎年 暮れに
除夜の鐘を 聞きながら
その年 初めて 食べた
7つの おいしいもの
5つの 楽しかった こと
3つの 出会い
それが 全部 あったら
良い一年 だったねぇ と いう
江戸時代 庶民の風習

自分も 除夜の鐘 聞きながら
と いっても ここでは 

鐘の音も 聞こえない
でも 年末の 恒例行事に したい

新しい味って いえば・・
それを 探して……って 

 

ダメ ダメ! 

江戸時代に 
スマホなんて ないだろ が 
手に するなよ
ちゃんと 自力で 思い出せ! 

あれっ 想い出せない なぁ~

じゃあ 五悦だ
楽しかった こと…… 

 

何して たっけ?

今年は コロナで 全滅
旅行も 行けなかった

ダメ ダメ! 

 

何か あった ろ
 

想い出さな きゃ!

よぉ〜く 想い出せっ! 

ええっとー と……

三会にしよう 出会い 出会い……

ダメ ダメだ! 

 

思い出せっ! ええっと……

スマホに 支配された 時代 令和
コロナに たぶらかされた 10ヶ月
自力で 一年を 振り返るのは 
非常に 困難な ことを 思い知った

 


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老い なんて
また なんで そんな陰鬱(いんうつ)な
テーマを? いつも いつも 掲げる と・・

年齢とは ただの 数字
自分は 本気で 思って いて
いや 思い込ませて いて
年齢に 自分の邪魔を
させた ことは ない

“ナムミョウホウレンゲキョウ”
哲学の筋が 通っている

人生 喜びを 感じるための
必要な 全ての ものが
すでに 自分の中に ある

そこから 引き出せば よい



 

団塊世代 全共闘世代だ
若さ こそが 最高の 価値だった
その仲間も いま 70歳

老いの とば口に 立って
鏡の中の「自分」を 見ている
「自分」との 間の 落差
一体 なんなのか と 自問
老いを めぐる 思索

若さ 効率 生産性ばかり が
謳歌(おうか)される 社会
高齢者は お荷物扱い 幼児扱い

最悪の場合 高齢者施設と いう
社会から 切り離された 場所に 

集められ 死を 待つだけ
そんな 存在に おとしめ られた

探せば 高齢者に
別の アプローチを 試みる
施設が ないわけでは ない

アートを 介して 
認知症 老人たちの
いのちに 輝きを 取り戻す 
試みを している ところも ある

ダンサーとの 交流から
少女のような ほほ笑みを 取り戻す
老婆たちの姿は 心を打つ

「死は まさに 生の条件」
そこでは 死を 視野に 入れ
美を かみしめ 老いることが できる 

世俗の価値観を 脱して 
本質を 見つめ 美しさに 

いっそう 敏感な 老年期



 

決して 惨めでも 悲しくも ない
老人の中には すべての 年齢が
閉じ込められて いるの だから

時と 場に よって
心の年齢を 変えられる
老人だけが 持つ 豊かさ

優柔不断で 臆病で 
ちょっと ズルく見える 自分
ちょっと マヌケな 感じも あるし
マイナス要素は 多い

にも かかわらず
いったい 何なのか
ムッツリスケベの ロマンチスト

 


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90を 超えて 生きる確率
男が 4人に 1人
女が 2人に 1人

健康上の問題が 何も ないなら
90以上まで 長生き なさる かね?

70 その齢で 
もう 浮世の煩悩も 欲も
なくなられ ました か?

さて・・  はて・・ どう かな
顔つき 変えずに はぐらか された

「初めて 射精を 経験したの は」
いつ だった か?

びっくり したことを 覚えてる

年齢や 環境
人生に対する 余裕次第で 
煩悩 欲への感じ方 それぞれに 違う



 

やりたいことを 諦めず
イキイキと 外に開いているのが
老後の 幸せなイメージ画 だって!
誰が そんな姿 描かせた 

 

TV おまえ か

思わず「めかぶ お前も か」
自分は めかぶ的存在で ありたい
一人だけ タンパク質じゃ ないぞ

 

めかぶ おまえ
いい味 出している じゃ ない か
おまえが いないと 味気ないぞ

 

自分も そう ありたい

退職し 自由時間を 得て
やりたかった ことを
始めた人も いる だろう
TVが これ 見よがしに
演出して みせる

TV番組は 事柄の 
表面の 刺激的な 映像
現場レポートを
せいぜい 中2坊主が 

分かる レベルで
ちょろっと 流すぐらい
3分が 限界とか

だから 記者が分析 した
「事柄の裏 真実」が 
表に出ることは 少ない
「テレビに映る 老後
   97%は 嘘で ある」

TVは 面白ければ いい
視聴者が 見て くれれば
TV屋は 儲かるから
「良貨は 駆逐される」

TVは 女子供が 見るもので
まともな 大人は
酒 女 遊び 勉強 人脈作りで
忙しいから まず 見ない
そんな 暇は ない



 

「一生できる 仕事に 従事」
現役で 働く 団塊人も いる
すごく カッコよく 映る
独り身で いることも 快適
終わって いない人

自分は そうでは なく
やりたいこと 欲を 徐々に 少なくし
下り坂で あっても 何とか ダラダラ 
下りて いきたい なって 素朴な老衰

生理的に 老いれば
知的な 能力も 衰える
困った 認知症も 出てくる

医療が進歩 食物が充実
長生き させられて しまった
長生き させられた 分だけ
認知症に なる と 言うこと だ

今も 団塊の それぞれ が
その 途上にある 自覚が・・

オノレが そんな病気に
なる はずが ない
単なる 老いだと 眼を背け
認知症を 受け入れ ない 

「こういう人は 認知症に ならない」

手先を 毎日 使っている 人は
認知症に なりにくい・・

いいえ 毎日 
包丁を 使っている 主婦も 
なって いる

知的好奇心の 強い人は なりにくい

自分の尊敬する 学者も なっている

よく 言われる なりにくい 目安
そんなもん 全部 あてに ならない

会いたい人に 会いに 行こう
また 今度 なんて 言っている ほど
命 そんなに 待ってくれない

 


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「親が 認知症で 要介護」
団塊は その境遇を 脱した

今は 自分の身に 降り掛かる
認知症が 迫ってくる
誰かに 介護して もらう

側と なった



 

介護人は 大変 

悲惨 重労働と いった 側面 

クソ一  もう 一緒に 死ぬか 
現場体験した 団塊人も 多い 



 

「ロング・グッドバイ」

長い時間を かけて 
だんだんと 遠ざかって いく
この病気を うまく表現した

そうだな  忘れた季節

だから 介護する者は
たまった もんじゃ ない



 

フィリピンで 介護
決して 辛いだけの もので なく
世代家族が 全員で 見守る



 

介護は 周りの 捉え方 次第 
笑いながら 面白くも 可愛くも 
認知症本人は 至極 真面目だから
挙動が 滑稽で 笑いに 救われている

病状が 進行していき
迷子に なった 子どものような
不安げな 表情を見せる ことも
切なく 愛おしい

「認知星人 呂宋助左衛門」
(るそんすけざえもん)
介護 看取り ダバオ実践日誌

ある 日曜日
昼寝から 起きてきた
呂宋助左衛門じー が
突然 びっくりする ような
ひと言を 発した

「おい マリアちゃん いるか
   原稿用紙 買ってきて おくれ」

「いいよ でも 何に 使うの?」

「GHQの こと と
   マッカーサーと 帝国ホテルで
   ご飯を 一緒に食べた ことを
   執筆してくれと 頼まれた 」

へ~! 執筆? 
マッカーサーと 帝国ホテルで
ご飯 食べたって なんの ことぉ?

「本当に ?」など と
聞こう ものなら すぐに
怒りん坊星人に 変身する だろうから
ここは ひとまず
原稿用紙を 買いに 行くことに した

「マリアちゃんの 姿 見えねーけど…
   死んじ まったの かい」

死んで いませんよ
じーの お使いで 買い物に

原稿用紙を 買ってきて あげたら
じーー 即! 執筆を 開始

誰に 頼まれたの? と 
聞いた ところ

「NHKだ 
   締切は 〇月×○日だから な
   急がなくては ならぬ」

だ そうだ…… すっご~い
締切日まで 決まってる



 

NHKとは おどろく 
どこから NHKが 
出てきたの かと 思ったら

数年前に 
呂宋助左衛門じーが 取り寄せた
NHK通信講座 自分史の 案内DM
呂宋助左衛門じーの 机に 
置いて あった

呂宋助左衛門の 頭の中では
NHKの通信講座 →
NHKから 執筆を 依頼された
という ことに なった らしい

そこから 数日
ご飯を 食べている時 以外は
執筆活動に 専念
夜な 夜な カリ カリ カリ カリ
鉛筆を 走らせる 呂宋助左衛門じー

マリアちゃん
めしゃ~ まだかい?
腹 へってるん だけど

今 食べたばかりで しょ



 

そうなの
「メシ まだか のぅ?」
醤油 ラー油 アイ・ラブ・ユー

夜 遅くまで
執筆活動を している ものだから
デイサービスでは
ほぼ 居眠りの 毎日らしく

パイのパイのパイ体操も 
やらない らしい

スタッフが
「昼夜 逆転されている よう ですが」
心配して くださる ほど

ちょっと ほろ苦く
可哀想だが 可愛くも あり
それで いて 根底には
どこか 諦念と ともに
呑気さ・たくましさ が

小さなことで ムキに なったり
ピリピリしたり うろたえたり
人間臭さが ありつつも
最終的には どこまでも 受け止め
許容して くれそうな 

呂宋助左衛門じー

呑気な たくましさ
それって 生命力 なの かしら

自分が 住む 
ゴルフビュー住宅地内には
民家を利用して 老人を 預かる
デイサービスが 二カ所ある 

「あまり 根を 詰めると 疲れるよ」
優しい言葉を かけると

「〇月×○日の 締切に 
   間に合わない から」

聞く耳を 持たないので 
放置する ことに

数週間後
やっと 書きあがった 原稿

マリアちゃん
「ワープロ(パソコンのこと)で
   清書して おくれ」

今まで 私にも
読ませて くれなかった ので
どんな内容か 楽しみ

清書した原稿を 
受け取った 呂宋助左衛門じー

「だめだ これでは 検閲に
   引っかかって 墨で黒く
   塗りつぶされる箇所が 多すぎる……」
と 眉毛を つり上げ 一言 はいた

また その日から
執筆活動を 始めた

どうやら 呂宋助左衛門じー 曰く
執筆した原稿は 本に なり
出版した 暁には
NHKへの テレビ出演も
決まっている らしい

呂宋助左衛門じー 
そう 思い込んで いる

今晩も カリ カリ カリ カリ
呂宋助左衛門ーじの 鉛筆の音が
響く わが家

フィリピンで 認知症 聞かない

フィリピンで 貧困は 丸見え
日本の貧困は 隠されて 見えない
金が無いと 医療に 頼れない
食べ物の バランスは 偏って いる
長生できる 環境には 程 遠い
老人は ほとんどが 自然死
認知症に なる前に 死んでいる

呂宋助左衛門じー マリアちゃん に
『あんたー』って 抱きつくん だよ
弥勒菩薩像 と 間違えてる 

それで 周りは
『ボケちゃったネ』って なる
『ボケるのは いいん だよ
   イエス様の 贈り物だね』って 

ボケると
死ぬことも 分からなく なる?
お隣に 来ちゃった 死が
怖くて しょうが ないって なら
なくする には
ボケちゃったら いい

ボケ 面倒見る
そりゃ まわりは 
たまった もんじゃ ない

コロナによる死は いけません
「さよならの ない死」

『逝った 逝った めでたし
   無事に 死ねて めでたし』

病院で 最期を 迎えない
延命より 別れの時間を 選ぶ

周りの人が 手を握り
体を さすり 耳元で 声を かける
ぬくもりが『心の血流』と なって
伝わる

ダバオ 南国の暖かさと 世代家族
呂宋助左衛門じー 周りにに 見守られ 
クリスマスの夜 逝去



 

「だいじょうぶ だ~ぁ」
死ぬまで 上機嫌 だった


だいじょうぶ ジャ 亡くなった
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一体 なぜ 自分は 呂宋(ルソン)
フィリピン・ダバオに 入った



 

その選択は なんだったの か?

自分は 内気だと ばかり 思っていた 
それは 自分の中の A面 なのだ

 

ヒョイと 裏返した B面 には
「どうにか なるさ」
「やっちゃえ やっちゃえ」と
自棄(やけ)に ふてぶてしい

別人格が 潜んでいることが 

わかってきて
 

人間と いうのは 奥深い 生き物だと 

感嘆したり して いた

「日本で 生きて いかなく ても
   異国で 生きて いくことも・・」

自分の B面の中に ある
「好き」「楽しい」「やってみたい」

日本で 外側に 分厚く積み重なった
余計な ものを 脱ぎ捨て 走る

無理して 頑張って いた こと
やりたく ないのに 続けて きた こと
そんなもの すべて 捨てて 大丈夫

不思議な 実感を 伴った 考えが
通り過ぎて いった

だれかの 生き方を 知る
情報を 得る 湧いてきた 勇気

勇気と いうのは 
精神論の 類からでは なく
「知る」を 通じても 生まれる

自分 ひとり だけなら
簡単に 行動に 移せる

外から得る 情報だけで なく
自分が 感じることを 優先行動
異国の暮らし 手に入る

ストレスの少ない 南国の生活

異国で 大事にしたいものとは 何か
何を 選び取るかを 第一に 考えれば
その気分は まわりにも 伝わる

日本を 手放したと 嘆きながら
気が つけば 手の中に
小さな宝物が 光っている



 

この先 暮らして行く 道筋が
卵ひとつで 見えてくる
大げさ では ない

規格外扱いだった 日本の 居場所

 

自分の特性と 新たな地との 相性

なんでも 規則 正しく
きちんと 繰り返されるの が
性に 合っている人

規律正しい生活が 性に合わない人

これまで  ダバオで 
なんとか やって こられた
変わっている 邦人を 
気にする人は ほとんど いない
むしろ 面白がることの 多い 環境
この地との 巡り合わせ

何しろ 日本では
独り身の 老人には 
誰も 家を 貸して くれない

自分は 定職なし 家族なし
家なしの 正真正銘の 根なし草

あなた マレビト(客人)で しょ
よそから 入って きた人

地域社会に マレビトが 入ることで
触媒に なることが あるんですよ

男と女の こと・・か

それで あなたも 

地域貢献を 知らずに してる

そうだ と いいん だが

来年の目標は
血を 少し増やすに すべき かな と
本気で 考えている

血気盛んに なって 何を する

『♬ なんてっ たって 七十』

七十は アイドル だって

ハイ ハイ へんな オジさん

血気盛ん 結構じゃ ね〜か 
人生は 二度と 戻らない
1日に 2度の朝は ない

 

楽しめる時は とことん 楽しもう! 
歳月は 自分を 待って くんねえ〜
善男善女には 無縁の話

 


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なんで すって!!

70に ショックを 受けたぁ

 

69とは 全然 違う 

29歳から 30歳に 
なった時 と 同じ 衝撃

何かが できる 何を するにも
「時」が あるって こと だから

「いくつに なっても 
   チャレンジ できる」

「年齢は 関係ない」って 言う

 

あの 甘い台詞 ありゃ 嘘だョ

今から 自分が
ボルダリングできるか と 言ったら
そりゃ 無理だし 危険だよ 

自分の ことを 考え
何を やるにも 
その「時」が ある

30代 40代は 何だって
挑戦したら いい
変われる その時 だから

70代で 大学院に
入り直し たって
そこでは 年齢なんて 関係ない
だいじょうぶだ~ぁ

50代と 60代と 70代は 違う
それぞれ「時」が ある なって 実感 

『今度 生まれたら 時を 外すな」

「今度 生まれたら」
そう 考えてる 時は
「今の 自分を どう 扱うか」
時を 持て余さず その事だけ 
じっと 考えてる 

70は「ご恩返し」の 時
自分が 培ってきた 力
誰かに 還元する 齢

出会えたことが 一番の 幸運
土地や 人を 好きになる 理由や
きっかけなど あまり 考えない

恋する 迷路には 
どこから 入っても いい 
直感に 従って みる

自分の 後半人生を 導いた
フィリピン ダバオ 女の存在



 

経済的に 男に縋(すが)る 事実
 

男の顔色を 伺うのは イヤだ
もう 辟易だと 思っても
別れる決意さえ できない 女

なんだ かんだ 言いながらも
自力で 稼ぐより ラクだから

こんな 女に
いい男が つくわけが ない
いい男に 出会いたい のに
出会えない と 悩む 女

素敵な男に 出会いたいので あれば
自分が 自立し 素敵になる こと
ひとりで生きる 自身が ついた 女

女は 男から 目を 覚ました
「もし 僕が 浮気を しても
   それは 僕の せいでは なく
   君の価値が 下がったせい だからね」
こんな 最低男 だったの か・・

女に とって
「ちゃんと 生きられる」
経済的・精神的に 自立して 生きる



 

ひとりで 生きられ ないから
結婚するのでは なく
自分 ひとりでも 
生きられる自信が ついた から 
誰かと 一緒に いられる

「誰かに 頼って
   生きていくのは ダメ」

男に 頼って 

生きていける女は それで いい
「頼れること」は ひとつの 才能

頼る才能が 希薄な 女
男に 頼れない のは
母と女の 2人で
幼い頃から 家事を 分担して きた
経験が あるから・・だろう



 

どんな 恋で あろうと
人の恋愛に 他人が 口出し

するものでは ない

恋は 理屈では なく
感情で 落ちるもの
人妻で あろうと 

シングルママで あろうと
人を 好きになる 気持ちを
コントロールなど できない



 

「恋愛の 正体は 性欲だ」
女が 男に 熱を上げるのも エロス
封印して しまえば
どこかに 不具合が 生じる

 

女は 女の 中の エロスを 認め
上手に 発散していく
性欲を 制御するのは 至難の業
個人差が ある

女は 性欲という 名の 

修羅を 飼っている
性欲に 翻弄されながら 生きている
性愛を 含む 女の生き方に 

正解は ない



 

いつまでも 若くない
Tバック姿で 客の前に 立つのは
さすがに キツイだろ

そんな過去 封印しなくて いい
無茶を した 過去を
ネタにして 笑って もらい
「でも 今は 服を着ていますけど」って
これからは そんな姿勢で 生きて いけ

一人の そんな ダバオ女

 

これまで 自分が 蓄えてきた 力
ダバオ世間に 役立てる
この歳で この時 この場なら 
女を 支えて あげられる



 

自分は
自分の ため
新しい 自分に 
変わる だけで なく

「男が死ぬ日」その時 まで
「生きる情熱」を 燃やす
長く 難しく 生々しい 人生

後半生 
安全は 保証され ないが 
楽しませて くれる ダバオに 恩返し

30代で そんなこと 
考えたら 不健康
人間 あまりに 早く
菩薩に なると 面白く ない

若い うちは
社会貢献や ご恩返し 考えずに
自分の人生に 後悔が ないよう
やりたいことを やる

ご恩返しは 70から・・で いい

70という「時」を 外さず

70の「今」
何を やるか
何が できるか
何を すてるか
そのことを 考える

「今度 生まれたら 
   この人とは 結婚しない」
男の 思い上がった 台詞

70って 80や 90より
体も動くし 頭も働く 
独り身で あれば
金も 使うべき ところに 使える

70と なり 
社会からは 引き下がり 
何も 求められなく なる

「70に なったら 悠々自適
   趣味を 楽しもう」と いう 風潮
マスコミが 作り上げた 老いの虚像
そうか? な って 疑って いる

七十からが 本当の人生
疑っては いない

「何が できる か」
「何を あきらめる か」

「なぜ 自分は
   この女(ひと)に これだけ
   魅せられる のか」

 

自分の 人格を 反映する 女
その答えを ダバオに 探した



 

自分の 半分くらいの
人生経験しか してない 女 
エロティックな 肢体
貧しいと 嘆く 言葉

すかさず 
でも 心は 豊かだろ
穏やかに 笑って
女の言葉を 呑込む

一種の 興奮状態か
女から 注目される
快感を 味わって いる

セクシュアリティの 悩み
ダバオが 扱っていると 
いうだけで なく

自分自身を 知れと 教えてる 地
女に出来る ことは ほとんど ない
男は 自分で なんとか するしか ない

どこからか 沸き起こる 不安 
逃れようと 満たされない 
気持ちの穴を 埋める ため
街を 歩き 淡々と そこ かしこ
動き廻る

女の 日々の欠けらを 収集
小さい 何かを 見つけている

生きている 宝石



 

ちょっと だけ 事件アリ
何かが 起きている

この人は 何で
パイナップルを 抱いている? 
人って どこか おかしい 滑稽
ふだんは 意外と 情けな かったり

考えたようには なら ない
動いた通りには なる
自分が やったことは
自分に 返ってくる
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ダバオに 入らな かったら
南国の女に 触れる機会は
一生 なかった

一人の 人間を みずみずしく 
そこまで 駆り立てる ダバオ

何必 定説を
「何ぞ 必ずしも」と 首を傾ける
自由な精神を 持ち続けている



 

出会いで 人生は 変わる
親密な 10年越しの 通い女(びと)
お互い 一人のときも 喜び だから
2人でいると 喜び2倍 不安は 半分
ニコニコしながら 距離を 置く
この人を 楽しませて あげたい 
それが 互いの ベスト 

「この女 なんか 好きだな」
その 気持ちが 全て

 

誰が なんと 言おうが
好きなのは 変わら ない



 

日本と 異なる環境で
より 自分らしく いる
女との 出会いに 恵まれる と
どんどん と 楽しい ほうに
引き寄せられる 状態が 続いて
嬉しい ほうに 人生が 変化する

ダバオに 入って
環境が ガラッと 変わって
「好き」「楽しい」 
そう思える ことに 出会う
1秒で「イエス」を 出せる

自分の心が 
ときめくことを 選ぶ
いい女に 恵まれた 夏子

変わりたい 自分を
後押し してくれる女
追い風が 吹く ダバオ
この地が 好きだと 知った 

ダバオで 考えた こと と
これまでの 日本での 暮らし
「住む地が 人生を 完結させる」



 

「わかん ないけど でも あなたが 好き」
そう つぶやいた 女 ・・

人と 人には
分かり合えない 部分が
どうやっても ある

自分が 全てに
共感できる 女なんて いない
いない から こそ
いるん だって と 思う

悲しいことでは ない
星は 重なり 合わないから こそ
巨大な星座を 夜空に 作る

決して 近づき すぎたり
妥協 しあって「同じ」に なること 
星には ない

星と星を つなげたら
一つの 絵に なって
近づくよりも もっと 美しい

いつだって 変われる
大人の ラブ・アイランド

ワンナイト・モーニング

居を 構えるほどに
ダバオという 地を 愛した
ダバオの 女の存在が 大きい

目と目を はずさず
白黒はっきり もの言う女
自分は 好感を 持った

強烈な 興味を 持ち
人として 深く 魅せられる

生きる理由が ある
女の 笑顔を 引き出したい

どのように 
生きて いけば いい? 
正解のない 年齢の生き方
ダバオに 聞いている

一言で わかりやすく 教えてくれ

大きな問題が 発生した時
自分が 何を 思うか
ちゃんと 耳を 澄ます暇も なく
他の人の意見に 流されて しまう

皆の意見に 
ついて いくか いかない かの
判断だけで 結論を 急いだり

自分でも 
分かって いなかった 気持ちや
なんとなく「嫌だ」と 思った こと
自分自身で 無視して いない か

自分が どう思うか なんて
自分にしか わからない のに
まして 他人に なんか
解ろう筈も ない

そのこと 自分で わかるまで
じっと待つのは 難しくも ある

ふとした とき
自分だけの 何かに 
出会えたら 嬉しくて
その瞬間が あれば 
まだ やっていける なって

自分は クレージーだね
どこまでが 正気なのか
どこからが 狂気か
自分でも 分からない

身ひとつで ダバオに来て
『よーし!』って
悪戦苦闘しながら 根を張った
──と いう話 でね

『そんなに 素晴らしい 地
   なんですか』って
問いかけ たら

『ばか 全部 うそ』って

なんだよ 騙されたの かよ

ホームレスの格好を して
街で リヤカーを 引いていた
と いうん だけど・・

それは 本当なの

「・・・」
沈黙して いて 応えない

落ちぶれた生活
悔しさや 歯がゆさ にも
気づかずに 生きている

ただの クズ じゃない
悲しいやつでも ないし
イカれたやつでも ない
諦めの悪さ 虚勢を 張りながら
生きる 心の機微を すくっている

いい瞬間だな と
感じるところに いる 人生

それが 今の 状況

 


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ずっと ダバオに 居続ける
ふてぶてしさ と 諦めの悪さ
「このままで 終わりたくない」
という 思いが 心を 走らせる



 

異国で もがき 続ける
男のラスト には 
何が 待っている の か

誰も 邪魔できない 瞬間を
作る場所として ダバオが ある

死ぬには まだ 早い時間

 


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