夕の空 (朱音の空想想像小説) -108ページ目

対人恐怖症?

……私を知っている人と合うのが怖い。
だから、インターフォンが鳴っても、心当たりがある時は聞こえないふりをして布団を被っている。
それが例え、親戚のおばちゃんや、旦那のお母さんでも、たった少しの他人とのふれあいに多大な労力を消費する。

以前に、仲の良い友達と会っていてもその時間がすぎるとすごく疲れると書いて、彼女を傷つけてしまった事がある。

わたしは、ほんとうは、一匹狼でいなければいけない存在なのだと思ったんだ。
だって、コミュニケーションの手段を知らないのだもの。
わたしの知覚は常に緊張していて、仲間と仲間以外を区別してきてきた。
そして、わたしのしっぽは、仲間にさえぴりぴりと緊張を解く事を知らずに生きてきた。
誰にも許せない誰にも犯させない、自分の縄張りを護って生きてきた。

でも、そんなんじゃ寂しいということに、気づいたんだ。
私が心を許せるのは唯一、旦那だけだったけど、それだけじゃいけないと思った。

だから、勇気をください。
友人を取り戻す勇気を。



【fin】