ハウパーヴィラの小話〜ウサギとネズミのカップル編〜 | ペルペルペルナンドのシンシンシンジャポーン!

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元シンガポール駐妻のペルナンドです。私のくだらぬ日常と、時々愛すべきシンガポールネタ(回想)を織り混ぜてお送りしております。よろしくお願い致します。

すっかりサボっていたハウパーヴィラの解説シリーズです。

こちらのウサギとネズミのカップルは、たとえ種が違っても全ての出会いは決められていた縁であるという仏教哲学を表している。

 

その組み合わせが奇妙でも運命が導いたものならば幸せになれる。


スーツを着ている一見ヤクザめいたヤツらは、鹿と山羊で「年長者」とされているが、それがどういう立場の存在なのかは不明。

茶をサーブしているカメは仲人。

明確な事は、鹿は中国語では「高収入」の意味を持つ言葉と発音が同じであるため富、亀は長寿と不変、羊は親孝行の象徴であるということ。

 

年長者である鹿と山羊がカップルよりもだいぶ大きいのは、年長者を敬うべきという概念を強調するもの。

 

部屋の中をよく見るとモダンなインテリアが。


それらは伝統的な要素との混合(人の手がついた花瓶は1950年代の流行り)であり、昔からの教えは現代に語り継がれるということを表現している。