
もっとも暑い季節に身につける紗の帯は、見た目に涼しいのはもちろんのこと、どこか華やかで気品があります。それはかつて平安貴族の盛夏の装束として用いられていた歴史によるものかもしれません。日本では平安時代ですが、中国では漢代(紀元前202年~紀元前220年)にすでに織られていました。
紗は織り帯、染め帯の両方が作られ、染め帯には一般的に地紋のない「素紗(すしゃ)」に涼やかな文様を染め出します。これに対し、織り帯の多くは地紋のある「紋紗(もんしゃ)」で、紗地にさまざまな文様を紋織りで表現したものが主流となっています。
紗は錑織りの仲間で、緯糸が1本通るごとに1組2本の経糸がもじられて隙間を作り出します。織り帯の中には、緯糸に白糸や色糸を用いて華やかな文様を表したものもあります。
● 金糸銀糸を用いた重厚感ある文様の袋帯は、盛夏の礼装に。
● 金銀を抑えた袋帯は、絽の訪問着や付下げ、色無地などに。
● 織り名古屋帯は絽や紗の小紋、染め名古屋帯は小紋のほか夏紬にもよくなじみます。
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