日本国憲法 9条条文

1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


世界の常識として、全ての国は外交の手段として、他国に戦争を仕掛ける権利を有してます。

でも、日本は憲法によって、国としてこちらから戦争しかける権利は放棄するよ、武力を背景に威圧しないよと明言してるんです。

(国権=国が持つ権利のこと。)

主権国家はすべて対等で、これ以上の権威は存在せず、また他国の干渉を受けないと、世界中で認識されています。

早い話は、主権国家であれば、政治体制が民主国家だろうと独裁国家だろうと社会主義国家であろうと自由であり、乱暴な言い方をすれば、国内の枠でなら、基本的人権を認めてなくても、最悪国民を迫害しようが、問題がないのです。

ですから、ポルポトやチャウシェスク等の人民を虐殺しまくった独裁者が、内戦やクーデターで失脚するまで君臨できたのも、中国のチベットやウイグルに対する仕打ちがつづけられるのも、対外的に批判されても北のお方が独裁者として君臨できてるのも、国権があるから。

国連憲章に侵略戦争禁止が定められていますが、どの国連加盟国も戦争をする権利自体は失っておらず、早い話が国連憲章を無視しても、罰則があるわけではなく、それを強制的に咎める機関も法律も存在しないのです。

流石にあからさまに破らないですけど、それに近いことしてますね。
イラクやアフガニスタン、最近ではウクライナ情勢におけるロシアの行動が、その例ですね。


ですから、国として戦争できる権利は、保有しておいた方がよろしいようですね。
何も自分からわざわざ権利を放棄する必要はどこにもないのですから、権利を遂行するか否かは、その時、しっかり吟味し考えて決定すれば良いことですね。

ですので、この自虐的な序文を以下のように変更することが必要ではないでしょうか?

1、日本は主権国家として、他国と同様に交戦権を有する。
2、過去の歴史の反省に立ち、自らの領土が脅かされた場合を除き、武力に訴える行為は取らない。