「売春を無くそう」とどれだけ長い時間、どれだけ大勢の人が叫んできましたか。
しかし、それは無くなりませんでした。「戦争を無くそう」とどれだけ長い時間、どれだけ大勢の人が叫んできましたか。
しかし、それも無くなりませんでした。「溜まった時に必要だから無くならないんだよ」という皮肉だけを残して。

無くならないから、目をそらすべきでしょうか。それら存在する現実もまた「普通」の一部です。それを認めなければなりません。
認めてからこそ、対策を考える必要についてもまた、認識することが出来るのです。
否定ばかりしていては、何も変わりません。
自覚を通じて「変わる」ことができないと、他人を「変える」など夢物語です。

国家というのも所詮人の作りしもの。
考え方は同じです。
世界は強大国の様々な陰謀で溢れているからこそ、世界平和を叫び続けるべきだという美しい展開を望む人もいるかもしれません。
いいえ、誰もが望んでいると言うべきかもしれません。
しかし、それは理想です。
「予測可能な将来に世界大戦が起きることはないだろうが、覇権主義強権政治新干渉主義が新たに登場し、大小の衝突が止まないだろうし、世界はまだ現実的で潜在的な局地戦の脅威に直面している」・・
中国の国防部は2015年5月26日、国防白書(軍事戦略白書)以上のように「局地戦の脅威」を言及しています。

何も変わらない北朝鮮問題。
韓国はどうですか?「韓国に力が足りないという理由以外に、日本を侵略しない理由など無い」というのが私の持論ですが。


残念ながら私たち人類は、いまだ戦争を無くすことができないでいます。
それは「普通」の悲しい一部として、いまそこに存在しています。
「平和な時には何の役にも立たない軍人のために一般市民が税金を捧げ、有事の際には何の役にも立たない一般市民のために軍人が命を捧げる」・・
私たち人類は、まだその関係を否定できる術を持っていないのです。

だからこそ、国と国の間にも数々の抑止力が動いています。

それが「普通」です。


日米防衛協力指針の格上げや安保法案改定により、日本は「普通」へと動き出しました。

恐れる必要はありません。それで「よろしい」のですから。



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と、韓国人の歯科医師シンシアリーさんが、言ってくれています。
消すかもしれないとのことで、昨日の彼のブログより抜粋しました。
そのとおり、日本はやっと普通の国になろうと努力しはじめたのです。