(昨日の続きです)

突然ですが、問題です。
夏目漱石「こころ」、野坂昭如「火垂るの墓」、高橋留美子「めぞん一刻」の共通点は何でしょう?
答えは、主人公の仮住まいを管理しているのが未亡人である、という点です。
果たして仮住まいには未亡人が付き物なのでしょうか?

私が住んでいた寮には、掃除や平日の夕食の用意といった寮生が一番関わることの多い管理人(仮に“十無(とおなし)”さんとでもします)と、寮のオーナーの通称“館長”の二人が未亡人でありました。
もちろん現実の世界ですので、館長の娘に求婚する人はいませんでしたし(一応、館長には娘さんがいるらしいですけど誰も会ったことがありません)、疎んじられて追い出されたりすることもありませんでした。また、十無さん(仮)も「めぞん一刻」の音無響子みたいに若くて美人ではなく、むしろ一ノ瀬のおばさんに近い感じでした。

ところで、人によっては休日に十無さん(仮)に食事をおごってもらったりしていた人がいたそうです。
私はそんなことはなかったのですが、決して仲が悪いということはなく時々、雑談をするレベルでした。
私の隣の部屋に住んでいた人(ここでは、仮に“二ノ宮一男”とでもします)は、十無さん(仮)とはかなり仲の良い方の人間でした。
あるとき二ノ宮君(仮)と十無さん(仮)がかなり仲が良くて、よく一緒に出掛けていることについて寮の仲間数人と話題になったことがありましたが、もしも十無さん(仮)がもう少し若くて綺麗だったら何か勘繰りたくなるだろうけれど、あれだとそういうことはありえない、というのが一致した意見でした。

ところで、そこの寮の名前は漢字では「○○館」という名前で、めぞん一刻に登場する「一刻館」の一刻とは、最後から二番目の音節の母音と最後の音節が同じ(ローマ字で書くと「…okukan」になる)なので、語呂がまったく似てなくもないようにも思います。

二人の行く末を見届けることなく私は退館してしまいましたが、あの後の二人には果たしてロマンスが芽生えて、めぞん○○(←寮の名前が入ります)となることはあったのでしょうか……?

体調:○(概ね良好)
精神状態:○(概ね安定)
オナ禁:○(8日目)
エロ禁:(8日目)

朝、夢精しそうだったかもしれませんが、母の足音で目が覚めて助かりました。ありがとう、お母ちゃん!