さてと…。


途中で脱線してしまったので、

話を戻していこうか。


若気の至りというのもあり、

火遊びが過ぎた僕だけど、

それでも2人で愛を育んだ。


同棲をはじめて1年あまり…

いよいよ「結婚」というところまできたのだ。


正直なところ、僕は結婚って言葉に執着しなかった。


そんなの…単なる肩書きだろ?っと

別に2人で暮らせるならいいじゃねぇか!と

ほとんど意識などしていなかったのだ。


けど、周りの人達は黙っていなかった。


「彼女を安心させてやれ」

「子供は早いうちがいいぞ」

「親御さんも心配してるだろ」

などなど…


人の気持ちや考えをまったく聞こうともせず、

一方的に世話を焼いてくる。


つくづく嫌気が指していた。


彼女もまた、周りの意見に影響されてか

少しづつ意識しはじめていたようだ。

 

「ケジメつけねぇとな」


そんな思いで、ついに覚悟を決めた。


おしゃれなレストランで食事を楽しみ、

ジャズの演奏を聴きながら、

彼女にプロポーズをしたのだ。


その時の彼女の表情は今でもよく覚えてる。


涙を流して喜ぶと思いきや、

しばらく考えて、「うん」と頷くだけだったのだ。


おそらく、不安だったのだろう。


「本当に、この人とでいいのか」と。


僕も彼女の様子を見て、少し不安になった。


それでも2人は、先々の未来に希望を持ちながら、2016年にはれて夫婦となった。


次回に続く…。