「これ、売ってみたい」
その一言から、すべてが始まりました。
イベントでワークショップや販売をしていると、
作品を見た子どもたちが、よくこんなことを言います。
「これ、私も作ってみたい」
「売ってみたいな」
その言葉を聞くたびに、
私は少しだけ立ち止まって考えます。
“やってみたい”の、その先を
この子たちは経験できているだろうか。
作るだけで終わらせたくなかった
ものづくりの教室は、世の中にたくさんあります。
楽しく作って、持ち帰って、終わり。
それももちろん素敵な時間です。
でも私は、長年子どもたちと関わる中で、
ずっと感じていました。
- 作ったあと、その作品はどうなるんだろう
- 自分で決める場面が、思っている以上に少ない
- 「正解」を探す子が増えている
だからこそ、
作ったものを、誰かに届けるところまで
体験してほしかった。
それが
『こども店長プロジェクト』を始めた理由です。
こども店長プロジェクトで大切にしていること
このプロジェクトでは、
最初から「これを作りましょう」とは決めません。
何を作るか
どんな色にするか
いくらで売るか
どんな言葉で伝えるか
その一つひとつを、
子ども自身が選びます。
うまくいかないこともあります。
迷って、止まって、考える時間もあります。
でも私は、
その時間こそが大切だと思っています。
実際に起きている、子どもたちの変化
過去のこども店長たちを見ていると、
とても印象的な場面があります。
最初は小さな声で、
目も合わずに立っていた子が、
イベントの終わりにはこう言いました。
「これ、私が作ったんです」
売れた数よりも、
その一言の方が、ずっと価値がある。
別の子は、
「先生!今日はこれが一番人気だった」と
自分の言葉で振り返りをしてくれました。
誰かに言わされた言葉ではなく、
自分で出てきた言葉。
それが、このプロジェクトの“成果”だと思っています。
地域も学年も、ばらばらです
これまで参加してくれた子どもたちは、
同じ学校でも、同じ学年でもありません。
京都、大阪、奈良。
学年も、性格も、得意なことも違います。
でも不思議と、
「比べ合う空気」にはなりません。
それぞれが
自分が店長として立っているからです。
上手に作ることが、目的ではありません
こども店長プロジェクトは、
プロを育てるプログラムではありません。
目指しているのは、
- 自分で決める経験
- やってみて、振り返る経験
- 誰かと関わりながら進める経験
それらを通して、
「私にもできた」という実感を
子ども自身の中に残すことです。
最後に
子どもは、教えなくても成長します。
でも、
経験する場がなければ、その力は表に出てきません。
こども店長プロジェクトは、
その“場”を用意するためのプログラムです。
もし、
「うちの子に合うかな」と迷われているなら、
それはきっと、考えている証拠。
そんなご家庭にこそ、
この時間を届けたいと思っています。
最後の1枠です。気になった方はこちらから
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




