書くことが好きで、書きたいと思いながらも、怠け心でつい後回しにしてしまった。
記憶は時の埃となり、感情はその埃の中で芽を出し、根を張る。
だから、書こう。
来た道を忘れないために、一つひとつの実りを噛みしめるために。

2024年7月25日から今日まで、459日。
振り返れば、それらはただの思い出の断片ではなく、「今の私」を形作る軌跡そのものだ。

私にとって、人生の一歩一歩はどれも大切な一歩だ。
だからこそ、決断のたびに慎重に考え、後悔することは少ない。
むしろ、その一歩を振り返り、誇らしく思うことの方が多い。
結婚とは、まるでゲームのスキルツリーのようなもの。
新しいスキルポイントを解放し、その変化を楽しみながら体験している感じだ。
この459日で、新しい権利と、新しい義務を得た。
「夫にタバコもお酒も禁止!」と正々堂々と宣言(笑)し、
次のステージは“愛する人とのコミュニケーションの挑戦”。
家事のほとんどを引き受けるステージでは、“自分の甘えを克服する挑戦”。
クリアできたら成長、失敗しても経験値。
試行錯誤を重ね、今はずいぶん慣れてきた。
たとえ大変でも、この道を選んでよかったと思う。

実のところ、これは初めて「自分が筆を握っている」と感じた瞬間だった。
絵なんて描けないのに、勢いでペンを紙に押し当て、
インクが紙に染みていくその瞬間、ようやく本気になれた。
周りからは次々と声が聞こえてくる。
「体型を管理して、肌をちゃんとケアして」
「優しく、家庭的で、完璧な女性でいなさい」
「自立して稼がないと、男なんて頼れない」
でも私は思う。
“正解”は誰かが決めるものじゃない。
参考書があっても、それが幸せの真理とは限らない。
考えた末に、自分の手でペンを握る——それこそが本当の“コントロール”だと思う。

完璧なんて、どこにもない。
人生は理想のシナリオ通りに始まらないし、リハーサルの機会も与えられない。
もし母がこの姿を見ていたら、きっと笑いながら言うだろう。
「また変なことして!自分に言い訳してるんでしょ!」って(笑)

夫と結婚してから、幸福という言葉の定義は難しいけれど、
それでも私は今、確かに幸せで、心から感謝している。
私のわがままなお願いに対して、夫はいつも最善の反応をくれた。
……まず、喧嘩してから!(笑)
でも、喧嘩できるということは、それだけお互いを理解しようとしている証。
時には血のにじむようなぶつかり合いもあるけれど、
あなたは私の意図を分かってくれるし、私もあなたの妥協を理解している。
反抗的で、投げやりな私の性格にも、夫は一度も諦めなかった。
その安心感があるからこそ、私は喜んで“いい恋人”になりたいと思える。

今も、私たちの生活には多くの課題がある。
お金のこと、家族のこと、将来のこと。
どれにも攻略法なんてない。
だから私はこう結論づけた。
「義務が権利より重いとき、束縛は束縛ではなくなる」
その中で落ち着ける呼吸を見つけたら、心はもう揺れない。

あと二ヶ月で、今年も終わる。
私は幸せだろうか。心は穏やかだろうか。夫はどう感じているのだろう。
そんなことを考えながら、ときどき過去の“波瀾万丈”を思い返す。
愛情は薄れていくかもしれない。周りには忠告も多い。
でも、そんな“圧力”があるからこそ、私たちは壁を築き、
お互いを理解し合いながら、愛をより強くしていけるのだと思う。

夫へ。
一緒に歩んでくれて、ありがとう。
これからも、旅の途中で——。

結婚について、日本の女の子たちはどのように考えているのでしょうか?
勇敢な女性として、みなさんと意見を交換したいです。