Azure

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1.空色,淡青色.

2.青色の絵の具.

3.<詩>青空.

―[形]空色の;青空の.

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とうとう、

あの人に知られてしまった。

あの人の弟と関係を持ったこと。




昨日、

仲良くしてもらっている先輩たちと

飲んでいる時、

あの人からメールが。

『○○とコンパしてるんやろ?』

いつものヤキモチだなーと思って

『会いたいです。』

って返信したら。





『弟としてるのに?』

って。





一瞬で頭が真っ白になって、

崩れ落ちそうになった。



なんで?

なんで知ってるの?

頭がぐるぐる回っていて

冷静に考えることが出来なくなった。



すぐに電話しても出てくれなくて。

メールしても返ってこなくなって。

もう、必死だった。



そこから、

いつものバーに行ったら、

あの人が居た。



あの人はわたしがいることに気付いても

近寄っては来なくて。

でも、説明しなきゃ、って思って。



『話してもいいですか?』

って聞いたけど、

『だめ。』

って拒否された。




あの人はとても頑固で、

人に流されない性格だから。

わたしがどれだけお願いしてもダメで。

話も聞いてくれなくて。




同じ空間にいるのに、

それ以上、話し掛けれなくなった。




あの人は、

わたしの居る位置とか

他の人達としゃべっている様子を

視界の片隅で追っていて。

でも決して来てはくれなかった。



そして気付いたらいなくなってた。

多分、他の女の人と消えた。

何度電話しても繋がることはなかった。

でも、わたしには責める権利はない。

あの人に一番酷い事をしているのは、

わたしだから。



次の日の朝、

あの人から1通のメールが来た。

たった一言、





『誰とでもする女は好きじゃない。』





あぁ、

わたし、

また1年前のように

あの人を失ってしまうのかな。

今度こそ、

完全に壊れてしまうのかな。




わたし、

あの人が居なきゃ生きていけない。




あの人の弟との関係を聞いた時、

あの人、どんな気持ちだっただろう。



『○○さんと会ったり

連絡取ったりしてなかった

去年から1年ぐらいの間に

誰とも何もなかったとは

言えないですけど、

誰とでもするわけじゃないし、

○○さんがいるときは

ほんとに○○さんだけです。』



わたしがあの人に必死に伝えた返信。

終わっちゃうかもしれない。

でも、最後まで足掻くって決めた。

全部伝える。

言う後悔より、

言わない後悔の方が絶対に大きいから。

全て伝えてだめだったら、

諦めれると思うから。




ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。
日曜の試合の後、

会いたい気持ちと

会ったらだめっていう葛藤と。

色んな感情がぐちゃぐちゃで。




でも、

やっぱりメールしてしまった。

返事はいつになく冷たくて。

『会えないですか?』

って聞いたら

『わからん。』

だけ。

そこから返事が来なくなった。



あの女の人と

会ってるのかな。

一緒にいるのかな。



とか考え出したら

自分の中から出てくるのは

嫉妬心だけで。

本当に自分が嫌だった。




起きていると考えてしまうから、

早い時間から寝ることにして。

ふと24時前に目が覚めた。

携帯を見たら

やっぱりあの人からの返信はなくて。

もう、辛い。

もう、やだ。

って感情でいっぱいになった。




そしたら、

携帯のバイブレーションが鳴った。




あの人からのメールだった。

『なにしてるん?』

って。



なんであの人は

タイミングとか

言葉とか。

全部分かってるんだろう?




メールの感じではかなり酔ってて。

『すぐこい。』

っていつも通り命令口調で。

こっちの都合なんかまるで無視で。

私の事をいつも思い通りにする。




『今からは無理だからこっちきて?』

って言ったら。

絶対、

絶対来るはずないと思って言ったら。





あの人、来てくれた。





あの人の性格は分かってるつもりだし、

絶対来ないはずなのに。




終電の終わったひと気のない駅で

あの人は待っていて。




もうね、

あの人見た瞬間、

背徳感なんか

一気になくなって。



愛しい気持ちしかなかった。

あの人以外全部どうでもよかった。

どんな罰も覚悟した。




普段は人の行き交う駅のロータリーの

月の下で沢山キスをした。

明るい街では

決して出来ないから。

会う事も許されないから。




でも女の勘はこんな時も働いていて。

多分、

ここに来る前はあの女の人に会ってた。

多分、

あの女の人とはセックス出来なくて

ここに来た。

私の勘がそう言ってた。

でもね、

もう考えない。



あの人が来てくれた事は事実だし。

1月の最初の試合後、会ってくれて。

次の試合後、会いたがってくれて。

今回の試合後、会いに来てくれた。



よく考えたら、

全部費やしてくれてるよ。



バイバイする時に、

『私が他の人とエッチしてたら妬く?』

って聞いたら

『...妬く。』

って。




あー。

なんて愛おしいんだろこの人。



冷たくて

厳しくて

強がるけど

すごく独占欲が強い事も知ってる。

チームメイトの他の子としゃべってると

『何いちゃついてんねん。』

って言ったり。

携帯さわってたら

『携帯さわりすぎ。』

って言ったり。

他の子の隣に座ったら、

『こっち。』

って無理矢理引き離したり。




愛おしいなぁ。
もう、

どうしたらいいのか。

どうしたいのか。

分からない。




会いたい。

でも、

会っちゃだめ。

会ったら抜け出せなくなるから。




でもあの人を取られたくない気持ちで

壊れそうで。

独り占めしたい気持ちで

狂いそうで。

自分ってこんなにも

独占欲が強いんだって

知ってしまう。




今日あの人の奥さんといる時に、

去年の1月に

あの人が連れてきた女の人が

偶然通りかかった。

その女の人、奥さんに気付いてた。

目線で分かった。

わたしとも目が合って。

覚えてるのかな。

去年の1月に会ったこと。




なんか、もう。

気持ちがぐっちゃぐっちゃ。

考えることもしんどい。



わたし、どうすればいい?