★シンガーとして舞台に立つとき、一番辛かったこと
Photo By Studio6様
Happyな生き方の伝道師
ジャズシンガー あづみです。
まさか自分が人前で歌を歌える
ようになるだなんて
当時は思ってもなくて。
会社で同期とランチしたときに
「本当にやりたいことは何？」
と聞かれて、恥ずかしくて口にするまで
めちゃくちゃ時間かかりました。
「うたをうたいたい」って・・・
今思えば
だーーーーーーーーれも
だーーーーーーーーれひとっり
笑うようなことじゃないのにね。
自分の中では爆笑される
バカにされる
何調子のってんの？
上手いとでも思ってるの？
て、その当時の私は
「勘違い」
「勝手な思い込み」
をしていました。
それでも、「やりたい」が勝ったから
やってみました。
そうしたら、いろんな人が私を
引き上げてくれました。
「人前で歌ってもいいよ」
って言ってもらえた気分になりました。
いや、正直に言うと
人前で歌ってもいいよって言われる前に
自分から応募して「無理やり人前で
歌う度胸試し」を先にやりました。
◎無料で歌えるカラオケ選手権
◎無料で他人に評価してもらえるオーディション
◎無料でデカ箱で歌える社会人バンドコンテスト
一発勝負の緊張感、デカイ舞台
まあまあ、度胸つきました。
それで、やっと何度も落ちた
オーディションで
一軒だけ。
「人前で歌ってもいいよ」と
言ってくれた店がありました。
ようやく、チケットを手に入れました。
そこからが
私のなかでは「プロの世界に入った」
と思っているのですが
これが
シンデレラストーリーみたいに
そんな簡単に上手くいくわけが
ありませんでした。
初めてジャズを歌います。
これは例えると
今までどんなゲレンデでも
華麗にスキーで滑ってたけど
ある日突然スノーボードに
履き替えた、みたいな感じなのです。
緩斜面も突然滑れなくなる、みたいな。
当然、下手です
曲数もバリエーションありません。
お客さんが固まってるのも
わかります。
ミュージシャンからは
「そんな基本もしらんのか」
怒られます。
どんどん落ち込みます。
「やっぱり向いてない」
「どうやったら上手くなるの？」
頭グルグルです。
そのうち会社員ながら
月に5本もライブを
するようになりました。
お客さん・・・
来ません。
その日は本当にどのお客様も
予定が合わずでした・・
「坊主だったらどうしよう・・」
どんどん冷や汗が出ます。
でも！！一人リハーサル中に
おじさんが入ってきた！！
リハだけど頑張ろう上手く歌おう
「お客様は神様だーーーー！！！」
で、本番直前
お客様に携帯電話が鳴ります。
お客様電話に出ます。
「悪いけどごめん、予定入ったから
帰るわ」
と言って
帰られました・・・・
あの時の私ほど惨めな
ことは、なかったです。
「初心者、名前も売れてない
どうやって集客すればいいの？？」
もう本当に、どん底でした。
結局、その日は泣きついたら心優しい
友人が二人、来てくれて
温かさに触れました。
そんなときに
九州から出張でたまたま来ていた
おじ様がわたしのライブを聴いて
一言。
「あのね、今は色々あると思うんだけどね
歌うことを止めないでね」
と言ってくださって。
わたしは、這い上がりました。
谷底に突き落とされて
もう無理だ
ドン底につくーーー！！
というときに必ず鷹のようなものが
飛んできて
ヒョイっと
引き上げてくれることを
もう人生で何度も体験しています。
その言葉を言ってくださったご本人は
覚えていないかもしれない。
だけど、人を助ける
引き上げる言葉を
あなたも誰かに言っていることが
あるのかもしれません。
どん底までは行かない。
必ず鷹が助けてくれる。
忘れないで、生きましょう。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
愛川あづみ
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