妊婦さんから寝つきが悪いとのご相談をうけました(入眠困難)
たまたま、昨日、施術したクライアントさんも、眠りが浅い(中途覚醒)とのご相談でした。
これは、眠りについて書くしかない
アロマテラピーについて書く前に、毎晩のように眠れないという状態に関して日常生活で是非確認してほしいことがあります。
1、寝る直前までPCやテレビを見ていませんか?
テレビやPCは交感神経を優位にしてしまうため、副交感神経に切り替わるまで結構時間かかっちゃいます。
せめて2時間前には、やめましょう。
2、日中を含め、カフェインを摂取していませんか(冷たい飲み物もだめですぅ)
厳しいようですがカフェインはやっぱりダメです
眠れない人は日中も含めてしっかりやめてみましょう(2週間ほどでかなり改善されますよ)
コーヒーはもちろん緑茶・紅茶もNGですな。
ハーブティやホットミルクなどに切り替えて。
どうしてもコーヒー飲みたい人はタンポポコーヒーで
また冷たい飲み物は内臓の血管が収縮してしまうため交感神経優位な状態になりやすいので
3、寝る前にあっついお風呂に入っちゃダメ
熱いお風呂にザブンと入ってさっぱりしたいカラスの行水タイプの人もいるかと思いますが、びっくりしてめっちゃ交感神経が興奮します。
一度目覚めた交感神経を鎮めるのは意外と大変なんです。
眠りに入るために副交感神経が優位な状態のときは体温が下がっていきます。
なので39~41度くらいのお風呂にゆっくりつかって、芯まで身体が温まると、今度は体温を下げようと副交感神経が頑張りますので、眠りに入りやすい条件を作ってあげられるんですよね。
足が冷たい人も血管が収縮して熱を放出しにくくなり、体温がなかなか下がっていかないので、眠りに入りにくくなります。
足がほてりだしたら脱いでしまってかまわないので、靴下を履いてみるのも手!
いかがでしたか?
さて、上記の入眠に関する基本事項をクリアしたとして!!
眠れない人はやっぱりちゃんと意識的に眠る準備をするのがコツと言えます。
交感神経⇒副交感神経に意図的に交代させるのです
寝ようと思っている時間の2時間くらい前からが理想的
え?そんな時間ない?
でも、布団に入ってから2時間の間もんもんと眠れない不快さと戦うなら、気持ちよく入眠の準備をしたほうがよくありませぬ?
11時にはお布団はいってすぐに寝たい!ということでしたら・・・。
9時にはテレビ・パソコンは消して、部屋の照明を少し落としましょう。
ぬるめのお風呂に、こちらも、アロマキャンドルかなんかで、照明を落として(お腹の赤ちゃんにも、そろそろ眠る時間ですよぅ~と話しかけながら)じんわりと汗をかくくらい、ゆっくりと入り・・・。
お風呂から上がったら、常温の美味しいお水をコップに一杯。
リラックスできる音楽をかけながら、ゆる~いストレッチをしましょう(あくまでもゆるく!筋トレとかはダメ!)
(マタニティ・ヨガとか習うのもいいですよねえ)
そのまま、の~んびりと、洗濯物をたたんだり・・・細かい字のない雑誌をパラパラしたり・・・
暖かいハーブティを入れて。
(妊娠中期以降にオススメなのは、ラズベリーリーフティ!骨盤を調整してくれて安産に導いてくれるハーブです。カモミールやレモンバーベナなどとブレンドしても美味しいですよ!)
だんだん眠くなります。
もしもパートナーと一緒の時間を過ごせるのだったら、お互いにマッサージなんてするのもいいよねえ・・・
足裏のかかとのド真ん中にある「失眠」というツボを押してもらうといいですよ~。
さて、すっかり話が長くなりました。
ようやくアロマの話に入ります。
眠りに入るためには、神経を鎮める作用のある精油を選ぶのが王道ですが、量はあくまでも控えめに・・・がよろしいかと思います。
なにしろ自律神経にダイレクトに影響するので、どんなに不眠にいいといわれる香りでも人によっては逆に興奮してしまうことがあるんです。
・真性ラベンダー
・マージョラム
・カモミール・ローマン
・マンダリン
・クラリセージ(妊婦さんは)
・イランイラン(特に量に注意)
・サンダルウッド
・プチグレン
・フランキンセンス
テッシュに2~3滴たらして枕元においてみてくださいね。
ちなみにりりあの定番は「マンダリン」
これは妊婦さんや乳幼児にもかなり安心な精油ざます。
最後に・・・眠りに問題のある人って、例外なく「呼吸が浅い」でございます。
お布団に入ったら、一度大の字になって(妊婦さんは無理しないで)大きく深呼吸をしてみましょう。
それから、両手の平をお臍のしたの丹田に当てて、4秒間鼻から吸って・・・7秒かけて口からふぅ~っと言いながら吐く、深呼吸に意識を集中していると、いつの間にか眠れてしまうと思います。。。
瞑想に導くCDとかをかけるのも効果的ですよ~。
(りりあのお昼寝用定番はワイス博士の瞑想CDブック)
家庭でのアロマテラピーはあくまでも自己責任になります。
自分の体調や肌の調子としっかりと向き合いながら、実践していきましょうね。
そして、ご心配な方は是非、専門家にご相談を。