北インドはパキスタン料理と影響し合っているらしく私には区別をつけるのは難しいです。ただ、いつも帰りが一緒になる同僚が南インド出身なので、彼の食べているカレーの話を聞くとやっぱり北の料理とは違うようです。
南の方は短いお米を使ったりカレーにココナッツを入れたり、サンバールという聞いたことない名前のカレー(大根を入れるそうです!)があったりします。
イギリスに来て初めて食べたインド料理にオニオンバッジ(Onion bahaji) というのがあって、玉ねぎがスライスされて衣と一緒にボール状になったかき揚げのような揚げ物なのですが結構美味しくて好きです。かき揚げよりはもっとしっかり塊になっています。とにかく日本では食べたことがない食べ物でした。これは、ご飯というよりもスナックみたいでインドでは間食として食べられているようです。
で、自分でも作れないもんかと思ってレシピ検索をしていました。今年は年初めに夫婦で健康問題に直面したので、出来るだけ手作り出来るものはやってみようと思っています。
家で揚げ物はしたくないため、オーブンで焼くレシピを探してみたのですが、どれも全然違う材料で??となりました。
私が見つけたレシピの中にはレッドオニオンとサツマイモをスライスしてスパイスと塩で味付けして、ツナギに卵を入れてボール状にして、オイルをスプレーしてオーブンで焼くというものだったり、普通の玉ねぎをスライスしてスパイスと塩で味付け、小麦粉をツナギにして油で揚げるものや小麦粉ではなくヒヨコ豆の粉だったりするのです。
ここは本場の人に聞いてしまおうと、南インド人の同僚P氏に聞いてみました。
彼によると、卵は使わないとのことで、スパイスも入れたかったら入れてもいいというアバウトなもの。レッドオニオンとサツマイモで作ることはなく、サツマイモだけのBhajiがまたあるそうです。
衣はヒヨコ豆の粉を使い、この粉は Gram flour という名前で普段利用しているイギリスの大手スーパーに普通に売っています。さすが人口が多いだけあります。
私は片栗粉を求めてスーパーをウロついた事があるのですが、いつも行くスーパーでは見つかりませんでした。(T ^ T)
P氏の話と見つけたレシピを総合して、私なりのレシピで今回作ってみたのが下の写真です。
粉はGram flourを使って、スパイスはコリアンダー、ターメリック、クミンのパウダーで水を少し加えて柔らかさを調節しました。オイルスプレーが無かったので直接生地にオリーブオイルを混ぜました。
オーブンの天板に敷いたアルミホイルへ塗るオイルが十分ではなかったのか、くっついて取れませんでした。無理やり剥がしてひっくり返して焼いてしまいました。
味はまぁまぁです。。。旦那は絶賛でしたが、私としてはもうちょっとサクッとなって欲しかったのです。オーブン焼きなので仕方ないような気もしますが。生地を混ぜすぎたのか、ちょっと粘りが出てしまいました。次への課題です。
ヒヨコ豆の粉がいい味してます。豆なので凄くコクがあります。これは、小麦粉でやってしまうとこのコクも無くなってしまうので、揚げてサクサクならまだしも、オーブン焼きでは美味しくないかもしれません。
こっから自分用でレシピを記録しておきたいと思います。
次作る時に改善したらまた新しくレシピを記録したいと思います。
材料
玉ねぎ:2個
ヒヨコ豆の粉:100g
ターメリック:小さじ1/2
コリアンダー:小さじ1/2
クミン:1/2
塩:小さじ1/2
オリーブオイル:大さじ1
水:適宜。材料の柔らかさ次第。
オーブン230℃で30分ぐらい(温度はもっと低くて時間が長めの方が良かったかも)