クリニックと相談し、退職までの期間で、採卵と不育症検査をする事になりました。実は、不育症の検査はあまりお勧めされませんでした。「流産を繰り返している訳ではないし、まだ検査しなくていいのでは。2回の移植で不育症と決めるのは早い。もう少し、移植を繰り返したら、いい結果がでるかも。」と言われました。しかし、仕事を辞めるまで移植はしないと決めましたので、それまでにできる事をやっておきたいと言い、検査してもらう事になりました。今思うと、この時、焦らず不育症の検査をしてもらって本当によかったと思います。

 

前回(2回目)の採卵で採れた受精卵は、初期胚1つとグレードの低い胚盤胞が1つあります。3回目の採卵でできるだけ数多く良好胚をゲットしたいと思いました。無理なら、そのまま続けて4回目の採卵をして貯卵をしたいと考えていました。

いつも通り低刺激での採卵です。元々それほどAMHも低くなかったので、採卵で採れないパターンは考えていませんでした。採卵前のE2は800台でしたので、採れて2~3個かなぁ、と思っていました。3回目の採卵ともなると、色々冷静に検査データを見て、自分でなんとなくどんな感じかイメージできるようになっていましたので、それほど精神的な苦痛もなく採卵を迎えることができました。

 

結果は、予想に反して?採卵数7個で、そのうち7個とも体外受精し、すべて受精卵となりました。しかも、前回よりいいグレードの胚盤胞ができました(初期胚も含む)。2回目の採卵と3回目の採卵でこれだけ結果が違うのは、なぜなのか全く意味がわかりませんでした。刺激法も一緒だし、ホルモン値はむしろ2回目のほうがよかったのです。唯一違うのは、夫の精子が3回目のほうが格段に元気でした。2回目も基準値内ではあったのですが、3回目は培養士さんから「これだったら、顕微に回さなくていけると思います。」と太鼓判を押してもらいました。やはり、夫の精子も大事なんだなぁと思いました。(←かなり失礼てへぺろ