日本時間2日の早朝に行われた、エバートン対リバプールの試合について感想を述べたいと思います。

 

この試合はマージーサイドダービーと呼ばれ、毎回エキサイトする見応えのあるゲームですが、今回はエバトニアンにとってはつまらないゲームになったのではないでしょうか?

 

試合はエバートンの本拠地・グディソンパークで行われ、会場は、いかにもダービーといったピリついた雰囲気でした。

両チームの選手たちも、入場から気合が入っているのが感じられるようで、観てるこちらも熱い気持ちになりました。

 

そして、試合は序盤からスコアが動きました。

前半9分、ヘンダーソンがゴールの隅を狙ったカーブシュートを放ち、あっさりと先制点を奪いました。

シュートはもちろん綺麗でしたが、ボールを奪ってからのチームの一連の動きが素晴らしく、ビッグ3たる所以を見せつけたようなゴールだったと思います。

 

2点目はまさにリバプールといった得点で、カウンターからの得点でした。

今シーズンのサラーは17−18シーズンを越す勢いがありますね。正直メッシやCR7クラスなのではと感じてしまうほどスーパーな選手になりつつあると思います。

 

ですが、エバートンも負けじと反撃。

38分にグレイが得点を奪い、ダービーらしい白熱した展開になりました。

 

前半は特にすごく攻守が入れ替わる早い展開で、お互いのインテンシティが高かったので面白かったです。

 

後半も両チームとも負けられないと感じる気迫のシーンが続きましたが、エバートンの気合が空回りするような形となりました。前々節のサウサンプトンのように前に出過ぎたように感じました。

 

リバプールの3点目はセットプレーからカウンターを浴び、ボール処理を誤ったコールマンのミスを見逃さなかったサラーがボールを奪い、またもや簡単にゴール。

 

そこからは疲れも見え始め、強度が落ちたエバートンに対し、リバプールはパスを回し、わりと落ち着いて試合を運び、79分にはジョタがトドメの4ゴール目。これで勝負ありました。

うまくスペースに入り込み、そこから素晴らしいトラップ、そしてニアにぶち込んだ強烈なシュート、どれをとってもワールドクラスでした。

 

そのままスコアは動かず、1-4で試合終了。

昨シーズンと違い怪我人が出ることもなく、一番の収穫はそこでした(笑)

 

エバートンは今の順位的にも、絶対に負けられないという強い気持ちを持って挑んできたのが分かるプランでしたが、乱打戦になればリバプールに分があることが明確に証明された試合だったように思います。

正直、選手たちには実力者が揃っているので、エバートンが勝てないのは戦い方に問題があるように感じます。

全試合を見ているわけではないので、いい加減なことを言っている気がしますが、少なくとも今回の試合はそのように感じた次第です。

 

リバプール側は悪いところがあまりなく、攻守が激しく入れ替わるような展開になったことで、カウンタープレスが強みのリバプールにとってはありがたい流れだったのかなと感じています。また、誰かの動きが悪かったとかもなく、全員素晴らしい働きを見せていたように思います。

特にああいう激しい戦いにヘンダーソンがいてくれたのが非常に大きいように思いました。

1G1Aなので結果的にもですが、メンタル面で強い気持ちを周囲に与えられる偉大な選手ですねヘンドは。

 

次節はウルブスですが、割と相性がよかった気がするので、どんな戦いが見れるか楽しみです。