こんばんは〜〜 ゆうです♪ 

「家康誕生祭」終了しましたね。皆さんお疲れ様でしたー 

こないだも途中経過報告しましたが。。。

前半、「いじめたい程、愛してる 」の、光秀さん意地悪ストーリーGET  の為に、姫磨き  はそれに使ってたし、それが終了して巻き返そうとしたら、操作ミス  で、シークレットEND読み忘れ、新しいお話に飛んでしまい。。。

一言で言うと・・・・・・

めちゃくちゃ〜❗️

でもとりあえず、レポしますねー 



{984451FA-6A87-4C2E-888F-00CD212D10DA}

〜秘められた思い出編〜

一段と冬の寒さを感じる、ある日------------

家康と、お茶を飲みながら、のんびりと庭を眺めていた。

家康「どこ行くの?」

「火鉢をとってこようと思って。家康も寒いでしょう?」

立ち上がりかけた私の腕を、家康がそっと引っ張る。

家康「いらない。あんたで暖をとる方が気持ちいい」

素っ気ない口調のまま、家康は私を腕の中に閉じこめた。

「あったかい・・・・・・?」

家康「ん、十分」

もうすぐ家康の誕生日。どう過ごすか話していると、家康が、誕生日は久々にふたりで、駿府城の方でゆっくりしたいと。。。あと、連れて行きたい場所もあると。。。

(いったいどこだろう)

翌日、私はさっそく休暇の許可をもらおうと信長様の部屋を訪れ、信長様から駿府城には、家康が昔大事にしていたものが保管されている。誕生日のもらいものらしいと聞いた。

(家康が大事にしてた、誕生日のもらいものか・・・・・・すごく気になる。駿府に行く道中でしょう聞いてみようかな)

------

そして出発の日、先に馬に乗った家康が、私に手を差し伸べる。

家康「ゆう、おいで」

引っ張りあげられた私は、家康の前に乗った。そこへ

光秀「道中ずっと二人乗りか。仲が良いことだ」

秀吉さんと光秀さんと政宗と三成くんが見送りに来てくれた。

三成「できれば私もご一緒に、家康様を祝いに行きたいところですが・・・・・・」

家康「絶対に来るな。城門で追い返す」

政宗「家康は天邪鬼だからそれは『絶対に来い』という意味だな」

賑やかなやり取りを眺めながら、思わずくすりと笑みが漏れる。
(皆なら本当に駿府まで来ちゃうかもしれないな)

皆に見送られながら出発した。道中、”例のこと”をさりげなく家康に聞いてみた。

「信長様から聞いたの。駿府城には、家康が昔大事にしてた誕生日のもらいものがあるって。よかったら、どんなものか教えてくれない?」

家康「あの人は余計なことを・・・・・・秘密。もらいものって言っても、ただの文みたいなものだよ」

「! 文・・・・・・」

(家康が子どもの頃から大事にしてる手紙なんて、ますます気になるよ)

家康「それより、あんたを連れて行きたい場所があるって前に言ったでしょ?城の前にそこへ寄るから。ちょっと急ぐよ」

------

長い道中を経てやってきたのは、駿府にある ”臨済寺” というお寺だった。ここには、家康が昔お世話になった人が眠ってるらしい。家康は、今川家の人質になってから、ここで、今川家にとっては色んな面で重鎮だった、”太原雪斎(たいげんせっさい” という和尚に、学問や軍術、基本的な兵法も、全部教わったらしい。
(もしかしたら、人質だった家康にとって、雪斎和尚が心の支えだったのかもしれないな)

そうして、ふたりでお墓に手を合わせた------・・・

------

私たちは駿府城へ向かうため、再び馬で進んでいた。後ろに座った家康がふと私を見る。

家康「あんたのこと、雪斎和尚に紹介できてよかった。いつかは、って思ってたから」

(・・・・・・そうだったんだ。嬉しいな)

「私のこと、どんな風に伝えてくれたか聞いてもいい?」

家康「俺の、いちばん大切な人です。・・・・・・って」

「・・・・・・っ。家康の大事な人に挨拶ができて嬉しかったよ。連れてきてくれてありがとう」

そっと家康が私の髪を撫でる。

家康「行こう。城で皆が待ってる」

------

しばらくして、ようやく駿府城に到着し、家臣たちに出迎えられて恥ずかしがる家康。部屋に入り、荷ほどきが終わった後・・・・・・奥の間から出てきた家康が、改まった表情で私の前に座った。

家康「あんたに見せたいものがあって」

折り畳まれた紙のようなものが置かれる。

家康「これは、俺が昔大事にしてた、誕生日のもらいもの。あんた、知りたいって言ってたでしょ?」

(でも、あれは秘密なんじゃ・・・・・・)

家康「これは弱かった頃の俺の痕跡だから、今まではずっと隠しておきたいと思ってた。けど、わかったんだ。あんたと過ごしてきたことで、昔のつらい記憶は薄れて・・・・・・もう、この地にあるのはいい思い出だけ。俺を脅かすものは何もないんだって」

「家康・・・・・・」

笑った家康が、丁寧に文を開いていく。私の目に映ったのは------

ここで分岐

プレミア

私の目に映ったのは------墨で押された家康の子供の頃の手形とさらにもう一枚、下から紙が出てきた。
(わ・・・・・・達筆な文字。なんて書いてあるんだろう)

家康「 ”勝つことばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる”    勝つことばかりを知って、負けることを知らない人間は成功しない。っていう意味。これ、誰が書いたかわかる?」

(子どもの頃の家康に、こういうことを教える人は・・・・・・)

「もしかして・・・・・・雪斎和尚?」

家康「あたり。今川家の人質として生きることが決まったとき、俺は、自分の人生を敗北だとおもってた。そしたら、誕生日に、雪斎和尚からこの教えを贈られたんだ。”悔しさや悲しさを知る者こそ強くなる。大人になるまで忘れるな” って言われたよ」

「この手形も、雪斎和尚が取るように勧めたの?」

家康「それは俺が取った。その頃の弱くてちっぽけな自分をわすれないように」

(そんな風に、決意を心に刻んでたんだ・・・・・・)
指先で、そっと紙の上の小さな手形に触れた。

家康「ゆう・・・・・・?」

(いったい今日まで、どれだけのものを背負って生きてきたんだろう)
切なさで胸がぎゅっと締めつけられて、想いが込み上げる。

「子どもの頃の家康に、逢っていたかったな」

ぽつりとこぼした私を、家康が少し不思議そうに見る。

家康「どうして?」

「もしかしたら、私が何か力になれたんじゃないかって・・・・・・」

(せめて、そばにいてあげたかった)
けれど、それだけでは到底救えなかっただろう。

「ごめんね。わかったようなこと言って」

取り繕った笑みでそう謝ると・・・・・・
(あ・・・・・・)

頬にあたたかい手が触れた。前に歩み出た家康と、間近で視線が絡む。

家康「大丈夫。少なくとも今の俺は・・・・・・あんたがそばにいて救われてる。だから、いつも通り笑って」

「っ、家康・・・・・・」

優しい言葉と表情に、とくんと鼓動が跳ねる。
(そっか・・・・・・難しいことなんて必要ない。家康が好きな私でいることが大切なんだ)

迷いが拭い去られた私は、家康にいつもの笑顔を見せた。

「わかった。それで家康が少しでも幸せになれるなら」

家康「少し、じゃない。あんたの緩んだ顔見てたら、嫌でも幸せになる」

(聞こえ方は意地悪でも・・・・・・家康の言葉には、たくさんの優しさが詰まってる)

私もそっと家康の頬に手を伸ばした。

「家康。誕生日おめでとう」

家康「・・・・・・ありがとう」

引き寄せられるように、私たちの唇が触れあった。

------

その晩開かれた家康の誕生祝いの宴は、とても賑やかで・・・・・・

------

家康「あんたも色んな人に挨拶されて疲れたでしょ」

「ううん。皆とたくさん話せて楽しかったよ」

笑いながら腰を下ろすと、不意に、雪斎和尚の文が納められた棚が目に入る。

「ねえ、あの大事な文はここに置いていくの?」

家康「うん。またあんたとこっちに来れば、いつでも見られるから」

その言葉でふと考える。

(結婚した相手の実家に来るのって、こういう感じなのかな)
思わず緩んでしまった頬を戻そうと、手で押さえた。

「・・・・・・ゆう。またひとりで変なこと考えてる?」

「えっ」

見つめられているのに気付き、はっと我に返った。

「家康の故郷に、この先何度も一緒に来られるんだと思うと、幸せだなあ・・・って」

すると家康が息を吐いて、

家康「そんなの当たり前でしょ」

座ったまま、私をぎゅっと腕の中に閉じこめる。

家康「ここはもう、あんたの居場所でもあるんだから。忘れないで」

それは、私の全てを包みこむような優しい言葉だった。
(家康にとって特別な思い出が、きっと、私にとってもそうなっていく)

「家康は悔しさも悲しさも知ってる。だから、思いやりを持って人に接することができるんだね」

家康が私の髪を撫で、かすかに笑みを漏らす。

家康「俺に思いやりがあるなんて言うの、たんたくらいだね」

「そんなことないよ。このお城でも、皆が心から家康を慕ってるのが伝わってくるし・・・・・・それは、家康がいつも皆を大事にしてるからこそでしょう?」

(たとえ表面が天邪鬼でも、ちゃんとわかるから)

家康「確かに、家臣たちのことは家族みたいに思ってるかもしれない。でも、これだけは覚えてて」

力強い腕に、腰を抱えられる。

「あ・・・・・・」

そのまま、そっと畳に押し倒された。切なさと喜びを混ぜたような瞳が、私はまっすぐ見下ろして------

家康「俺が生涯かけて大事にするのは、あんただけ。俺の頭の中は、いつもあんたでいっぱいなんだ」

この世で自分だけに与えられた言葉に、あふれるような喜びを感じる。
(私の幸せは全部、家康にもらった。そう思える)

「じゃあ・・・・・・ここから家康のこと、ひとり占めしてもいい?」

家康「・・・・・・うん。俺も、朝まで放す気ないから。覚悟して」

ぞくりと肌が震えた瞬間、唇を塞がれる。

「ん・・・・・・、ふ・・・・・・」

静かな部屋に、衣擦れと水音だけが響いて・・・・・・
(このまま、ふたりで溶けたって構わない)

体温も吐息も全て交換するような、深く愛しあう夜が始まった------・・・


 スウィート

笑った家康が、丁寧に文を開いていく。私の目に映ったのは------力強い字で書かれた何かの言葉だった。
(これ、家康の字じゃない・・・・・・?)

家康「・・・・・・”戦いでは辛抱の強い者が勝つ”  これは、雪斎和尚が俺のために書いた教えの言葉」

その名前を聞いてはっとする。

「それって、あの家康の先生だった人だよね?」

家康「そう。今川家の人質になったばかりの頃・・・・・・俺は、一刻も早く強くなって自立しょうと焦ってた。そんな俺が初めて雪斎和尚と誕生日を迎えたとき、この教えが贈られたんだ」

「辛抱の強い者が勝つ・・・・・・」

(どこにも余所見しないで、勉強にもいつも一所懸命で・・・・・・)
全て、この教えが原点だったのかもしれない。

(そうやって努力して強くなって、どんな壁も乗り越えてきたんだな)
あたたかいものが心に沁みて行って、自然と顔に笑みが浮かんでいた。

「子供の頃の家康が強い心を持ってたから、たくさんの仲間に信頼される、今の家康があるんだね」

家康「・・・・・・あの頃の俺を ”強い” なんて言ったのは、あんたが初めてだ。自分ですら、そんな風に思えたことがないから」

「家康は、昔から今までずっと強いよ。私にはわかる」

家康「ゆう・・・・・・ありがとう。あんたのその言葉で、これからはもっと強くなれそう」

幸せをたたえた笑みを見て、私も喜びでいっぱいになる。

「うん。きっとなれるよ」

(家康にはずっと前を向いて生きてほしい)
------そのとき、外から慌ただしい足音が聞こえてきた。

家臣「家康様、よろしいですか⁉︎」

家康「どうしたの」

襖(ふすま)が開き、興奮した様子の家臣が姿を見せた。

家臣「皆さんがいらっしゃいました!」

(皆さん・・・・・・?)

------

昼間へ向かうとそこには・・・・・・

信長「遅いぞ、貴様ら」

「信長様!それに政宗と三成くんまで・・・・・・!」

政宗「どうだ。本当に来ると思わなくて驚いたか?」

家康「・・・・・・。まあ、やりかねないとは思ってましたけど・・・・・・」

家康の目が三成くんに向けられる。

家康 「三成。来たら城門で追い返すって言っただろ」

三成「ええ。ですから、こうして受け入れてくださってとても嬉しいです」

家康「・・・・・・もういい」

(三成くん、ぶれないな・・・・・・)

来たね。来たわ。やっぱり、そんな予感が〜!

家康「信長様まで、いったい何やってるんですか」

信長「たまには、お前の家臣にも挨拶をせねばと思ってな」

優しい〜 信長様 ❣️

政宗「秀吉と光秀は都合がつかなかったが、俺たちだけでも家康の誕生日を祝ってやろう」

家康「・・・・・・わかりました。どうやらもう追い返すのは無理みたいですね」

家康は静かにそう告げると、

「えっ」

突然、皆の前で私の腰を抱いた。

家康「でも------ゆうとの時間は、邪魔させませんから」

(嘘でしょ、こんな大胆なこと・・・・・・!)
驚きとともにドキドキしてしまう。私たちを見て、信長様はなぜか満足そうに笑った。

信長「安心しろ。夜はふたりきりにしてやる」

------

そして夜、誕生祝いの宴が幕を開けた。

信長「家康」

信長様がとっくりを手に家康の前にやって来る。

信長「祝いの酒だ。今日くらい素直に受け取れ」

家康「・・・・・・いただきます」

隣にいる私はその様子を見守る。
(このふたりって言葉には表さないけど、信頼しあってるのがわかるな)

胸をあたたかくしながら別の方向に目を向けると・・・・・・

三成「家康様は文武両道で、日々鍛錬を欠かさず------」

三成くんが、駿府城の人たちに家康のことを熱く語っていた。

家臣「そんなに家康様のことを見ておられるとは、日頃からさぞ仲がよろしいのですね!」

同じ場にいた政宗がこちらを見る。 

政宗「聞いたか?家康」

家康「はい。最悪な勘違いですね。俺は1日も早く三成と縁を切りたいのに」

(三成くんとの関係はずっと変わらなそう。もちろん家康も、心の底では三成くんを信頼してるからこそだけど)
思わず笑みをこぼすと、こめかみをつんと指でつつかれた。

家康「あんたまで、にやつかないでくれる」

「ごめんね。つい」

(それにしても・・・・・・)

改めて、賑やかな広間を見回す。

「こんなに大勢の人がお祝いしてくれるなんて、家康はやっぱり愛されてるね」

(信長様ま、きっと誕生日当日にお祝いしたいから駆けつけたんじゃないかな?)

家康「皆が物好きなだけでしょ。俺みたいに無愛想な人間、普通は好かれない」

「そんなことないよ。皆、ちゃんと家康の中身をみてくれてると思う。まあ私も・・・・・・出逢ったばかりの頃は、家康のことをまだよく知らなかったけどね」

じっと家康に見つめられる。

家康「今思えば、あんた・・・・・・よく音を上げなかったね。俺が厳しくしても、めげずに食らいついてきて。正直、すぐに逃げ出すかと思ってた」

(懐かしいな。最初は御殿にお世話になって、弓を教わってたんだよね)

「確かにどうやって仲良くなるか四苦八苦もしたけど・・・・・・本当は優しくて、いつもひたむきに努力してる。そんな家康を知って大好きになったの」

(出逢ってから今までの全部が、私たちの足跡だから)

家康「・・・・・・」

すると、家康が身体ごとこちらを向いて、

「!」

ぎゅっと私の頬を両手で挟んだ。

「あの・・・・・・家康?」

正面から覗きこまれ、どきっと鼓動が跳ねる。

家康「あんたってほんと、こっちが恥ずかしくなるくらい素直だよね。・・・・・・雪斎和尚の教えも、あんたの前じゃ無意味かもしれないな」

「・・・?どういうこと?」

家康「つまり俺は------あんたが好きすぎて、抑えが利かなくなるってこと。こんな風に」

「・・・・・・ん」

ちゅっと唇が触れて、すぐに離れた。

「家康、皆が・・・・・・!」

家康「大丈夫、見えてないから」

家康は一瞬だけ周囲に目を走らせると、しれっとそう答えた。

秀吉さんがいたら、「御館様の前だぞ!」って、怒られてたね〜。絶対!

家康「それとも、嫌?」

「嫌じゃないよ・・・・・・私の前では、何も辛抱しないでほしいから」

顔ごと上を向かされ、熱を宿した瞳と視線が交差する。

家康「じゃあ、ちゃんと俺のこと見て」

(あ・・・・・・)
自然とお互いが目を閉じて、再び唇が重なっていく。

(ずっと、いつまでも・・・・・・家康の素直な気持ちで愛してほしい)
今度のキスは、さっきより甘くてとろけそうな味がした------・・・



シークレットを読み忘れたので、シークレットはレポ出来ません。。。ごめんちゃい