ご報告【 追記あり】 | AzuPins LIFE

AzuPins LIFE

ミニピンBeeBee,CeCe,JayJay
ニャンコDeeDee,QueQueのんびりLIFE日記♪

アイドッグ・レスキュー隊より里親募集中ミニピンお預かり日記♪


今回、嬉しい事にネオに沢山のご応募をいただきました。


里親会前にご応募いただいた方とメールをさせていただいて

どの方も真剣にネオの事を考えてくれる素敵なご家族だということがメールのやり取りの中から伝わってきてとても感謝しております。

ありがとうござます




今回はアイドッグ・レスキュー隊代表と相談して里親会にこられる方優先で検討させていただきましたことお詫び申しあげます。

もちろん一番最初に会場まで足を運んでくださった方でも、決して知り合いの方でもありません。

もし、誤解を招く様なご報告の書き方をしてしまってたら申し訳ありません。


尚、ネオをパートナーとして自家繁殖も視野に入れてる方のご応募がありましたが、愛護団体が賛同することはありませんのでご了承ください。


自家繁殖の危険性については、いつかはブログで書きたいと常々思っていますが、なかなか時間も取れず未だ書けておりません。


【 追記】自家繁殖の問題点について書かれている記事を見つけたので転載させていただきます。
コチラhttp://www.geocities.co.jp/AnimalPark/1357/hanshoku.html


自家繁殖の問題点について
 まず最初に自家繁殖とブリーダーの違いについて述べなければなりません。そもそもは多くのブリーダーが自家繁殖家です。では何が区別させる要因になるのでしょうか?
 基本的には、知識と犬種に対する愛情、情熱を持った人はブリーダーで、知識があっても無くても、自分の犬に対しての愛情だけある人が自家繁殖家。知識はあっても無くても、愛情が無い人は犬屋といいます。
 とにかく、第一に知識を持たなくてはなりませんが、これは下に簡単に書いた内容だけではもちろん不十分です。自分でいろんな形で勉強しなければなりません。
 次に愛情ですが、自分の犬だけではなく、犬種にも愛情を持てば立派なブリーダーになる資格を得るわけですね。ただ現実的にはブリーディングを続けていくにはかなりの資金と労力、さらにはふさわしい環境が必要になってきます。
 こうした用件を満たしていくことで初めて自家繁殖家はブリーダーと呼ばれるようになるわけです。お金儲けや小遣い稼ぎのためのブリーディングは不可能だと断言します。真面目にやっている人は決して儲かりませんから。犬の分譲価格だけを考えれば一時的には儲けが出るかもしれませんが、まっとうな管理をしていけばそんな費用はあっという間に吸収されてしまいます。
 つまり、資産を投げ打って、多大な労力をつぎ込む覚悟がある人はブリーダー(狭義の)になれますが、そうでない人は自家繁殖家か犬屋に該当すると思います。
 そうした考えを根底において、この事を真面目に考えて行きたいと思います。

1繁殖に関する知識がない
 そもそも自家繁殖する者にとって正確な繁殖の知識が無いことが多くの危険性を招き、母体や仔犬の生命に関しても危険な状態にさらされると言えます。これらをきちんとしないのは虐待につながるとも言えます。
(1)交配の前の準備
 本来はこの前に後に述べるスタンダードや犬種標準をよく理解する必要があると思います。それを踏まえたうえでのことです。
①母体の健康診断・駆虫
 交配を行う前に、母体が健全であるかどうかは大変重要です。自家繁殖を行おうと言うことは、おおよそ親馬鹿的に可愛い愛犬の仔犬が欲しい、若しくは見たいと言うところに起因するものだと思うので、事前の健康管理は特に気をつけるべきだと思います。
 通常は母体の負担を考えて繁殖は8歳までにするべきだといわれています。
 また、親犬が寄生虫を持っていると、胎児に必ず感染しますので、事前に駆虫を行わないといけません。仔犬に寄生虫が多数いる場合、発育不良や、手当てが遅れた場合死にいたるので注意しなければなりません。
②予防接種
 母体の免疫は、初乳を仔犬に飲ませることで仔犬に移行させることができると言われています。しかしながら、母犬の免疫(予防接種の効力)が切れていては無いのと同じことになってしまいます。
 ただ、例えば妊娠期間中に予防接種の時期が訪れた場合、その時期に予防接種を施して良い物なのか、研究してみます。
③交配時期の確認
 通常は最初の出血から平均11日ほどで排卵を迎えると言われているようです。しかし、エアデールテリアなどは13~4日目で排卵があるようです。すると、犬種ごとに多少のずれがあると思われますので柴犬の場合どれくらいで排卵なのかを確認する必要があります。この排卵日の前後2日間程度が交配の時期となるわけです。厳密には排卵後30時間ほどで流れてしまうようなので、精子の生存期間である最大5日前から排卵日翌日までの7日間が受胎可能期間だと言われています。
④交配相手の選定
 よく、「ご近所の**ちゃんはとってもいい子だし、うちの○○ちゃんとも仲良しだから、2頭の間で仔犬を作りましょう」等といい加減に決めてはいけないといわれています。
 純血種の犬は計画的に繁殖されるべきもので、適当に交配してはいい犬ができないと言われます。しごく尤もですが、この場合の「良い犬」とは何かを考えていきますと、スタンダード、犬種標準と言ったものにぶつかります。ブリーダーが長い時間をかけて作出した犬種を素人判断で崩していくことは望ましくないと言うことです。この標準と言うものは、単に展覧会などで入賞させる基準として設けられているわけではないようです。と言うのは、標準を外れた純血種は、そのどこかに体質的欠陥が潜んでいることが多いからです。詳しくは後に述べることにしますが、体質的欠陥を子孫に受け継がせるのは可哀想なので、十分注意すべきことだと思うのです。
 自然界で子孫を残せるのはほんの一握りの優れた固体のみだとする説も有りますが、犬属は一夫一婦制の社会生活を営む種族です。猿などの群れのように、一頭のボスの周りをメスが取り巻くような群れとはそもそも違いますから、恐らくは考え方の違いでしょう。雌犬(自然界では狼)は自らの好みで相手を選びます。こうして番った犬の夫妻はかなり強い絆で結ばれるようです。そして夫婦で協力して子育てに当たります。現実にそうしたことは不可能なわけですが、せめて最初だけでも相手を選ばせてあげたいと思います。もちろん雑種化させようと言うものではありません。
(2)妊娠中の注意点
 犬の妊娠期間はおよそ2ヶ月です。交配日から58日~63日の間が正常だと言われています。排卵日に交配した場合は58日になる場合もあるようですが、平均的には61日程度なようです。
 妊娠中は様々な体調変化を起こし、ナーバスになったり、食の好みが変わったりと、飼い主が注意してあげなければならないことが多数有ります。妊娠のステージごとに注意すべき点をまとめて見ましょう。
①妊娠前期(3週間目まで)
 この時期に限らず妊娠中は過度の運動を控えながらも、適度な運動が必要になります。
 妊娠前期では、つわりが起こる場合が多く(まったく無い犬もいます)、食の好みが変化します。この時期に栄養摂取が少ないと、胎児に大きく影響が出るものなので、ともかく食べられる物を探してあげる必要があります。
②妊娠中期(4週目以降、7週ごろまで)
 腹部が膨らんできたり、乳房が大きくなったりと言った、目に見える変化が表れてきます。エコー検査などで何頭胎児がいるのかを確認できるようです。
③妊娠後期(50日目以降)
 母犬は暗がりや隠れやすいような場所を探してうろうろ、そわそわし始めます。飼い主の方は産褥などの準備をしておかないといけません。また、不測の事態に備えて獣医師とも連絡を取り、いざと言う場合は至急往診してもらえるように了解を取っておかないといけません。
 58日目以降になったらいつ出産してもおかしくないので、体温測定などで出産時期の予測を立てます。出産前には母犬の体温が一時期平熱から2度も下がると言うことがおきます。
 毎朝・夕直腸温を測定して、平熱より1度以上下がっているようであれば、それからは1時間おきに測定し、一番下がった段階から10時間後が出産となります。
④偽妊娠
 受胎しなくても妊娠したように振舞うことがあります。乳房が膨らんできて、また、多少全体的にふっくらとしてきます。しかし、本当の妊娠と比べて腹部の膨らみは少なく、定期的に腹部の周囲を測定することではっきりとわかるようです。
(3)出産時の注意点
 犬の出産は一頭平均45分かかると言われていますが、実際は固体によってかなり変わってくるようです。
 また、犬によっては育児をまったく放棄してしまうものもあるようですし、心臓麻痺などで母犬が死亡してしまうケースも少なくありません。万が一そうした事態が発生した場合人間が母犬に代わって育児しなければならなくなります。
 育児の放棄はまだしも、母犬の死亡は飼い主にとって耐え難い出来事なので、十分に健康管理しなければなりませんし、それでもやはり絶無ではありません。繁殖にはつき物とは言え、こうした事態が起きないように祈るのみです。
①産室の準備
 産室は段ボール箱などで作るのがよさそうです。仔犬が育つまでの約2ヶ月間使用できればいいので、それほど高級なものは必要ありません。二つのダンボールをつないで天蓋を作ってあげると母犬が落ち着きやすいようです。この産室に、クッション材として毛布やタオル、ちぎった新聞などを入れるわけですが、仔犬の排泄物でかなり湿るし、匂いも出るようです。一日二回程度は箱の中を掃除する必要が出るようです。箱の下にはビニールシートかトイレシーツなどを敷いて、床の汚れを防止します。
②出産の介添え
 通常は人間が手出ししなくても犬が全て行うため、介添えは必要ない場合が多いです。ただし、母犬が世話を放棄した場合等においては、助産をしなければなりません。
 まず生まれたばかりの子犬は羊膜に包まれたまま出てきます。これを母犬が舐めてきれいにはがしていくわけですが、人間がやる場合はタオルや脱脂綿などで優しく拭いて乾かしてあげないといけません。
 次に臍の緒ですが、臍から5~6センチ離れたところの臍側を糸で結び、そのすぐ胎盤側をはさみで切ります。
 こうした作業は、母犬が育児放棄をしなくても、立て続けに生まれて手が回らない場合に人間が手を貸してあげる必要もあります。
 生まれた仔犬は首に色違いの毛糸を巻くなどして識別し、出生時の体重や特徴などをノートに記していきます。
 後産で出てきた胎盤は母犬が食べますが、あまり消化に良くないので、2~3食べたら、以降は片付けます。
③淘汰の可能性
 淘汰と言うとかなり悪いイメージがあると思います。生まれた仔犬を、例えばスタンダードにあわないなどの理由で殺してしまうと言うことでしょう。しかし、ここで言う淘汰とは、もう少し自然に即したことです。すなわち、元来生きる力の無いものを、無理に生かすようなことはせず、母犬にその取捨を委ねるのです。つまり、冷たいようですが過保護にせずに、しばらくは様子を見ると言うことです。もちろん、母犬が育児放棄をした場合ではその限りではありませんが、出生した段階でぐんにゃりとして力の無い子はだましだまし生かしたとしても長生きはできないことが殆どのようです。自分から進んで乳首を求め、吸い付くようなら概ね大丈夫でしょう。
④先天性障害児の発生の可能性
 内臓疾患の重度のものは自然に命を落としていくでしょうが、出生段階ではまだわからない、例えば目が見えない、耳が聞こえないと言った障害児はどうしたものでしょう。もちろん生きていく力のあるものを殺すようなことはしたくありませんし、里子に出すこともほぼ不可能でしょう。つまり、繁殖者自らが去勢・避妊手術を施し、終生飼養するべきでしょう。
(4)育仔について
 育児は大変なものです。4~5頭なら新生児期は殆ど母犬がやってくれます。これを放棄されると飼い主がやることになります。
①新生児の育児
 母犬は仔犬に乳を飲ませ、排便を促すために腹部や陰部を舐めて排泄させてやり、仔犬の排泄物はすべて舐め取ってしまいます。
 これを人間がやる場合、哺乳は牛乳ではなく、犬用のミルクを指定どおりに薄めて、40度程度に暖めて与えます。与え終わったら湿らせた脱脂綿やガーゼなどで腹部をマッサージして排便を促します。最初の便は黒くねばねばしたものが出てきますので、肛門部に付着しやすく、炎症を起こしたりしますので、きれいにふき取ってやらなければなりません。
 こうした作業を2~3時間おきに人間がやるわけです。
 生まれたての仔犬はまだ目も見えず、耳も聞こえませんし、嗅覚すら未発達です。わずかな触感をたよりに母犬の乳首を捜すのみです。
②生後2週間までの育児
 この頃まで順調に育ってきた犬は概ね育っていくものと考えて差し支えないと思います。順調に体重が増えているなら問題ありませんが、増え方が微弱だったり減ったりしているようだと何か問題が発生している証拠です。毎日体重を量りましょう。もし、増えていないようなら最初に寄生虫を考えましょう。多少早くとも、寄生虫を増殖させるよりは虫下しを行った方が安全です。
 また、この頃には母体側に乳房炎が起こることがあります。硬いしこりができて母乳が出なくなります。普段から母犬の体調に気をつけないといけません。もし症状が出たら獣医師の診察を受けてください。
③生後5週間までの育児
 およそ2週間で目が開いてきます。この頃から少しずつ乳歯が生え始め、母犬が授乳を嫌がるようになってきます。したがってこの頃が離乳食の開始時期となるわけです。
④離乳について
 離乳食の最初の頃はチョビワンなどを犬用ミルクでふやかしたものなどを与えますが、母乳も飲んでいますのでそれほどは食べないかもしれません。少しずつ与える量を増やし、内容もドライフードをふやかしたものに変えて行きます。
⑤里親探しについて
 ある程度育って、無事に育ちそうだと思えたら、なるべく早めに里親を探しましょう。近所で育ててもらえる人がいればベストですが、そうでない場合はペットショップや動物病院などに張り紙をさせてもらって探すか、インターネットの里親募集に出してみるなどすると探しやすいと思われます。
 良い里親さんが見つかればいいのですが、そうでない場合、仔犬たちは憐れな末路をたどる場合もあります。最初のうちは可愛がっていても何らかの事情で飼えなくなって保健所に渡されてしまうかもしれませんし、ノーリードで散歩させられて交通事故にあうかもしれません。極端な例では虐待するために飼いはじめる場合もあるでしょう。そういった危険性を考えて、十分見極めたうえで里子に出したいと思います。
2ただでさえ余っている犬がいるのに何故繁殖するのか
 動物愛護団体の人や、もしくはそれに近い考えを持った人はこうした理由で繁殖に反対する人も多いです。そうして増やした仔犬を飼う余裕があるのなら、かわいそうな保護犬の命を救ってやってくださいと言うことです。
 しごく尤もですが、別にもう一頭どうしても飼いたいと考えているわけではありません。極端な話、どんなに可愛い犬がいても別に新しく犬を飼いたいわけではありません。あくまでも今飼っている犬の仔犬が欲しいだけです。
 すると、こうした人たちは言います。
 「犬は子どもを生みたいなんていっていない。繁殖するのは人間の勝手な思い込みだ。」と。
 ある人はいいます。確かに生みたいとも言っていないが生みたくないとも言っていない。と。こうした冗談めいたやり取りはたくさんです。
 犬をはじめ、全ての生き物は子孫繁栄のために子どもを作ろうとする本能があります。その本能を抑えるのは難しいことではありませんが、種の保存のための本能を持つということは、言葉が無いから表せないだけで、十分生みたいと言う意思を持っているといえるのではないでしょうか。
 閑話休題
 もし今の犬が死んで、次に犬を飼おうと言う事態に直面したなら、保健所や保護団体からの引取りと言う手段は十分に検討の価値のあるものだと思います。ただ、余っている(保健所に渡された犬は基本的に即日処分なので、放浪犬として保護された犬、捨て犬など)のは殆どが雑種、老犬、権勢症候群の犬などで、自分のライフスタイルに合った犬種を探すことはできません。保護団体で訓練してから引き渡される場合でも、何らかのトラウマから、分離不安等の問題を抱えている場合が多いです。純血種で、正しい知識を持って交配された犬なら、大きさ、性質などがある程度の見当がつきます。したがって、純血種の犬を飼おうと思う人が多いのではないでしょうか。そうした選択肢を選んだ人は、今度はその犬をどこで手に入れるかを考え始めます。普通の人は真っ先にペットショップで安易に買うことでしょう。少し知識を持った人ならブリーダーで購入することを考えるでしょう。もっと知識を持った人は本当の意味でのブリーダーを探すでしょう。ショーや展覧会、競技会に出陳したいと考える人は、それに相応しい血統の犬を探すでしょう。そうしたことは百も承知でも、金儲け主義のショップやブリーダーに抵抗を感じている人はどうするでしょう?愛情を持って育てられた自家繁殖犬を選ぶことはないでしょうか?金儲け主義ではない本当の意味でのブリーダーを探せた人は本当にラッキーだと言わざるを得ません。そのぐらい希少価値があると思うのですがいかがでしょうか?悪徳業者でまともに社会化もされていない犬こそが問題犬として保健所を賑わせているのではないでしょうか。
(1)日本での処分犬の現状
 現在保健所で一年間に処分されている犬の数は40万頭とも60万頭とも言われています。それらの犬の殆どは、無責任な飼い主が保健所に持ち込む数です。迷い犬の保護数よりも持ち込み犬の方が多いかもしれません。これらの犬は必ずしも問題犬とは限らず、ただ飽きたからとか、引っ越すからといった理由で簡単に殺されています。これを犬が余っていると言うのと結び付けるのはあまりにも無理があります。まずは飼い主のモラルこそが問題でしょう。こうした人への啓発活動は恐らくは無理です。もともと生命を軽んじる人なのですから、何を言っても聞く耳なんて持ちません。できることなら、持ち込んだ人は今後犬を飼えなくするとかの法律を作りたいですね。もちろん捨てるとか、自分で処分するとかはもってのほかで、高額な罰金刑が科せられるようにしたらきっとそういう人は減るでしょうね。どちらも無理な話ですが。
(2)動物愛護団体の活動
 愛護団体で懸命に活動されている方々には頭が下がります。まったくのボランティアでとんでもない多くの活動をしています。
 ただ、私は聞きたいですね。何故、小さな団体が連合して大きな団体として運動しないのか、と。結局、小さな考え方の相違などで分裂しているのでしょうが、殆どの団体が大同小異で、一般人から見たら差異がわかりません。例えば大きな一つのまとまりだとしたら、寄付金だって集めやすいでしょうに、現状では募金したくても、何処にするのがいいのかなんてわかりません。結局潜在的な財源を活用できないのは恐らくは小さな個人のエゴのせいでしょう。小さなこだわりは捨てて、大きな愛で活動できないものでしょうか。
3スタンダードに対する認識が不足している
 スタンダードと言う言葉に抵抗を感じる人もかなりいるのではないでしょうか。この言葉には没個性な響きがあります。しかし、これは純血種にとってはとても大事なものです。なぜなら、スタンダード、つまりは目標となる姿があるからこそ、純血種は発展して、また、良い特性を固定していけるのです。繁殖をするものは常にスタンダードを目指さなければなりません。スタンダードであるということは、健康で性格にも問題のない良い犬であると言うことだからです。
(1)純血種とは何か
 そもそも純血種とは何か、ですが、良好な性質があると人間が認めた能力を持つ犬で、その性質を固定するために長年にわたり人為的に外見、性質を固定された犬のことです。例えばここに一頭の雑種犬がいるとします。その外見はとても愛くるしく人の心を惹きつけ、その能力たるや何をさせてもどの犬種にも劣らない。また体質も頑健であるという犬です。この犬の飼い主は思います。これと同じ犬がたくさんできたら間違いなく世の役に立つだろう。世界の人々から愛されるだろう、と。そこでこの飼い主は同じ犬を作る努力を始めます。この犬にどんな相手を探して繁殖しても、同じ両親から生ませた子犬をとっても、どれ一つとして同じような犬はできません。そこで近親交配を行います。例えばその犬と他の犬の間にできた雌犬に交配させます。また、同腹の兄弟犬にもかけてみます。すると、中には障害をもったような犬も出るでしょうが、少し似た犬が出てきました。今度は少し似ている他の純血種も掛け合わせて見ました。そうしたことを繰り返していくうちに少しずつ、目標に近づいていきます。この目標こそがスタンダードであり、こうして固定化した犬が純血種といわれる犬なのです。気が遠くなるような長い年月をかけて、人為的に作られた、いわばブランド品なわけです。固定化されて日が浅い犬種は、いまだに先祖がえりした犬を生んでしまうことがあります。そうした犬は淘汰(単に繁殖に使ってはいけないと言う意味です。一応念のため。)していかないといけないわけです。
(2)標準書が設定されている理由
 前記のような犬を作る目標を示したものが標準書です。年月が経つうちに、おおもとの犬の目標がだんだんずれていってしまうことを防ぐ目的で作られていますが、詳しく読んでいくと、一部の形成術関連(断尾や断耳)を除いては健全な犬を作るためのものであることがわかってきます。
 例えば歯のかみ合わせ等も、その犬種に見合った力強い噛み合わせができるような形態を指定しています。飛節の角度なども、正しい骨格形成の見本のようなものですし、被毛の色なども、退色因子などが発生して体質が弱くならないようにするためであったりします。詳しくは自分の愛する犬の標準書をよく読んで研究してみてください。
(3)素人ブリーディングのはらむ危険性
 まったく標準書どおりの犬なんてほとんどいません。いればまずチャンピオンでしょう。しかし、近い犬はそれなりにいますし、足らない部分を補っていくブリーディングで改善する試みを重ねられていきます。こうしたことは様々なラインブリードやインブリード、時にはアウトブリードされてひたすらに続いていきます。大きな欠点をはらんでいる犬を繁殖に使用すると、その子どもの代はうまくごまかせても、次の代以降で再度発現してしまう可能性があります。
①先天性障害の発生確率
 有名なものではHD(股関節形成不全)やED(肘関節形成不全)がありますが、他にも先天性網膜萎縮症、口蓋裂、ヘルニアなどがあります。小型犬である柴犬には比較的HDやEDは少ないのですが、皆無ではありませんので、そうした個体は繁殖に用いるべきでは有りません。その他、先にあげたような仔犬が生まれた場合、同じ組み合わせの交配は避けるべきです。どちら側からの遺伝因子によるものなのかを見極めることができるなら、そちらは繁殖に使うべきではないと思います。
②色素異常などの発生
 カラーバリエーションの豊富なダックス等ではかなり研究が進んでいますが、柴犬に関してはまだあまり進んでいるとは思えません。例えば白柴犬の発生についてとか、胡麻毛の発生についてなどは未だに判然としたことは言えない状況です。しかし、白柴犬のような色素の薄い犬は、その代では問題が無くとも、子孫には様々な体質的欠陥が現れる恐れがあるため繁殖には用いないようにすることとなっています。また、黒柴犬と黒柴犬をかける事もミスカラーを招く恐れがあるため避けるべきだとされています。
 スタンダードの定義としても色の濃いものをよしとしています。元々色の濃いものほど健康で丈夫とされていますので、これもまた尤もなことです。こうして、色素が薄れていかないように、またミスカラーを出さないようにしていくことが繁殖者としての義務だと思います。


 大まかに話を続けてまいりました。たいした知識も無いのにここまで書いてきたわけですが、つまらない話に長々とお付き合いいただきありがとうございます。
 ここに書いた内容だけでは、知識としてはまったく不十分だと思います。繁殖を考える者は不断の努力と、献身的な愛情を持って勉強を続けていかなければなりません。当然、ドッグショーや展覧会などを見に行き、または出陳して様々な経験をつみ、仔犬の飼い主になる人へ正確なアドバイスができるようにならなければなりません。
 そのためには躾や訓練に関する知識も得なければならないでしょう。
 最後に、現在のショーや展覧会は、外見に重きを置きすぎていて、本来最も大切にしなければならない性質、性格の部分を軽んじている気がしてなりません。私自身の意見としては、多少外見が標準から外れていたとしても、良好な性質を持った健康な犬であれば繁殖に用いてもかまわないと思っています。その「多少」のニュアンスが微妙な部分なのですが・・・・。
転載終了


ネオ引き出し時詳細コチラ★★★

ネオ詳細                   コチラ★★★



最後までお付き合いありがとうございましたらぶ②

ブログランキングに参加しています。
応援ポチヨロシクお願いしますWハート

にほんブログ村 犬ブログ ミニピンへ
にほんブログ村



きらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーん
収益の全てを動物保護団体様、個人ボランティア様に寄付させていただくためLINEスタンプ作製いたしました。
皆様の温かいご支援、ご協力ヨロシクお願いします。

以下のURLからスタンプが購入できます。
http://line.me/S/sticker/1120229

*支援させていただく保護団体様、個人ボランティア様はこちらで決めさせていただきます。
きらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーんきらーん