
人が進化する過程において、守・破・離という3つの段階があります。
まずは「守」。
先人が築き上げたものをひたすら守る。
そしてそこから原理原則を導きだすのですが、これが難しい。
ほとんどの人はここで時間をかけ、そのまま諦めるか終わるか。
一方で、いきなり原理原則を導きだし、次のステップである「破」へと行く人もいます。
ウェイン・ショーターはとても優秀でした。
守ることに関して言えば、これほど優秀な人はいません。
僧侶のように石の上にも3年どころか、深く掘り下げることに長い時間を費やしました。
その結果、表現の原理原則を見つけます。
おそらくだれよりも深いところで。
そして、原理原則を知った上で「破」をした最初の作品がこの『Super Nova』です。
ここが、現在まで進化し続けるウェイン・ショーターの出発点とも言えるでしょう。