
90年代、アメリカのヒップホップ界を席巻した2大レーベルのひとつ、Death Row Record の設立者・プロデューサーとして、Snoop Dog、2 Pac といったヒットメイカーを発掘した Dr.Dre。
そして、John Lennon、Bruce Springsteen のエンジニアとして活躍した後、Interscope Geffen A&M の共同設立者として現在でも活躍している Jimmy Iovine。
このアメリカ音楽界の大物二人組が、南カリフォルニア大学に70億もの資金を投じて、アートからIT、ビジネスまで総合的に活躍するエリートを育成するコースを開設するというニュースが報じられました。
音楽家が世界を担うエリートを育成するために投資をする、これはすごいことですよ。
何がすごいのかというと、普通ミュージシャンであれば音楽の世界のことは考えても、国のことや世界のことまでは考えません。
考えたとしても音楽を通して変えていこうというぐらい。
でも、彼らはこういったエリート起業家を育成し、彼らが世界を変えることによって、結果音楽界にも好影響をもたらすという発想。
内から外へという発想ではなく、枠組みをまず変える力を持ちさえすれば、自ずとその内側にあるものは変わっていくというものです。
こんなこと教育者じゃなくても、できるやつがやれば良い。
うん、とても可能性を感じます。
また、日本でエリート教育というと、詰め込み型の不健康なイメージがありますし、横並びが好きな日本人には嫌悪感さえあるかもしれません。
しかし、アメリカではエリートを教育しなければ国が滅びてしまう、とまではいかないかもしれませんが、エリートにこの国は支えられているというのを知っています。
だから、出る杭を打ったりはしません。
日本もスポーツ界を始め多くのエリートが育っていますが、さらに多くのエリートを育てるとともに、そのエリートを誇らしく思える国民性を持てたら、日本の将来に可能性が見えてくるのかも知れません。
それにしても、このコースから将来どんな起業家が現れるのか、今から楽しみですね。