「あきちゃん、キスをしよう!!させてくれ!」
「へっ?」
「ブフーッ」
そう
探偵事務所に現れた今日の依頼人は、あろうことか、オレの相棒だった。
「おいフィリップ!!おっお前っ…」
オレは冒頭で吹き出してしまったコーヒーに足をとられながら、
ソファーで見つめ合う亜樹子とフィリップの元に駆け寄る。
「翔太郎、君は゛キス゛というものを知っているかい?
昨日、照井竜とリリィ白銀が行った行為に付いて検索してみたんだ。どうもこれは古来より他者への愛情表現として、自分の唇を相手側の頬、額、唇、手の甲などに重ねる事を言うらしい。日本語では接吻だ。」
亜樹子は突然の依頼(?)にすっかり呆けて、まさに鳩が豆鉄砲食らった顔。
そういうオレも、何て切り返せば良いのか解らない…
おかげでフィリップにキスに関する一通りの説明をさせてしまった。
「リリィ白銀が照井竜にキスをしたのも好意から出る行動と推測出来る。好意なら僕もあきちゃんに対して少なからず持っている。さあ、そういうわけであきちゃん。」
「ちょ…好意て…」
何てやつだフィリップ…
プ…プチ告白か!?
流石に我に返った亜樹子は、どこからともなく緑のスリッパを取りだし(表面には何の箔押しもされていない)、
乾いた良い音が事務所に響く…
但し被害を被ったのは、
「何でオレなんだよ!?」
「うるさいっ//」
と吐き捨て、どこかへ行ってしまった。
最近の亜樹子は解らん('A`;)
「ふむ…良く解らないが…あきちゃんが駄目というなら…、翔太郎、僕にキスさせてくれ。」
「…」
こいつは最初から良くわからん。
「ひとえにキスと言っても、フレンチ、ディープ、ライト、ファーストなど、色々種類があるらしい。翔太郎、どれにするかい?」
最後のはちょっと違うと思う。
「あのなぁフィリップ!!キ…キスって言うのはだなぁ…その…なんだ…行為自体より…そう!大事な人!とやる事が…た、大切なんだぞ!!」
「大丈夫!その条件ならクリアしている」
「www」
「そうか、ツインマキシマムの影響で体が不自由なのか。任せて翔太郎、手順なら検索した通りにやってみせよう。」
手順?
もう駄目だ…
この状況をハードボイルドに解決出来る術、皆無。
おやっさああああん
「あんたらいい加減にぃー」
いつの間にか背後に亜樹子、両手でまさかの巨大なスリッパを支えている(ジョーカービッグスリッパーの金の箔押し)。
「しぃやー!!」
スパン。
「この威力…これはあきちゃんのマキシマムドライブ…かな」
「オイィ…オレはケガ人だぞ…」
ジョーカービッグスリッパーって、ディケイドドッジに続くガンバライドのネタ技って聞きました
ガチですかねww?
それにしても勢いで書いてしまった…orz
まさに腐の遺産
タイトルはもちろんプリキュアですが