生きて行くのは楽しいことも沢山あるけど、辛いこと悲しいことも
沢山あります。戦争をくぐる抜けてきたお年寄りにはそれはもう
私達には計り知れない苦しさも体験されてきました。
母の大親友97歳のおばさんは2~3年前から会うたびに
「もう十分生きた。今幸せだ、もう死にたい、早くあの世に行きたい。
それでも死ねんのよね~」
と言っておられました。体が弱ってくるとしんどいんだろうなぁ~
と悲しい気持ちでしたが、それでも親孝行な息子がいながらも
一番話しやすい91歳の私の母を頼りにして
一人暮らしを頑張っておられました。
6月の終わりに腸閉塞で入院、少しずつ回復しておられましたが
末期のすい臓がんが分かり、余命3か月の宣告![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog.so-net.ne.jp%2F_images_e%2F143.gif)
緩和ケアのある病院に転院されたので、母とお見舞いに行ってきました。
少し弱っておられましたが、顔を見るなり会いたかった、嬉しいと
涙を流して喜んでくれました。
母には「あなたにはどれだけお世話になったかわからない」
何度も何度も有難うと~私も小さな時から良く知っているので
有難う!有難う!!と何度も手を握って感謝の言葉を言われました。
今回は自分の余命もわかっているのでか、「我が人生に悔いなし」と、、、、
その顔は穏やかで優しくて、涙が溢れました。
見の回りもすべてきちんと整理されて本当に素晴らしい
手本にしたいお年寄りです。
帰り道、感動で胸が熱くなり母も大親友に会えるのも最後かもと
思うと何とも言えない寂しさが、、、、
人の命は永遠でないのはわかっていてももうすぐこの世からいなくなると
思うと何ともせつない悲しい気持ちになります。
母と最後のお家をプレゼントしようと、、、
念のため息子さんにそのことを話すととても喜んで下さって
それでは母の好きな緑の竹を描いて欲しいと~間に合うかしら?
久しぶりに焼成したら窯の温度が中々上がらなくてハラハラ、ドキドキ
やっと緑の竹が完成!おばさんの最後のお家が出来上がりました。
今の状態で見せてあげることは出来ないけど、きっと喜んで下さると
思います。優しくて思いやりのあるおばさんに
有難うの感謝の気持ちを込めて~



