ベンツR500です。
パノラミックスライディングルーフの修理依頼です。
ルーフのスイッチを入れてもモーターが空回りしているだけで、
まったく動きません。
内側のシェードも動きません。

ベンツの中でも普通のスライディングルーフは標準装備ではないかと
思うくらい有りますが、パノラミックは希少車と言えるくらい
装備している車は少ないです。
ディーラーさんでも殆んど修理依頼が無いようです。
仲間内の業者さんでもパノラミックの修理経験はありませんでした。

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マニュアルを確認すると、普通のスライディングルーフに比べて、
構造が複雑に出来ているように思います。

フロントルームランプカバーを外すと駆動モーターがありましたので、
取りあえず外してみました。
マニュアルではルーフ動作に2個のモーター、シェード(日よけ)に
1個のモーターを使用してます。
取り外したモーターはルーフ用になります。
金色のパイプは駆動ケーブルのガイドパイプになります。
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このパイプの丸くカットしてある部分(画像中央部分)に
モーターのギアが入ります。
画像が鮮明ではないので解りにくいですが、
この丸い部分の下側の黒く写ってる物がケーブルです。
ケーブルは穴の上下にあり、1本はルーフを開ける、
もう1本はルーフを閉める為です。
このケーブルはモーターのギアに噛むようにギアードケーブルの
ようになっています。
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イメージ 4

画像では解りにくいですが、ケーブルのギアはモーターのギアに
噛み合わせられるような状態ではなく、ただのワイヤー状態です。
これではモーターが空回りするはずです。
と言ってケーブルを交換すれば済む訳ではありません。
天井のライニングを外して手動でも抵抗なくルーフの開閉が出来るか
レールにはプラスチックの部品も使用されてますのでルーフのレールを
全て点検する必要があります。

部品も高いですね~。
ルーフはケーブルで動作させていますが、そのケーブルだけでも
2本セットで2万円弱します。
ガイドパイプはルーフレールASSYなので約20万円です。
工賃を含めると、かなりの高額になります。
作業も大掛かりなので仕方がないのですが。

殆んどの方はルーフは滅多に開けないからとの事で修理されない
場合が多いと思いますが、今回はお金が掛かっても修理してとの
依頼ですので、このまま作業を進めます。

取りあえず、部品の在庫を確認したら、ケーブルは国内在庫なし、
ドイツ本国に在庫ありとの事でしたので、注文だけしました。

この作業の続きは後日記載させて頂きますので
ご了承下さい。