従来のまどマギファンは勿論、ほのぼの魔法少女物だと思ったら、アウトレイジビヨンドよりも残虐な場面も存在し、親子連れや孫と一緒に映画を観に来たご老人がショックを受けてしまった劇場版魔法少女まどか☆マギカは、43スクリーンしか上映されていなかったにもかかわらず、深夜アニメ発のアニメお約束の一極集中型の動員力を見せつけ、週間ランキングで7位に入りました。知名度を考えると本当に大健闘だと思いますが、気になるのは他の作品との最初の週の興行成績ですね。ちなみに主題歌のルミナスは、デイリーチャート5位に入りました。これはコネクトよりもヒットする可能性がありますよ。





主なアニメ映画第1週成績

  初動興収   動員数   館数 前売り  客単価
512,180,200円 354,852人 120館 1300円 1443円 エヴァ破


316,310,450円 237,817人 137館 1300円 1330円 けいおん!


200,000,000円 160,000人 *90館 1300円 1250円 銀魂


190,892,600円 134,759人 *88館 1300円 1416円 00


145,033,744円 109,795人 *90館 1300円 1320円 鋼 ミロス


117,803,100円 *81,772人 *38館 1300円 1440円 マクロスF恋飛


*89,010,100円 *60,306人 *24館 1500円 1475円 ハルヒ消失


*61,292,300円 *39,863人 *19館 1500円 1537円 なのは


*52,401,450円 *34,782人 *22館 1500円 1506円 BASARA


*39,373,500円 *27,570人 *29館 1300円 1428円 ネギま&ハヤテ


*37,699,500円 *24,407人 *12館 1500円 1544円 FateUBW


*27,840,000円 *18,000人 *28館 1500円 1546円 グレン 螺巌篇


*21,896,600円 *14,289人 *10館 1500円 1532円 そらのおとしもの


*17,770,400円 *12,805人 *15館 1200円 1387円 東のエデンII





50スクリーン以下アニメ映画の興行成績

    興行収入 館数
① 1億3856万 *43 魔法少女まどか☆マギカ[前編]


② 1億1228万 *50 魔法少女リリカルなのは 2nd A's


③ 1億1178万 *38 劇場版マクロスF 後編


④ *億8901万 *24 涼宮ハルヒの消失


⑤ *億8815万 *30 劇場版マクロスF 前編


⑦ *億5915万 *19 魔法少女リリカルなのは 1st


⑧ *億5815万 *32 戦国BASARA 


⑫ *億4043万 *18 劇場版ストライクウィッチーズ


⑬ *億3910万 *30 図書館戦争


⑭ *億3598万 *12 Fate/Stay Night: UBW 


⑯ *億3203万 *24 劇場版 BLOOD-C




 アニメ映画の興行収入は、上映スクリーン数の多い子供向け作品の方が当然興行収入は多くなります。しかし、1人あたりの売り上げを考えると深夜アニメ作品の方がダントツにいいのです。それでもエヴァは別格で、初週の2日間で5億円を超えているのですから、流石の一言です。11月17日からのQではどうなるのでしょうか?深夜アニメ発の作品に目を転じて見ますと、やっぱりけいおん!の凄さが目に付きます。全国47都道府県にて劇場公開され、入場者数は23万人を超えました。これは一般ファンまで巻き込んだと言えるのですが、ビジネス的にはトントンって感じがします。




 一方でまどマギは43スクリーンしか上映しておらず、入場人員9万人を超え興行収入は1億3000万円という驚異的な数字を残しました。今年同じ魔法少女アニメで劇場版の第2弾が公開された魔法少女リリカルなのはと比較して、スクリーン数はなのはの方が多いのですが、興行成績はまどかが上だという結果が残りました。画を観て足を踏み入れた一般ファンの差だと思いますが、一般ファンをいかに取り込めるかがやっぱり大切なんだと再認識した結果でした。