放送開始から1年が経過しても人気が落ちる事無く、未だに話題が尽きる事がない魔法少女まどか☆マギカ。劇場版が発表され一体どんな展開になるのか?コミケ81のアニプレックスブースでにて発売された、まどマギキャラのグッズセットを購入した人の特典だったトークCDには、悠木碧さん・斎藤千和さん・加藤英美里さんが、映画に向けた期待を話していました。例えばマミさんがマミられたシーンを全部観たいとか、バトルシーンが大画面で観られるのは嬉しいなど期待を述べていました。千和さんは新宿のアニメイトに掲載されたポスターを何度も見たそうです。やっぱり、皆に愛されている作品だからというのが3人の共通した意見でした。



 では、劇場公開されるに当たり最初の2本は、全12話のストーリーを再アフレコしてアニメの内容を再びスクリーンで上映する事になり、3本目は完全新作になります。折角劇場公開するわけですから、アニメの内容を普通に半分に分けても面白くない。だから、どんな風な展開になるのか予想してみました。私が予想するのは、魔法少女の真実を知るほむらの視点を中心に描くのが面白いと思います。どうしてそういう事が可能かと言いますと、アニメ化された当時は視聴者には知識がありませんでしたが、今は皆ほむらの目的を知っているからです。



 最初、ほむらは悪者もしくは何を目的にしているかわかりませんでした。しかし、全部視聴した後なら彼女がどんな風に思っていたのか知りたいと思いました。例えば、マミさんと関係が悪化した時どういう事を考えていたのか?さやかが契約しそうになっている状況で、どうやったらまどかをQBと接触させないかなど、千和さんのナレーションで観てみたいです。また、マミさんもマミられるまでの心境も入れて欲しい。そうする事で、同じ内容でも全然違う作品になると思うのです。まどマギはストーリーだけでなく、キャラクターの個性が非常に強いので、キャラクターの心情を表現したらもっと面白くなると思います。


 

 

 一方、QBの視点で観るのも面白い。第6話の「わけがわからないよ。」までは、普通のマスコットキャラと遜色なかったキャラが、腹の中ではどんな事を考えていたのか?ほむらについての分析やまどかへの勧誘の方法など、非常に興味深いです。まとめるなら、既存ファンにはちょっとした新しいサービスを入れる。全く新しいファンには、まどマギの魅力を劇場の大画面でどう表現するかを考える。劇場版作品は、一般人でまどマギに興味を持ってもらえる絶好のチャンスですから、最初の2本は本当に重要だと思います。



 3本目は完全新作となるそうですが、一体どういう設定になるのか全くわかりません。「虚淵さんは、私達の斜め上を行ってますけど、まどかもちゃんと出てきますよ。だってまどか☆マギカなのですから。」特典CDで3人の声優さんが語っていました。魔獣編だとまどかは概念になっていますし、さやかは既に消滅しています。2人をちゃんと出すにはどうすればいいのか?そう考えると、ほむらの新しい時間軸のストーリーが一番可能性が高いでしょう。まどかは真打だからここぞという場面で復活するというのが、一番いい展開では無いでしょうか?



 続いて興行面ですが、けいおん!の上映館数は137館でした。まどマギは人気・知名度共にけいおん!並と考えると同等の上映館数になると思います。まどマギ展に足を運びましたが、カップルや家族連れが非常に目立ちました。ヲタだけではない一般層にも浸透しつつあるのかなと実感しました。これならけいおん!並みの規模上映もあるでしょう。どんどんメジャーになるのは嬉しいですが、否定する意見も出てくるでしょう。果たして劇場版まどマギはどんな作品になるのか楽しみですね。