一昨年、劇場で公開された「『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』のテレビ版が、今夜日本テレビ金曜ロードショーにて放送されました。私は劇場に行きましたので、内容は知っていましたし、95年のアニメ版も観ていた人間なので、懐かしさも感じましたし、マリや新しいエヴァの存在は、21世紀のヱヴァンゲリヲンだと思いました。この作品が何故オワコンと呼ばれないのか考えてみると、未だに心惹かれる面白さと斬新さにあると思います。1度見たら良いやって感じではなく、違った見方をするとまた新しい感じを得る事が出来る。








 今回もキャラクターの違う視点で観ると、また違った感じがしました。例えば主人公のシンジではなく、レイやアスカの視点で観ると面白いですし、ゲンドウの視点もいいですね。加地さんも面白いキャラクターですから、彼の視点も良いですね。古臭いリメイクではなく、観ている側に新しさを提供しつつ良い部分を残す、エヴァの醍醐味を感じさせてくれました。私個人としては、テレビ版も観てほしいです。95年当時のアニメ界は、子どもアニメ中心だったのですが、この作品の登場が、ガンダム以来のムーブメントと現在のアニメの基礎を築いたと思うはずですよ。勿論、作品自体としても楽しめますけど。








 ヱヴァンゲリヲン新劇場版は、2007年序、2009年破と公開され、4部構成で公開される内の2作品が発表されました。そして気になるのが、次の作品となる『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』ですよね。金曜ロードショーのラストで何か発表があるのではないかと思い観ていると、ついに公開日時が発表されました。独眼竜のアスカも気になりますけど、やっぱり公開日時が来年2012年秋と決定して、エヴァファンは狂喜乱舞状態になりました。とにかくこの作品は、謎と人間ドラマのバランスが素晴らしく、私もそれが最大の魅力だと思っています。








 シンジ君の前には新しいキャラクター(カヲル君かな?)が登場するみたいですし、大ピンチから一体どんな展開になるのか?やっぱり劇場で公開されて大スクリーンで観て、ああこういう作品だったかと思って、何度も考えたり思いにふけるのがいいのですよ。それまでに沢山のエヴァワールドに触れるのも良いと思います。ゲームもありますし、先ほど勧めたアニメ版や97年に公開された劇場版でも良いです。古臭くない、それでいて魅力を最大限に引き出している至極の名作を満喫しましょう。