暁美ほむらの心情を中心に振り返る企画記事ですが、キャラクターの行動を追って行くといろいろ新しい事に気付かされます。それがこの作品の面白い所であり、凄い所なのです。何度も見直すってこんなにも面白いのかと驚かされるばかり。かなり妄想も入ってますけれど、個人的には新しい形の考察記事って感じがしています。今回は第5話~第8話までの内容です。


第5話「後悔なんて、あるわけない」

 美樹さやかが契約してしまった。これはある程度想定していたけど、まどかの性格を考えると絶対に関わってくるはずだわ。それに巴マミが死んだ今、佐倉杏子の介入もある訳だから、美樹さやかの実力を考えれば危機に陥り、まどかの契約を誘発する可能性も十分に考えられるわね。まどかは、私に美樹さやかと仲良くして欲しいって頼んだけど、最善の道を考えると、ここはクールに徹するべきだと思うわ。(暁美ほむらダイアリー)



 さやかちゃんが、キュゥべえと契約して魔法少女になりました。私はマミさんの殺され方を見て怖くて、契約なんて出来ないと思ったけど、さやかちゃんは上條くんの為に契約した事を知り、魔女と戦う正義の味方になって欲しいなって思いました。だけど気になるのは、どうしてほむらちゃんが仲良く出来ないのか。口調は厳しいけど私をとても心配してくれるのに、さやかちゃんとは仲良くしようとしないの。早く仲良くなって欲しいな。(鹿目まどかダイアリー)



第6話「こんなの絶対おかしいよ」

 ワルプルギスの夜がやってくる日が迫ってきているわね。佐倉杏子は、この街の任せると言ったら乗り気になってくれた。これで味方になって戦ってくれるはずだから、綿密な作戦を組み立てる必要があるわ。だけど、問題は美樹さやか!まどかが戦いを止めようとして、ソウルジェムを投げ捨てて真実を知ってしまった。あいつは相変わらず酷いなんてものじゃない事を告げるけど、このまま行くとまた始末しなければならない。まどかを悲しませない為にも。(暁美ほむらダイアリー)



 あたしは自分の願いが家族を破滅させてから、自分のためだけに魔法を使って来た。マミが死んだ今、さやかっていう新入りが惚れた男の為に魔法少女になって、正義の味方気取りであたしにつっかかって来たから、ぶちのめしてやろうと思った。けど、魔法少女がゾンビと同じだと知って、あいつも間違いを犯して契約しちまった事を教えて、自分の為に生きろって教えてやらないとならないな。そうじゃなきゃあたしらただの馬鹿だぜ。(佐倉杏子ダイアリー)



第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」

 まどかに「どうしてそんなに冷たいの?」って言われた。私はあなたを救う為に何度も同じ時を繰り返している。もうこれ以上自分に負けない為にクールに接しているのよ。一時の情に流されたら、本当の意味であなたを救う事が出来ないわ。ただ美樹さやかが上條恭介との恋が、実らないと知った時絶望に打ちひしがれ、いつ魔女かしてもおかしくない。だから早く手を打たないと、契約させてしまうから絶対にそれだけはあってはならない。(暁美ほむらダイアリー)



 

 さやかさんが、上條くんの事を好きな事は、様子を見ていればわかりますわ。だけど私は、自分の本当の気持ちに向きあって打ち明けましたの。さやかさんには、1日の猶予を与えてどういう結論を出すのか?かなり動揺していたのは理解しましたけど、恋は譲れませんわ。たとえ親友を失ったとしても、私は上條くんをずっとお慕いしていたのですから、どんか形になっても自分に正直でいたいですわね。(志筑仁美ダイアリー)



第8話「あたしって、ほんとバカ」

 まどかをこれ以上関わらせない為に、美樹さやかを殺そうとした。でもまどかは必死になって探がしている。このままだとまどかを悲しませてしまう。魔女になってしまう事を教えるのか?それとも早めに始末するのか?ワルプルギスの夜の前にこれ以上問題を放置しておく訳には行かないわね。しかしまどかの事を考えると、私の気持ちを思わず晒してしまう。自分は誰にも頼らないって決めたのに。(暁美ほむらダイアリー)



 あたしは人間じゃない。痛みも感じない、人を愛せない。だから徹底的に魔女を倒す存在にならなければならない。だけど一番大切な親友のまどかに酷い事を言ったり、正義の味方って言いながら仁美に嫉妬してしまった。自分でも駄目だってわかっているけど、どんどんねたみや恨みの気持ちが募っていく。ソウルジェムはその心に比例して、いまやあたしそのもの。やっと自分が魔法少女になった結末がわかった気がする。(美樹さやかダイアリー)