昨日発生した東北関東大震災は、未曾有の被害をもたらしました。特に初めて見る津波の威力は、今までの生活や思い出を一瞬にして消し去ってしまった。家を失い、命を失った方が多くいる中で、東京でも余震が続き正直生きた心地がしなかった昨晩でした。今日も街に出ても在来線があまり走っていないので、人がまばらでお店も臨時休業してい店が多かったです。しかしいつまでも落ち込んでばかりはいられないので、少しでも元気になってもらおうと思い、楽しいことや知りたいことを伝えようと考えました。



 今回は魔法少女まどか☆マギカに出演している主要キャストのインタビュー内容をかいつまんで紹介したいと思います。アニメ雑誌は注目している作品がある時は、何でも買っちゃいますけど、主要3雑誌それぞれにインタビューが掲載されていました。鹿目まどか役悠木碧さん、暁美ほむら役斎藤千和さん、キュゥべえ役加藤英美里さんです。ちなみにコミカライズ版のキュゥべえは、えげつない顔をしているのでそれはそれで面白いですよ。



鹿目まどか役 悠木碧さん

 まどかは自分では戦えない弱い子だと知っているけど、さやかの悲劇を目撃して世界の理不尽さに対して悔しさをもっている。第9話まではラストまでの準備期間で、今後どうなるのか楽しみです。、感情的にもなりやすい作品ということもあって、マミさんがああいうことになってから泣かないことはありません。また女性が共感しやすい部分もあって、自分ならそういう風にしてしまうだろうと思ってしまうこともあって、痛くて響いてしまいます。けどそういう部分がなければ、まどかを表現できないと思っています。



 そういう部分が見て取れるのはさやかですね。みんなのために力を使おうとしたけど、結局は願いの対象となった上條君と憧れのマミさんしか見ていなかった。だから上條君が仁美とくっついてしまって卑屈になったのもすごくリアルな感じがします。今後はまどかとほむらの2人っきりになったけど、誰にでも優しく波風を立てないようにするまどかとずっと友達をして心配しながらちょっと依存している感じのほむらの関係がどうなるのか?最後まで見ていただくと、この作品で言いたかった事が伝わると思いますので、私も身を削って伝えようとがんばります。




暁美ほむら役 斎藤千和さん

 ほむらは弱い部分を持ったまま、強がって隠そうとしているイメージがあります。きっとがんばって冷たく接している。なので、1話~3話ではそういう弱さや強がっている頑張りを見せまいと意識していましたけど、4話以降ちょっとずつ見えるように意識しています。そして頑張っていたけど、第8話で感情が大爆発しましたね。「まってまどか・・・・」と叫びながら泣くのですけど、不器用だからなかなか素直に伝えられない。「助けて」が何があっても言えないけど、その部分が私はすごくいとおしいです。


 

 是非、第10話を見てからもう一度第1話を観てほしいです。そうすると今まで抱いていたものとは全く別の物語に見えるはずです。特に第10話ではほむらのことを見直し、それぞれのキャラクターの見方も変わるはず。それで観てみると騙されていることがわかって、いたたまれなくなるけど、最後までものすごく期待してほしいです。ハードルを最大級に上げてもこの作品はそれを飛び越えていきますから。




キュゥべえ役 加藤英美里さん

 役に決まって、最初はかわいらしくまっすぐな感じでお願いしますと言われ、その通りに演じてきましたけど、お話が進んでキャラクターがわかってくるにつれて、演じるのを悩み始めてきました。正体がわかる回は、マネージャーさんから頑張ってくださいと言われて台本を渡されたぐらいですし。(笑)読んでみて私もびっくりしたのですけど、なんか納得してしまう部分もあって、「どうしえ単一個体の生き死にでそこまで大騒ぎするんだい?」とか、いろいろ考えさせられるセリフもありました。



 しかしそこで動揺して感情を出すわけにはいかないので、心を鬼にして虫を潰すのと同じ感覚で明るく素直にセリフを言いました。ただ悪役だとわかっていても、キュゥべえには自分の使命を果たす目的があるので、決してまどかのことをかわいそうだとか思わずに、自分の中でそういう感情を捨てようと心掛けました。魔法少女のマスコットキャラと悪役を同時に演じられて、個人的には目標を達成できてよかったですね。



 みんなからムカつくと言われても、私にとってはほめ言葉ですし、こういう立ち位置のキャラクターは、すごく新鮮でいつも楽しいです。今後は地球や人類を救う正義の味方として演じているので、そういうキュゥべえの視点から見てみてもおもしろいと思うので、是非見てみてください。皆さんをいらいらさせようかいつも考えていますけどね。(笑)