ヒーローショーじゃなイカ?

 ヒーローショー、ヒーローが勝って怪人が負ける。お姉さんが三文芝居で盛り上げながら、集まって来た子供達(大きなお友達)を応援させようと盛り上げる。お姉さんのギャラはとっぱらいなのか事務所にピンハネされるのかわかりませんが、営業で由比ヶ浜にやって来ました。最初ヒーローの名前が能面ライダーと知り、男だと思っていました。しかし演じているのも女性で、中の人も女性でした。何だかバックボーンがありそうなキャラクターで、初代仮面ライダーを髣髴とさせる重さを感じましたね。



 イカ娘もタケル君に誘われて一緒に観ていると、お姉さんが登場してお約束の「能面ライダー」コールを煽ります。するとこれまたお約束ですが、ショッカーの戦闘員みたいな方々が登場。ノリダーでいうと倉田プロの皆さんですね、わかります。4人しか居ないとかツッコミなどは入らず、後から出てきた能面ライダーがあっさりと撃退。よく観てみると蹴られに行っている気がしてなりません。戦闘員を軽くやっつけるとその後に登場したのは、怪人なのですけど普通は戦闘員と一緒に出てくるのが通常なのです。



 しかし今回は能面ライダーとの一騎打ちとなり、子供達皆がヒロインを応援します。しかしイカが悪役に扱われる事が、イカ娘にとっては屈辱以外の何者でもない。ただよく考えてみると侵略者って人間からみたら悪役ですよ。登場したイカ魔人を大声で応援したのは同類という事でしょうが、イカ娘も侵略者の振る舞いをすればたちまち大ブーイングを浴びせられます。お約束の展開ならば問題ないと思ったイベントを取り仕切る3人組ですが、今回は流石にアドリブが効かずにまさかの10分間の作戦タイムとなりました。



 イカ魔人絶対有利の状況であっても、能面ライダーを倒させるわけにはいかない。タコ魔人投入も考えましたが、タコのきぐるみがないからそれも無理。さあどうしようと迷った時、イカのきぐるみがぱくられました。パクッタのは勿論イカ娘。「ゲーソ!ゲーソ!」の泣き声が、往年のイカの怪人を思い出させます。仮面ライダーのイカデビルやV3のイカファイヤーなんているのですけど、最近ではアマガミにもイカの怪人が出てきましたね。とりあえず取り返そうと思って、能面ライダーが戦いを挑みますがイカ娘もなかなかやります。



 埒が開かない状況になったその時、まさかの乱入者が現れました。声を聞いたら「プリキュアのシャイニールミナスじゃねえか。」そう思った大友の皆さんが多数いらっしゃったようですが、能面ライダー般若が登場。抜群の身体能力は、中の人が千鶴さんだと教えているようなものですよ。まあどこで観ていたのか、何時衣装を作ったのかわかりませんが、あの人結構暇なのですね。千鶴さんのアシストもあって、能面ライダーキックならぬクロスチョップがイカ娘魔人に直撃してやっつけました。そうまるでタッグチームっていうのがピッタリです。