第七学区にて1週間前から続発する連続爆弾テログラビトン事件。犯人は量子変速(シンクロトロン)という能力でぬいぐるみに仕込んだ物質を加速させ爆発させる方法で、次々と爆弾を作り出した。爆発は最初は試し程度だったが、徐々に威力を増しついには警戒するジャッジメントが、立ち寄ったコンビニに仕掛けられた爆弾が爆発。庇った男子生徒が重傷を負ってしまった。事件がエスカレートする現状においてジャッジメント第177支部では、固法美偉の説明で事件の詳細が明らかになった。「場所も時間も関連性が認められず、遺留品をサイコメトリーで調べましたが、以前手掛かりが掴めていません。次の犠牲者を出さない為にも、警備員(アンチスキル)と協力して一層の警戒強化と事件解決を全力を!」場所も関連性が無く、時間もバラバラ。証拠も無い。現状被害を出さないようジャッジメントとアンチスキルが、互いに協力すべきだと主張した美偉。その頃不良達に金を脅し取られた介旅初矢は、憎しみの視線を背中に向けていた。(今回のお話は、美琴が遭遇した暴行シーンが関係しています。やられた初矢は、ジャッジメントに遅いと文句を言っていました。つまりやられる前に何で来ないんだと不満を持っている。先週は伏線だと理解しました。どうやって美琴やジャッジメントが辿り着くのか注目です。)



 翌日美琴は、黒子と一緒に登校していた。夜遅くまでグラビトン事件を調査をしていた黒子は、欠伸をしながら疲れた顔で歩いていた。「大丈夫?余り無理しないでね。」後輩を気遣う美琴の言葉を聞き、また暴走する黒子。しかしいつもの事だと思われスルーされた。一方飾利は授業中涙子からファッションビルへ行こうと誘われた。「ああジャッジメントの仕事があります。今回は事件が事件ですので。」グラビトン事件があるので無理だと断った。「そっかあ残念。」誘いを断られ涙子はふて腐れた。放課後初矢が帰宅しようとした時、不良達が囲みまた金を貸すよう要求した。「こないだの金を返してもらっていない。」1度は拒否したが、暴力を振るわれ無理矢理全額取られてしまった。「ジャッジメントが来る前に行こうぜ。あいつら来るのって事件が起こってからだもんな。楽勝!楽勝!」不良達はジャッジメントが来ない事を知っていた。「何がジャッジメントだ!お前らが無能だからこんな目に遭うんだ。見てろ!」力のない自分がやられるのは、ジャッジメントが来るのが遅いから。敵意をむき出しにして、初矢は復讐をしようと考え始めた。(無利子・無期限・無限というのは、余りにもひどい話。不良達に鉄槌を下せないのが許せない気持ちはわかるけど、それでジャッジメントを狙うのはお門違いかなって思います。)


(続きは後ほど)