黒子と飾利は、風紀委員(ジャッジメント)として、学園都市の治安を守る活動を日夜行っている。小学生時代風紀委員養成所で訓練を受ける飾利と共に、既にジャッジメントになって1年が経過していた黒子も同じ訓練を受けていた。「訓練を受ける為に、ジャッジメントになった訳ではございませんのに。」能力が突出していた黒子。自分で何でも解決出来ると自意識過剰な考えを持っており、詰まらない訓練に愚痴をこぼした。一方飾利は、腕立て伏せも1度も出来ない劣等生で、訓練が終わり養成所の影で疲れ果て息を整えていた。



 そこに黒子が現れ飲み物を差し出した。「やっぱり私みたいのじゃ無理ですかね?ジャッジメントになるの。私トロくって!でもそんな私でもジャッジメントになればと思って志願したのですけど、訓練に全然付いて行けないんです。」黒子は既にジャッジメントになっている。それに比べて自分には、やっぱり無理だと飾利は弱音を吐いた。「己の信念に従い、正しいと思った行動を取るべし。ジャッジメントの心得ですわ。思いを貫き通せば、結果は後から付いて来ますわ。」自分の信念を信じ行動すれば、結果は後から付いて来る。諦めていた劣等性に励ましの言葉を掛けた黒子。これが2人の初めての出会いだった。(とてもいい言葉ですね。正しいと思った行動を取るべし。正義感が強く意志を曲げない。治安を守る人間なら当たり前ですけど、改めて聞くと凄く良いです。今回はジャッジメントとして一歩を踏み出す2人の物語。全く知らない黒子が見られそうですね。)


(続きは後ほど)