暦とひたぎは手作りのお弁当を食べようとしていた時「デートをします。」いきなりひたぎからのデートしよう発言が飛び出した。「何このシチュエーション?よくマンガとかでラブラブなかっぷるにあるイベントだ。」暦にはデートは自分にはありえないイベントだと思っていた。そしてひたぎから箸を差し出され口を開けて食べるように求められる。「うああ怖いんですけど。」暦の心理にはびびっと強烈な圧迫感を感じ、食べなかったら何されるか判らない恐怖が混在していた。しかしそんな考えは杞憂に終わった。食べさせようとしたご飯は、口ではなくほっぺたにくっ付いた。



 その姿を見てしてやったりのひたぎ。完全に心を開き笑顔になっていた。「阿良々木君、ご飯粒が付いているわよ。取ってあげるわ。」誘ってくる目付きで近づき、ごはんつぶを取ってあげたのだが、直ぐにそれはゴミ箱に投げ込まれた。「デートよ!デートしてください?デートしましょう?うーんどうも違うわね。阿良々木君デートしなさい。私は口実を作って先に帰るから、文化祭の準備が終わったら私の家に来なさい。」ひたぎペースに巻き込まれている暦。ひたぎから予定まで決められて、大興奮の2人だけのファーストデートを迎えた。しかしそれが暦にとっての記念すべき初デートになるはずだったが、まさかの人物が登場する事になった。(先週は翼が家族の事でストレスを溜めると拾った猫の怪異に取り付かれ、忍野の教えを実践した暦がゴールデンウィークに解決しました。その続きだと思ったらシャフトやってくれますね全く。2人のデートが素直に終わるはずが無いですが、まさかのラブラブ弁当にはひきました。)