母の日の日曜日自宅の居場所が無く1人マンション前の公園にやって来た暦。そこで道に迷っている八九寺真宵に出会った。最初は気にも留めなかったが、偶然現れたひたぎからお礼がしたいと言われてから、真宵に声を掛けた。露骨に嫌悪示す女の子に対し暦も大人気なく対応してガチで殴ったり険悪なムード。そこにひたぎが現れ、以前住んでいた地区だからと真宵を教えてくれた場所まで送る事を決めた。「まよい牛だろそりゃ。蝸牛(かたつむり)を漢字で書くと牛って入っているでしょ。渦巻きの渦のさんずいを虫へんに変えて牛を付ければ蝸牛。人を酔わせる怪異は沢山居るけど。そのタイプで蝸牛だって言うなら、まよい牛で間違いないでしょ。」怪異のスペシャリスト忍野が、真宵についている怪異が「まよい牛」と呼ばれる惑わすものだと教えた。(まあそういう物語なのですが、ある意味忍野が主役って感じがします。ちゃらんぽらんな格好をしていますが、ガチで知識が豊富だし怪異の特徴も全部掴んでいる。本当に頭が下がります。)



 (続きは後ほど)