①三姉妹のお正月

 平凡だけど楽しい日常を過ごす南家の三姉妹。新年を迎えてしっかり者の高校2年生長女春香。普段は毒舌だが春香の前では、とても礼儀正しい小学5年生の三女千秋。2人は既に晴れ着に着替えて初詣の準備をしていた。「夏奈早く起きなさい。初詣置いていくわよ。」起きて来ない中学2年生の次女夏奈に注意した春香。「今起きる、今起きるから。でも後もう少し。」二度寝

しようとすると、時計は午前8時を指しており慌てて飛び起きた夏奈。馬鹿日本代表と言われるほど天然振りを見て、年が明けても変化ない様子に呆れ顔の2人。



 おそろいの晴れ着を着て屋台が立ち並ぶ神社に到着した3人。「千秋明けましておめでとう。」

声を掛けて来たのは、クラスメイトの内田ユカ。笑いながら大盛り焼きそばや綿アメ持ちながら

お参りではなく、すっかりお祭りと勘違い。「分かる分かるよ内田!」おバカな夏奈は、ユカの行動に同調した。「同レベルだな!」小学生と中学生の行動が同じだとバッサリ切る千秋。その後おみくじを引いた3姉妹。「へえなるほどね。私も引いてこよう!」千秋のくじが「吉」と知り、いい運勢を引こうと意気込むユカ。しかし夏奈から100円借りようと声を掛けた。「なんだもう使ったのか?しょうがない奴だな。」返す気が無さそうなユカに仕方なく貸してあげた。100円借りて引いたくじの結果は大吉。「待ち人来たる。積極的に行動すべし。」恋愛運が好調で、思わぬ成果に

ユカの顔がにやけ、千秋に見せに行った。(本当にまったりしてますね。とりあえず観ただけなんですけど、これがこれが中々面白いです。雰囲気はらき☆すた的で、ネタが本当に日常のありふれた光景だけ。まったりゆっくり楽しめますので、私はとても気に入りました。)



 マンションに戻ってからも大吉と待ち人来たるのおみくじを引いて、1人にやけて笑い続けて喜びを表現したユカ。「内田王子様って空想の存在なんだぞ。何が恋愛だ!金だよ金!」恋愛運は悪く金運がよかった千秋。ふて腐れて横になった。「もう直ぐお前の待ち人が来るんじゃないかな

ここに。」蜜柑を食べながら、おみくじの結果通り待ち人が来ると指摘した夏奈。その言葉を聞いて急にしおらしく正座しはじめたユカ。しかしそんな簡単に待ち人など来るはずなく、愚痴をこぼしはじめた。「いいか内田、今から最初に来た人物が運命の人である。神様が選ぶのだぞ!」最初に南家を訪れた人物こそ、運命の待ち人だと指摘した夏奈。直ぐにチャイムが鳴ってお待ち鐘の来訪者が現れた。(金だよ金って、小学生がそんな事言うのか?流石毒舌小学生恐ろしいわ。FXとか株やってる女性になったらいいのでは?)



 テンパリながら待つユカの前に現れたのは、夏奈のクラスメイト藤岡。「藤岡君は千秋のお気に入りだし、そういえば友情運はよくなかった。」部屋に入るなり、手を引っ張り上に座るほど藤岡がお気に入りの千秋の事を考えと運命の人と思えず困惑したユカ。「そういえば夏奈に金返したのか?」間髪入れずおみくじのお金の事を持ち出した千秋。すると手の平を返したように、応援してた夏奈が返すように要求した。「あっそういえばおみくじのお金出してくれるって言った。」100円を返そうとした瞬間、言い訳して逃げ出そうとしたユカ。結局捕まって100円を渋々返却。おみくじの効果はなかったとがっかりしていた。「世の中金じゃ金じゃ。」藤岡の上で満足そうに金が

全てだと再認識する千秋だった。(世の中金じゃ金じゃ。独舌千秋の真骨頂!やっぱり金は大切ですからね。皆お金が欲しいです。でも小さいネタだけど、笑えるネタだなあと思いました。これ面白いと思いますよアスリードも2期よりは、作品のよさを引き出してますし。)



②カップ焼きそば現象

 「焼きそばが食べたい時とカップ焼きそばが食べたい時は別の時。焼きそばに近いのに勝ってもいないし負けてもいない別の物。このような現象をカップ焼きそば現象と名付けた。これは身の周りに起こっている。」焼きそばとインスタントのカップ焼きそば、似て非なるものを食べたい時は

全く違うと力説した千秋。「分かる分かる!それで例えばどんな時に起こるの?」話を聞いていた

クラスメイトで同姓の南冬馬(一応女子生徒)は共感して、実際どんな事が例えられるのか尋ねた。「例えば私のくまのぬいぐるみ。くまに似ているが決してくまではなく別の物。藤岡という名前まである。」くまのぬいぐるみだと思われるが、違う物で藤岡という名前まであると説明した。



 藤岡に向かって従兄のタケルが、仕事の愚痴をこぼしていた。「あのおじさん話し相手が欲しいんじゃないのか?」ぶつぶつ言っているタケルは、話し相手が欲しいと考えた冬馬。「お前は

さっきを聞いていたんだ?藤岡は話し相手代わりじゃない。話し相手のくまなのだ。カップ焼きそば現象だ!」タケルにとって藤岡は、話し相手のくまのぬいぐるみ。似て非なるカップ焼きそば

現象だと力説した千秋。しかしその違いを冬馬が理解できる訳なく、ほっぺをつねって理解出来ない事にキレた。すると出掛けていた春香と夏奈が帰宅。「新茶があるんですけど、飲みませんか?」お茶を出さない千秋に代わり、春香が新茶のお茶を出した。「あー美味しい。やっぱり新茶はいいねえ。」癒し系の春香が入れた新茶に大満足のタケル。しかしトイレから戻った夏奈から

「おい春香間違ってるぞ。これ古いの入ってる。」筒が新茶のパッケージで、中身は古いお茶だと

知らされた。「春香姉様が入れたお茶は、新茶にも劣らないんだ。」カップ焼きそば現象だと強調した千秋。それには飲み込みなかった冬馬も納得して、2人で「カップ焼きそば現象!」と言いながらツッこんだ夏奈を指さした。(思い込みと似て非なるもののコラボ。それがカップ焼きそば現象です。なかなか面白いねたですね。カップ焼きそばと焼きそばは似ているけど全然違う。春香の入れた古いお茶と普通に入れたお茶も違う。指さす千秋と冬馬が互いに理解して、共闘を結ぶシーンが笑えました。)