大雨の中自宅に入れず、御厨家を訪れた大鉄。子供の頃から仲良くずっと仁を守ろうと考えて来た。そこに「姉」として現れたなぎとの関係を「禁断の愛」と勝手に妄想した。すると姉としてどう考えているか仁に尋ねると、徐々につじつまが合わなくなり危機を感じたなぎ。大鉄を風呂に入らせている間、嘘で誤魔化し都合の良い御厨家での生活を守ろうと考えた。しかしその話を

大鉄は聞いていて、しかもなぎが仁から金をむしりとる「悪い女」だと判断してしまった。



 更に仁が欲しがっていた木の精霊を作る御神木をパクって来るほど、仁の事を考えていた大鉄に対し、神事に利用する御神木をパクった事実が許せないなぎ。強烈なパンチを食らわし、足で踏みつけ怒りをぶつけ、祟りがあると脅しを掛けた。そして眠っていた大鉄は、電気が付かない事に気付き自分に祟りが降りかかったと恐怖を感じ、雨の中神社跡に向かって出て行った。そこで無意識のまま神として振舞うなぎに慰められ、謝罪をする必要は無いと言われた。



 翌朝居なくなり大鉄に抱えられて戻って来たなぎに事情を尋ねた仁。過去にも同様の事があり

事情を知りたいと迫ったが、詮索される事を嫌がったなぎ。大鉄に事情を聞いても、具体的な説明は出来ず内容がわからなかった。結局学校では一方的に敵意をむき出しにする、なぎの態度に理解出来ず悩む仁。なぎの意図が分からず、どんどんと疑心暗鬼に陥る大鉄。ついにはなぎを敵視しはじめ宣戦布告した。そしてなぎも神木をパクった事を自身のの人格では、大鉄を許すはずも無く対立が表面化した。



 「状況を整理するわよ。昨夜大鉄君は、御厨の家に泊まった。その時2人の関係に変化を

及ぼす何かが起きた。なぎ様曰く神が怒るような事で、大鉄君は御厨を渡さないと言っている。」なぎと大鉄の対立を目撃した貴子。昨夜からの状況を整理して説明した。「分かったぞ

大鉄が攻めだ!」仁と大鉄が「出来ている」と言い放った巡。しかもメイド喫茶の一件以来ネットでBLの概念と単語を貴子は理解していた。「何よ秋葉!1人だけ奇麗でいようだなんて。」巡の

カバンに入っている男女用同人誌を抜き取った貴子。「僕は画が上手い作家をチェックするだけなんですよ。」決して見境無く持っている訳ではないと言い訳する巡。「何ですかこれ?凄い画が奇麗!」おもむろに見た女性向け同人誌を奇麗だと評価したつぐみ。しかし絡みのシーンを見ると赤面して「攻めと受け」を理解した。(同人誌って買った事無いんですよ。黒羊って黒執事のパクリですよね。やっぱり攻め役と受け役ってあるんでしょうか?攻撃的なキャラが攻めで、大人しいキャラが受けとかって?その辺は想像ですけど、一般人のつぐみは強烈でしょう。)



 「仁をそういう目で見るのはどうかと思います。」BL対象として仁を見るのを止めて欲しいと苦言を呈したつぐみ。「でもはっきり無いって言い切れる?あの二人の中のよさはかなりのものよ。女の子が苦手な御厨が、憧れや友情をごっちゃにして目覚めちゃうかもよ。」仁と大鉄のBL関係が完全にないと言い切れるか疑問に思う貴子。それでもつぐみはありえない事実だと考えていたが「大鉄は自分に持っていないものを持っている。」という好きな理由を聞いた時のエピソードを思い出し「まさか」の関係をちらっと脳裏に浮かべた。「私仁に直接聞いて来ます。」心当たりがあると思い色めき立つ貴子達を尻目に、誤解を解こうと直接聞くべくつぐみは、仁の元に向かった。(仁の描写が純情ロマンチカになっちゃいましたよ。仁と大鉄のBL本は、もしかしたらこの冬コミに間に合うのか?オタクばっかりの美術部メンバー中々個性的で面白いです特に部長の貴子は、完全目覚めてしまいました。もしかしたら私のブログの読者さん中で、日々カップリングを考えてらっしゃる方は、いらっしゃるのでしょうか?)



 「ちょっとつぐみちゃん本当に聞くの?」慌てて後を追いかけ、真意を確かめた貴子。「そんな聞ける訳無いじゃないですか!なぎさんが怒っているのは、仁と大鉄君がホモカップルなんですか

なんて。」つい大声で言ってしまったつぐみ。こうなったらもう収まりはつかず、当人たちが知らない所で2人は「ホモカップル」だという噂が成立してしまった。翌日からクラスメイト達から、奇異な目で見られ始めた仁。巡のパソコン画面を見て内容を理解!一方の当事者大鉄も何気なく他の男子生徒を見て露骨に拒否され、逆にイケメンの男子生徒から「ラブレター」を貰いショックを受けた。ようやく事情を飲み込んだ大鉄だが、完全に他の生徒から誤解されてしまった。(なぎは神様だと分からないから発生した事件ですよね。勝手な推測が火種となって、仁と大鉄は最悪な目にあってしまった。傍目から見ている方は面白いですけど、自分が誤解されたら本当につらいです。)



 「あー何でこんな事にあたしのせいだ。」不用意な発言が、仁を誤解される事態を招き責任を感じたつぐみ。そこに落ち込んでいる様子を見た女子生徒から「良い所」があると言われ、商店街の中に案内された。「ようこそ悩める子羊さん。どうぞ罪の告白を。」そこにいたのは、罪の告白をして悩みを聞く仕事をしていたざんげちゃん。「別に悩みなんかありません。」恥ずかしそうに

自分に悩みはないと否定したつぐみ。「顔に書いてあります。仁君の事で悩んでいると。」すぐに

嘘を見抜き悩みを聞き出したざんげちゃん。最初は仁が男性と恋愛関係になっていると勘違いしたが、必死につぐみが否定して改めて内容を精査した。「あははははあなたも迂闊ですね。ともかく皆の誤解を解かないといけないですね。仁君が普通に女の子を好きですって事を。つまり

仁君が女の子と付き合えばいいんです。だから私が仁君とお付き合いします。」芸能活動を休んでまで仁と付き合うと断言した。「駄目に決まっているでしょそんなの。大体仁にも選ぶ権利があります。」即答でNOを付きつけたつぐみ。「だったらあなたが付き合います?幼馴染みと私どっちを選ぶでしょうか?」自慢の容姿を見せつけ挑発するざんげちゃん。その容姿を見て仁が断る理由がないとまたも悩みが増えたつぐみだった。(これまた面白い方向に話が進みました。ホモ疑惑を断ち切るには、女の子と付き合えば良いというざんげちゃんの主張。確かに正論なんですけど。どうもつぐみは上手く乗せられた感が否めない。中々の知能犯ですねざんげちゃん。)


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